監督 ロン・ハワード
脚本 ジョナサン・カスダン、ローレンス・カスダン
原作 ジョージ・ルーカス
製作総指揮 ローレンス・カスダン
キャスト
ハン・ソロ - オールデン・エアエンライク
チューバッカ - ヨーナス・スオタモ
トバイアス・ベケット - ウディ・ハレルソン
キーラ - エミリア・クラーク
ランド・カルリジアン - ドナルド・グローヴァー
ヴァル - タンディ・ニュートン
L3-37 - フィービー・ウォーラー=ブリッジ
ドライデン・ヴォス - ポール・ベタニー
リオ・デュラント(声) - ジョン・ファヴロー
エンフィス・ネスト - エリン・ケリーマン
レディ・プロキシマ(声) - リンダ・ハント
予告編
感想 (映★画太郎さんのレビューが秀逸なのでどーぞ)
エピソードⅣから遡る事10年ほど前のストーリー。
少年だったハンが、帝国軍に入って星を脱出し、軍隊を経験した後、盗賊のベケットと出会い、キーラとの再会を経てハイパー燃料強奪のミッションを経験する。
アメリカでの評価はイマイチらしく、それなりに覚悟して観たが、ソロの顔が似ていないのは仕方ないとして、それほど悪いものではなかったと思う。
ハイパー燃料であるコアクシアムが貴重なものとして流通する社会。その利権に絡むシンジケートを巡って争いが展開される。
キーラが、強奪したコアクシアムでデストロイヤーが1ダース動かせると言っていたが、デストロイヤーと言えば帝国の巨大戦艦。確かに超強力な燃料と言える。
クリムゾン・ドーンを代表とするシンジケートが牛耳っているのは判るが、どういう社会かという点がイマイチボヤけている。話が長大で再確認が必要だが、エピソードⅢの時、元々銀河共和国だった世界を、パルパティーンの陰謀で銀河帝国にしたという流れであり、この前提を受けてシンジケートらがどう関わっているか判る様にして欲しかった。
Ⅰ~Ⅲであれだけ政治がらみの構築を頑張った割りに、その辺がスコーンと抜けててつまんない。
だからハンが帝国軍で三年戦った相手も、本来説明が欲しいところ。
この時点ではまだ反乱軍は出来ていない(エンフィス・ネストがその母体になるという流れではあるが・・・)。
列車の貨物を強奪する作戦は、それなりに見応えがあった。最初のヴァルの説明で、タワーを爆破して貨物を抜くとかいうのが最初意味が判らなかったが、要するに貨物車はモノレールの上下にまたがって、車体がサンドイッチされており、簡単には持ち去られない構造。
だから途中で爆破して最後尾だけ抜こうという事。
しかし乱暴な強奪作戦だこと。
一両抜くだけのために他を谷底に落とす・・・
ドロイドのL3がイラつく。ランドが「欲しいものはないか?」と言った時に「権利!」と叫んだところで思わず「死ね!」と言いそうになった。
でもそんな彼女が撃たれてしまった時のランドの慟哭。いい相棒だったのだろう(恋愛感情ではなく)。その後ファルコン号のシステムに組み込まれて、長く活躍を続ける。この設定にはホロリ。
だけどこの映画の時点では、ハンとランドとの固い友情を納得出来るエピソードはない。それはチューイについても同じ。
たまたま言葉が喋れるから、食料の立場を免れただけの相手。
全てはタトゥイーンでジャバ・ザ・ハットの仕事を請けるようになってから、と言うなら、そこを観たいのだよ。
しかしキーラの存在が大きすぎる。
これではキーラの物語と言った方がいいかも。
その割りにキーラなんて女性はエピソードⅣ以降、影も形も存在していない。サイドストーリー内で辻褄を合わせるなら殺すか、次のシリーズで出て来る可能性がない形で別れるとかしないと・・・・
ダース・モールの部下としてシンジケートの中核にのし上がったら「何でエピソードⅣに出て来ない?」てな事になる。
だからこそスピンオフのシナリオは難しい。
ダース・モールだって、エピソードⅠで死んだのではなく、下半身をロボット化して復活したとかウーキーペディアに書いてあるが、別の物語を作る勇気かあるか、という問題かな?
