概要
2011年3月11日午後2時46分に発生した東日本大震災。
津波の画像は、ほとんどが真っ黒い海水。
気仙沼市に住む上田さんが、この時に襲った津波をペットボトルに保管していた。
津波を調べる中央大 有川太郎教授。黒い部分は海底のヘドロ。油や重金属も多く含む。驚くべきは粒子の細かさ。
1ミクロン(1/1000mm)単位だという。
またヘドロが混入する事で比重が10%増大。波を壁にぶつける実験で、水が280kgに対しヘドロ混入では550kg。波の下部が粘性抵抗で厚くなり威力が増す。
また比重大により、建物が浮き易くなって流される。
黒い津波により持ち込まれたヘドロは、乾燥して舞い、肺の奥深くに侵入して重大な疾患を招く。
命が助かっても気管にヘドロが入り込み、後日亡くなる「津波肺」。
感想
東日本大震災から、早いものでもう8年が経とうとしている。
確かに、津波がなんであんなに黒いんだろう、とあの時思っていた。
潜水調査では、湾近くの海底のヘドロは数メートルの深さでごっそりえぐられていたという。
その威力についても、比重に比例ではなく相乗的な力となって迫る。
最近の報道でも、東日本で30年以内にM7級の地震が起きる確率が90%だという。
日本の研究機関では地震予測は諦めたのでは?(まあいいか)
用心、とは言ってもなかなか万全の準備なんて出来ないのが実情。
「照明機器の真下で寝ない」ぐらいかなぁ(今それが一番の心配)
番組再生(いつまで視聴出来るか不明)