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Channel: 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)
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狼の挽歌       1970年

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監督  セルジオ・ソリーマ
脚本 リナ・ウェルトミューラー
音楽 エンニオ・モリコーネ

 

キャスト
ジェフ・フェストン      チャールズ・ブロンソン
ウェーバー         テリー・サバラス
ヴァネッサ・シェルトン  ジル・アイアランド
スティーブ          ウンベルト・オルシーニ
キレイン           ミシェル・コンスタンタン

 

オープニング


感想
例の「うーん、マンダム」のCM開始後に公開された映画。ブーム便乗で、中高生だった時に観たはずだが、ほとんど記憶なく、再視聴で「あれ?案外ショボい話やな・・・」

 

超一級のスナイパーだが、何度でも女に騙される。

ウェーバーを殺すのだって、要するに女の主導。

最後は最後で、若造の警官に自分から撃たれてしまった。
死んだら、シリーズ化出来んだろうに・・・・・

 

狙撃シーンはなかなかのもの。最初はレース車のタイヤ撃ち抜きで、小さなランチボックスに入れた部品状態の銃を組み立てて狙撃。

ただ、殺しの現場撮られて脅迫されるって、ドジすぎる・・・
もう一つはエレベーターを狙う終盤のシーン。小口径で、精度は高いが威力が弱い銃のため「スティーブなぶり殺し」の場面が生きた。
007や、0011ナポレオン・ソロなんかで、我々の子供時代はモデルガン(銀玉鉄砲)遊びが全盛の頃。

プラカラーの黒を塗ると、けっこうイケる。ただ、さすがにライフルタイプでは目立ち過ぎて、買う奴はいなかったが。

 

町山智浩の解説が面白い(特に似顔絵-バカボンのパパ)

 

予習編  復習編

元々デビッド・マッカラムの奥さんだったジル・アイアランドを、この共演で気に入って自分の奥さんにしてしまった話などなど・・・・

 

マンダムCM    

アラン・ドロン人気華やかなりし頃、なんでこんなブサイクなおっさんが騒がれるのか?と不思議だった。

 

 

あらすじ
女を乗せた車を走らせるジェフ・フェストン。突然狙撃して来た車に追われる。

激しいカーチェイスの末に撃たれるジェフ。女は連れ去られた。


女は愛人のヴァネッサ。連れ去った男はクーガン。その後ジェフは島の刑務所に服役したが、弁護士スティーブの助けで出所。

 

連れの助けでクーガンの居場所を突き止め、併せて彼が自動車レースに出るという情報を得て、そのレース中にクーガンの車のタイヤを撃ち抜き、事故死させる。

 

そして裏切ったヴァネッサを責めるが、結局許すジェフ。

 

ジェフの元に、クーガンを殺した時の証拠写真が届けられる。

出所はギャングのボス、ウェーバー。
殺し屋として引き入れようとしていたが、ジェフはそれを断る。
ヴァネッサは、ジェフの服役中にウェーバーと結婚していた。

またスティーブは、ウェーバーのお抱え弁護士になっていた。

 

ヴァネッサを殺そうと隠れ家へ行くが、結局また許すジェフ。

そしてウェーバーが仕向けた殺し屋を返り討ちにする。
ウェーバーの元にジェフ、ヴァネッサの二人で出掛け、証拠写真とネガを処分した後にウェーバーを殺す。
だがすぐ警察が来て、ジェフは辛くも脱出。

 

ヴァネッサとスティーブは共謀しており、ウェーバーの死により二人が実権を握る事になった。
二人でエレベーターに乗り、社長室に向かう途中、ガラス張りの向こうから銃弾が。スティーブが倒れるが、致命傷ではなく、その後何度か撃たれて絶命。


ヴァネッサは、ジェフの仕業と理解し、窓の外に向かって、苦しまないで殺して、と呟く。ヴァネッサは額を撃ち抜かれて倒れる。

 

ビル屋上からの発砲と気付き、警官が駆け付ける。さあ撃てというジェフに、新米なのか躊躇する警官。
こっちから撃つぞ、と銃を構えようとするジェフに警官が何発も発砲。そしてジェフは絶命。

 

 


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