まあ、スターウォーズ自身、それほど深いものを望むのがマチガイかも。
しかしブレードランナーに始まり、ターミネーターやらトップガンやら、30年以上前の映画のリバイバル(?)が流行っているが、いいのか悪いのか。
あらすじ
コレリアン星系の首都惑星コレリア。
地下通路を走る少年。少女と落ち合う。手にしているブルーの液体が入ったカプセル。
「コアクシアムのカプセルを盗んだの?」高純度のハイパー燃料。通貨に代わる物として流通している。
ハンと言われた少年は、水中から出て来たトカゲの様なレディ・プロキシマの前に引き出される。
指示を受けて盗みをした様だが失敗し、叱責を受けている。
キーラと呼ばれた少女が弁護するが、相手にされない。
ハンは手に持ったものを掲げた。サーマル・デトネーター。安全装置を外し、レディ・プロキシマに投げつけると、天井が破壊されて日光が差し込み、レディ・プロキシマの肌が焼かれて水中に逃げ込む。
その隙に、略奪して来たスピーダー(M68)で逃げ出すハンとキーラ。
空港まで逃げ延びて、追っ手の迫る中、通関の前に立つ。コアクシアムを賄賂としてゲートを通過する。だがハンが通った直後、ゲートは閉じられ、キーラが取り残された。
ゲートの向こうでも侵入者の追跡は続く。帝国軍の新兵募集のメッセージを聞き、受付で手続きをするハン。名字を聞かれるが、親もおらず「一人だ」。そうすると「ハン・・・・ソロだな」と係官。
それから三年。
惑星ミンバンで歩兵として泥の中を這い回るハン・ソロ。
部隊の中で雰囲気の違うリーダー格の男、トバイアス・ベケットに注目するハン。何かをしようとしているのを嗅ぎつけて、しつこくつきまとうが、ベケットは「脱走歩兵だ」とハンを突き出す。
ケダモノの餌として地下牢に放り込まれるハン。そこには毛むくじゃらの大男がおり、ソロと足同士を鎖で繋がれている。あわや食われそうになるところで、相手の言葉を話すハン。相手はウーキー族。
何とか食料の立場から逃れたハンは、相手と示し合わせて牢の支柱を破壊し、脱出する。
ベケットの乗る運搬船「ATホーラー」が飛び立とうとするところで、必死にアピールするハン。相棒のヴァルは反対するが、もう一人のリオは「構わない。力持ちは重宝するしな」となり、ベケットは二人を乗せる。
大男はチューバッカといった。
惑星ヴァンドア1。
作戦は列車の強奪(コンヴェイエクス輸送車)。タワーと橋の間で襲う。貨物コンテナの上に降りて切り離し、ケーブルで繋ぐ。
リオが通信妨害をしてヴァルが橋を爆破。
レールから外れたコンテナを吊り上げて持ち去る。
ヴァルが作戦の課題を話すと共に、他の心配事を警告。「エンフィス・ネストか・・・」今回は奴らを出し抜いてる。あの積荷の情報は俺のところだけに来たもの。
ベケットとヴァルは男女の関係。引退したらヴァラコードを習って弾くというのが口癖のベケット。ヴァルはハンたちをシロウトと言って受け入れようとしない。だがベケットは彼らをそれなりに買っている。
リオが「お前も泣ける話をしろよ」とハンを促す。恋人はいた、だが俺だけ飛び出した。船を手に入れて迎えに行く。
チューバッカは、ハンの通訳で、帝国の奴隷としてキャッシークから連れ去られた事を話す。だから探している、部族か、家族のどっちか。
輸送車襲撃の行動開始。ヴァルは先行してタワーに取り付くが、防衛用のプローブに手を焼く。
列車の上に乗るベケット、ハン、チューバッカ。長い列車の途中でハン、チューバッカが協力して連結を外す。目標は最後尾。貨物の上のドアを開けるとコアクシアムがぎっしり。
貨物を吊り上げる作業中に、数台のスウープ・バイクの攻撃を受ける。エンフィス・ネストの集団(クラウド=ライダーズ)。
