監督 セルジオ・ソリーマ
脚本 リナ・ウェルトミューラー
音楽 エンニオ・モリコーネ
キャスト
ジェフ・フェストン チャールズ・ブロンソン
ウェーバー テリー・サバラス
ヴァネッサ・シェルトン ジル・アイアランド
スティーブ ウンベルト・オルシーニ
キレイン ミシェル・コンスタンタン
オープニング
感想
例の「うーん、マンダム」のCM開始後に公開された映画。ブーム便乗で、中高生だった時に観たはずだが、ほとんど記憶なく、再視聴で「あれ?案外ショボい話やな・・・」
超一級のスナイパーだが、何度でも女に騙される。
ウェーバーを殺すのだって、要するに女の主導。
最後は最後で、若造の警官に自分から撃たれてしまった。
死んだら、シリーズ化出来んだろうに・・・・・
狙撃シーンはなかなかのもの。最初はレース車のタイヤ撃ち抜きで、小さなランチボックスに入れた部品状態の銃を組み立てて狙撃。
ただ、殺しの現場撮られて脅迫されるって、ドジすぎる・・・
もう一つはエレベーターを狙う終盤のシーン。小口径で、精度は高いが威力が弱い銃のため「スティーブなぶり殺し」の場面が生きた。
007や、0011ナポレオン・ソロなんかで、我々の子供時代はモデルガン(銀玉鉄砲)遊びが全盛の頃。
プラカラーの黒を塗ると、けっこうイケる。ただ、さすがにライフルタイプでは目立ち過ぎて、買う奴はいなかったが。
町山智浩の解説が面白い(特に似顔絵-バカボンのパパ)
元々デビッド・マッカラムの奥さんだったジル・アイアランドを、この共演で気に入って自分の奥さんにしてしまった話などなど・・・・
アラン・ドロン人気華やかなりし頃、なんでこんなブサイクなおっさんが騒がれるのか?と不思議だった。
あらすじ
女を乗せた車を走らせるジェフ・フェストン。突然狙撃して来た車に追われる。
激しいカーチェイスの末に撃たれるジェフ。女は連れ去られた。
女は愛人のヴァネッサ。連れ去った男はクーガン。その後ジェフは島の刑務所に服役したが、弁護士スティーブの助けで出所。
連れの助けでクーガンの居場所を突き止め、併せて彼が自動車レースに出るという情報を得て、そのレース中にクーガンの車のタイヤを撃ち抜き、事故死させる。
そして裏切ったヴァネッサを責めるが、結局許すジェフ。
ジェフの元に、クーガンを殺した時の証拠写真が届けられる。
出所はギャングのボス、ウェーバー。
殺し屋として引き入れようとしていたが、ジェフはそれを断る。
ヴァネッサは、ジェフの服役中にウェーバーと結婚していた。
またスティーブは、ウェーバーのお抱え弁護士になっていた。
ヴァネッサを殺そうと隠れ家へ行くが、結局また許すジェフ。
そしてウェーバーが仕向けた殺し屋を返り討ちにする。
ウェーバーの元にジェフ、ヴァネッサの二人で出掛け、証拠写真とネガを処分した後にウェーバーを殺す。
だがすぐ警察が来て、ジェフは辛くも脱出。
ヴァネッサとスティーブは共謀しており、ウェーバーの死により二人が実権を握る事になった。
二人でエレベーターに乗り、社長室に向かう途中、ガラス張りの向こうから銃弾が。スティーブが倒れるが、致命傷ではなく、その後何度か撃たれて絶命。
ヴァネッサは、ジェフの仕業と理解し、窓の外に向かって、苦しまないで殺して、と呟く。ヴァネッサは額を撃ち抜かれて倒れる。
ビル屋上からの発砲と気付き、警官が駆け付ける。さあ撃てというジェフに、新米なのか躊躇する警官。
こっちから撃つぞ、と銃を構えようとするジェフに警官が何発も発砲。そしてジェフは絶命。