第4集「酒」 2/2
第5集「美食」3月
~発見!人類を救う命の油~
感想
EPA、DHA等の血液サラサラ成分が青魚に豊富という事で、一時期サバ缶をせっせと食べたが、あまり長続きしなかった(効能にイマイチ実感なし)
今回、人類の歴史の観点からの必然を理解出来て、実にためになった。
やっぱ、牛の霜降り肉なんて食っちゃダメ(負け惜しみ半分・・・)
中トロはいいみたいダ。
内容
ナビゲーター(TOKIO)
:城島茂 国分太一 松岡昌宏 長瀬智也
ゲスト:小芝風花
我々が食べる油は一般的に飽和脂肪酸と言われる(オメガ5、7、9など)。その中でもオメガ3、6が重要(オメガ兄弟)
オメガ3
北極圏のイヌイット。クジラ、アザラシ等を捕って生活。
摂取カロリーの7割を油から得ている。
ヨーン・ダイヤベルグ博士の調査。
彼らが摂取するオメガ3は一日14g(日本人の10倍)
細胞は油の膜て包まれている。オメガ3の形は曲がっているため、細胞間に入った時摩擦が減る→動き易い。
血管の壁もオメガ3でしなやかになる。
精子の形成にも影響。高度な脳機能にも関与。
オメガ3と人類進化
6億年前、人類の祖先は体内でオメガ3を作る事が出来ていた。
だがオメガ3は、それを有しているエサを食べる事でも摂取出来る。
外部摂取を行ううちに、オメガ3製造の遺伝子が消えた。
オメガ3を大量摂取出来る種が栄える。
7万年前に起きた大噴火→寒冷化による食料不足。アフリカ海辺の住民が食べた「ムール貝」に豊富なオメガ3を含んでいた。
→高度な知性が芽生える。この子孫が世界に広がった。
オメガ6
体にとって重要。病原体の侵入に対し、白血球に攻撃指令を出す。
だが過剰に存在すると、体の細胞まで痛め付ける。
オメガ3はその暴走を抑制する作用も持つ。
3と6の割合が1:2を越えてオメガ6が増えると心臓病リスクが増大する。
現代人はオメガ6が過剰(1:10)
食べるエサで比率が変わる。
穀物で育てた牛の肉(1:10)。牧草で育てた牛の肉(1:2)。
その動物本来の自然な食べ物を食べる事がバランスを保つ。
ある時からバランスが崩れた。
3500年前のミイラ50体の調査。
CTスキャンにより半数が動脈硬化を持っていたと判明。
当時の王族はグルメ。食用油の製造。
穀物過剰で育てたガチョウ(フォアグラ)。
現代だからこそ判った→自然がいい
フランスで進む、牛のエサの牧草化。
福島の畜産農家でも試みが始まっている。
今は、脂との新しい関係を築いて行く時代。