タワーに居るヴァルにも攻撃が加えられ、破壊のための爆弾セットが出来ない。作戦遂行のため自爆してタワーを破壊するヴァル。
レールも破壊されて、そこに向かう列車。先頭部分が脱落を始める。最後尾貨物の前の連結部で待機するチューバッカ。直前の貨物がレールから離れた瞬間に連結を外す。最後部貨物がレールから外れた時に輸送機で吊り上げられた。
そこへなおもバイクの攻撃。バイクからもロープが出て奪い取ろうとしている。リオが銃撃を受けて操縦が出来ない。ハンがロープを伝って輸送機に辿り着き、操縦を交代。
だが執拗な攻撃に、今の状態では助からないと判断したハンは、積荷を切り離すと宣言。「止めろ!」と言うベケッドを無視して切り離す。バイクが貨物を奪い去ると思われたが、重量過大で岩山に激突し、大爆発した。
残ったのはハン、ベケット、チューバッカの三人。強奪失敗の件を雇い主のドライデン・ヴォスに話しに行くしかないと言うベケット。
顔を知られていないハンたちに「このまま消えちまえ、それで死なずにすむ」と言うベケットだが、金儲けの可能性があるなら、と同行を決めるハン。チューイ(チューバッカ)も同意。
彼の居場所を「ヨット」と言うベケット。
その船は上下に細長い外観を持っていた。入り口で武器を預け、最上階に行く三人。中ではパーティーが行われている。宇宙人も混じっている。下を向いていろ、と注意されるハン。
窓際で外を見ている女性に気付き、驚くハン。キーラだった。
その後の事を矢継ぎ早に聞くハンに言葉を濁すキーラ。
ベケットが寄って来てキーラに挨拶。ハンとキーラが知り合いなのに驚くベケット。
次いで現れたドライデン・ヴォス。シンジケート、クリムゾン・ドーンを仕切っている。そしてキーラを副官と呼ぶ。ハンの事をコレリア時代の幼馴染みと紹介すると、その場所を蔑んで笑うドライデン。
ベケットの失敗を叱責するドライデン。埋め合わせは必ずすると言うベケットだが、具体案がない。
帝国以外の所から、精製済みのコアクシアム100kgを持ち出す。容易な事ではない。
「精製前のはどうかな?」とハンが提案。キーラが、精製前のコアクシアムならケッセルスパイス鉱山の下に保管されていると追加。
そのケッセルを仕切っているのはパイク。
あのシンジケートとは揉めたくない、と却下するドライデン。
だがハンはその組織とは何のしがらみもない。
キーラに相談するドライデン。
精製前のコアクシアムは不安定で危険、と言うキーラ。
だがどこかで素早く精製すればいい。
サヴァリーンに旧い精製所がある(帝国の管轄外)、という事で意見が一致。
相当速い船と腕のいいパイロットが居る。君の友達は出来そうか?のドライデンの問いに「ええ、出来ると思う」とキーラ。お目付け役として同行せよ、とキーラに指示するドライデン。
「船のあては?」と聞くハンに「いい人が居る」とキーラ。
帝国の目をかいくぐる、銀河一の運び屋を探しに訪れたのはカジノ。
ランド・カルリジアンは、今は引退してカードで遊ぶ毎日。
持ち船はカードゲーム「サヴァック」での戦利品。
「俺も賭けに勝って船を手に入れる」と軍資金をキーラから貰うハン。
ランドの向かいに座り、順調に勝ちを重ねるハン。持ち船を聞くランドに「VCX100だ」。
場が盛り上がったところで、自分の船を賭けると言うハン。
つられてランドも自分の船を賭ける。
そして勝負。場のカード状況から、絶対の勝ちを確信したハン。だがランドはその上の手で勝った。右手の袖口にカードを隠した形跡。
「お前の船長は信用出来ない」とキーラに文句を言うハン。
