名車再生!クラシックカー・ディーラーズ
「フォード・マスタング390Gファストバック」BS11 9/10放送
感想
つい先日「ブリット」の再レビューをやったばかりなので気分がアガる。やはりこのクルマは、アメリカでは絶大なる人気。
リビルトエンジンのおかげで心臓部に手を入れる必要がなかったのは幸運。この程度のメンテならエドにとっては楽勝。
塗装も映画と同じ「ダークハイランドグリーン」なら引く手あまただろう。今回のマイクの強気にはびっくり!
そういえば映画で使われたマスタングのオリジナルが最近3億7千万で落札されたとか→コチラ
内容
人々を引き付けるパフォーマンス・カー。世界有数の名車。
アメリカ(カリフォルニア)まで探しに来た。
映画「ブリット」に出て来たフォード・マスタング390Gファストバック。予算は2万ドル。
ネット検索で見つけた。提示25,500ドル。
早速出掛けるマイク。オーナーはラリーさん。
1967年式。オリジナルスペックの「Aコード」
数ケ月前に入手して、自分でレストアしようとしたが時間と金の都合がつかない。V8のリビルトエンジンに乗せ換えている。
試乗に出るマイク。ステアリングに問題あり。手放し運転で左に取られる。ブレーキも甘い。塗装はやり直さなくてはならない。
戻って交渉。2万ドルの提示に渋い顔。交換用のフェンダーも付けると言うので「21,000ドルの現金」「よし、いいだろう」
船便で持ち帰る。自分で持ち込めばその分安くなる。
車を見て喜ぶエド。「職人冥利につきるね・・・」
まずはステアリングから。下周りにサビはない。
パワーシリンダーにオイル漏れあり。勝手に動くのは別原因。
足回りチェック。ボールジョイント緩み又は外れ。
詳細に見るとロアボールジョイントにガタ。ブッシュも緩み。
アーム一式の交換を行う(左が新品)
次はパワステ。パーツ洗浄機にかけ、シールキットの部品に付け替え、黒の塗装を施し組み戻す。
内・外装パーツの入手に向かうマイク。付加価値をつけるのにも細心の注意が必要。計器パネルとレンズも交換。
ホイールは映画と同じ5本スポークを入手。
モロモロで900ドル。
ブレーキのチェックに入るエド。リヤのドラムブレーキ。
ブレーキシュー劣化。ドラムも荒れている。一式交換。
油圧系(含むホース)も交換。
ボディ塗装の前に凹んだフェンダーの交換(純正品)
塗装は「ブリット」と同じ「ダークハイランドグリーン」
塗装が上がって来た車体にインパネ類のパーツを組み込む。
費用一覧 円換算(¥160/£)
CAR 13,000 2,080,000
STEERING & BRAKING PARTS 320 51,200
RESPRAY 2,000 320,000
OTHER SPARES 1,000 160,000
TRAVEL & IMPORT 2,000 320,000
TOTAL £18,320 ¥2,931,200
テストドライブはソウルズベリー草原。軍の施設。
価格設定は25,000ポンド。問い合わせ多数。
見に来たラッセル氏。
値引きはしない、と強気のマイク。
断るなら次の人に交渉すると言ったら「買いますっ!」
利益約7000ポンド。
今日の一曲
やっぱコレでしょう♪
Bullitt - Lalo Schifrin