感想
先日「プロジェクトX」の再放送で「ロータリーエンジン四十七士」を観たので気になっていた。
苦労して開発したエンジンだが、市場での評価は厳しいものがある。
イギリスだからエアコンは要らんか(日本では必須!)
ホイールは許すとして、ボディの蛇柄はいいとは思えんな・・・
しかし買った人が買い戻すとは、ハッピーな結末♪
内容
ロータリーエンジン搭載の'95年式RX-7。エンジン不安があるため市場価格はやや低い。今回持ち主はニックさん。
外装は「マツダスピード」のボディキット。エンジンはリビルト済み。
エアコン以外は問題ないという。5,000ポンドで握手。
エドは喜ぶ半面、ロータリーエンジンに不安を抱き、まずエンジンの状態チェック。問題はシール。モデル使って構造説明。
ローター外周のアペックスシールが一番重要(ハウジング内周を回るため通常ピストンリングより数倍摩耗が早い))
2ローターの各気筒シールチェック。1回転で3回圧縮(3室ある)するのを一度に計測(プラグを外して計器取付け)
1気筒目7.95、7.80、7.70。2気筒目7.80、8.05、8.05。
6以上は正常なのでエンジンは健康。
馬力チェックでは247PS。20年落ちにしては上出来。
マイクはホイールとエアスポイラーのドレスアップ(ラッピング加工)
模様を転写する(水圧転写) 選んだのはオレンジの蛇柄。
ホイールを掃除してから下地塗装。シールを水に浮かせるとポリビニールアルコールが軟化→転写。
ECUチューニングにより馬力アップさせるが、問題は冷却。
アップグレードキットを利用。ラジエター、インタークーラーの設置。
エアコン関係は取り外し。
場所がないのでバッテリーはリヤに移動。
ECUは交換。
そしてこのチューニングは経験者が必要。回転数毎の燃料噴射量を調整。最終的に296PSになった(2割アップ)
イメージが地味なので外観に手を加える(蛇柄のラッピング)
費用一覧 円換算(\150/£)
Car 5,000 750,000
Cooling 900 135,000
Snakeskin Coating 500 75,000
Engine Control Unit 875 131,250
Re-Mapping 400 60,000
Graphics Wrap 350 52,500
Total £8,025 \1,203,750
テストドライブ。ロータリ愛好家がサーキットに集合。
売価予定は一万ポンド。元の所有者ニックさんが来た。
9,500ポンドで商談成立。
オリジナルのRX-7。スポーツキットでかなり雰囲気が変わる。