「俺の船はどこ?」と聞くランドに「ここにはない、修理に出してる」と苦しい言い訳のハン。険悪な空気になったところでキーラが顔を出す。驚くランドに「私の部下なの」。
作戦の概要をランドに説明したキーラ。船が必要な理由がようやく判って「それを早く言えよ!」
最初は儲けの半分を貰うと言っていたが、途中からベケットが交渉に割り込み、結局25%で妥結。
ドロイド同士のレスリングゲームに口出ししてわめいているドロイド、L3-37。ランドの相棒で一等航海士。口うるさいのでメモリーを消したいが、銀河一のナビ・データベースが入っているのでそうも行かない。
船まで案内される一行。船は「ミレニアム・ファルコン号」。だが押収物件で着陸装置が拘束されている。外す手間を考慮して分け前を20%に値切るベケット。出発前にエンフィス・ネストが発信装置を仕込んだ。
船のタイプを「コレリアン製YT1300」と確認するハン。父親がこれを作っていたという。
衣装スペースで語り合うハンとキーラ。コレリアを出てからの彼女の事を知りたがるが、そんな事をすればあなたが私を見る目が変わる、といなすキーラ。キーラが席を外した後「彼女はやめとけ」と忠告するベケット。
キーラが仲間に入る事を嫌う。仲間を信じないのが生き延びる道。
ランドが物を取りに行くついでに、皆に「何か欲しいものがあるか?」と聞くとL3がすかさず「権利!」。
キーラと話すL3。ハンがキーラに惚れているのを見抜いている。
また、ランドが自分に惚れているとも話し「絶対うまく行かないわ」とまんざらでもなさそう。
「でも・・・・できるの?」とキーラ。「出来るのっ!」
L3が航路を決めて出発。ケッセル・ランと言われる特殊なコース設定。
ケッセルに到着するファルコン号。
スパイスと奴隷を交換する名目でハンとチューイを送り込む。その地下深くにコアクシアムが貯蔵されている。
最下階で手錠を外して暴れ回るハンとチューイ。L3がシステムに入って貯蔵庫へのルートを指示。だがその途中で捕まっているウーキー族の仲間を見つけ、助け出そうとするチューイ。行けと促すハン。
見張りを倒してコアクシアムを運び出そうとするが、1本づつが重く、台車に乗せるのも大変。「全部で12本」とベケットの無情な声。
捕まっているドロイドたちの拘束ボルトを外し、あちこち壊して回るL3は、かなりハイに。
重い台車に苦労しているハンを助けるチューイ。仲間たちを逃がした。
積荷をファルコン号に入れ、出発しようとした時、L3が撃たれる。ランドが飛び出して助け上げるが下半身がもうダメ。共倒れになる寸前、チューイがL3を抱えて船内に入る。辛くも脱出するファルコン号。
かなりの時間ロス。そこに帝国軍の戦艦が行く手を阻む。
こんな輸送船は無視されると言うハンの言葉とは逆に、戦闘機が大量に追って来る。
ベケットも銃座に付いて迎撃。殺気立つコクピットの中で、手際がいいチューイ。操縦を知っているという事で副操縦席へ。160歳というのに驚くハン。
最後の1機の戦闘機をやりすごすため着陸装置を出し、岩場で急ブレーキをかけて後ろに回り込んで倒したハン。
最短ルートを取るためにL3の情報が必要。機能停止したがプロセッサは死んでいない、とL3からメカを引き抜いてファルコン号のシステムに接続するキーラ。
それは成功し現在位置及びルートが明示される。
だがそのルートには近づきたくない場所、モー星団があった。
巨大なタコ生物に襲われるファルコン号。ただ、両方ともブラックホールに吸い込まれつつある。脱出ポッドをおとりにして、タコ生物をブラックホールに追いやったが、ファルコン号もその引力に引き込まれつつある。
L3のナビが出口を見つけたが、とても脱出するパワーがない。
キーラが「この船にはデストロイヤーを1ダース動かせるコアクシアムがあるでしょ!」とけしかける。燃料に混ぜたら船ごと吹っ飛ぶと言うハンに、ランドが「フュージョン・リアクターに注入すれば、勢いで飛び出せるかも」と助言。ベケットがその作業をしに走った。
コアクチアムの一つから注射器で液体を引き出し、チューブに繋いてエンジンの一部に注入する。すき間押さえ用のパテ。
いよいよ危なくなって来て、ハンがカウントダウンを始める。「3 2 1!」それを聞いて慌てて注射器を押すベケット。
だがエンジンが止まり、引き込まれるファルコン号。その一瞬後にエンジン点火してダッシュするファルコン号。脱出と同時にハイパージャンプ。
目的地に近づいてハンが「ケッセル・ランを12パーセク、最高の船だな」と称賛。ランドは「・・・・・大嫌いダ」
惑星サヴァリーンに到着し、コアクシアムの精製を始める一行。
キーラに話しかけるハン。
コアクシアムをドライデンに渡して、それでどうなる。
彼には借りがある、ひどい状況から助けてもらったと話すキーラ。
ドライデン・ヴォスでさえ誰かに仕えている。クリムゾン・ドーンを敵に回しちゃダメ。
自分はガキじゃない、アウトローだ、と言うハンに「あなたはいい人」とほほ笑むキーラ。
コアクシアムの精製が終わる頃「ベケット・・・」という声。
エンフィス・ネストの一軍が顔を出した。
ベケットがファルコン号を指して「あの船には傭兵が30人居て、お前らをすぐ片付ける」。
だがランドは離陸するとあっさり姿を消した。
エンフィス・ネストと思われる者が仮面を外した。
そばかす顔の若い女。
彼女が母から聞いた話。傭兵たちが資源に目を付けて奪い続けた。それに抵抗した者たちは、女子供に至るまで、全ての者の舌が切られた。そのケダモノたちは今何をしている?
彼女は続ける。クリムゾン・ドーン始め5つのシンジケートは極悪非道を重ねて来た。あらゆる場所でシンジケートの謀略は続いている。帝国と手を組んで、ますます力を強めるシンジケート。
私たちは盗賊じゃない、同盟よ。戦い始めたばかり。
ドライデンにコアクシアムを渡しちゃダメだと言うハン。ドライデンを敵に回すなというベケットを説得する。その話に加わるキーラ。
だが結局ベケットはそこを去る。もしも奇跡が起きて生き延びたらタトゥイーンに探しに来い。大物ギャングが手下を集めている・・・・・
ドライデンのヨットに入るキーラ。ハンとチューイを従えている。
最上階で出迎えるドライデンは、ベケットの死を聞いて悔やみの言葉を言う。
箱に入ったコアクシアムを置いて、報酬を受け取ろうとするするハンに「モノを見せろ」と言うドライデン。
危険だと言いながらしぶしぶ見せるハンに「どうやって本物そっくりに作った?」
協力者から情報が入った。本物はエンフィスに渡す気だと・・・・
協力者と言われて入って来たのはベケット。
「ちゃんと教えた筈だ、誰も信用するなって」
エンフィス・ネストの方は、ドライデンの部下が取り押さえていた。
キーラに「教えてくれ、どうすればいい?」と詰め寄るドライデン。改めて相手の忠誠心を証明させます・・・・
そこでハンが余裕の態度で話し出す。
「あんたの話は聞いていた。人の動きは読み易いって言ってただろう?あんたも例外じゃない」
エンフィス・ネストの方の箱はカラだった。やはり本物はこちら。
手下全員を向こうに送り込んでいたため、こちらは手薄。そこを突かれて再びベケットが裏切る。チューイにコアクシアムを持たせてヨットから去って行くベケット。
共同でベケットを追おうというドライデンの誘いを断り、戦いが始まる。だがそれを制したのはキーラ。ハンに剣を突き付けるキーラ。
「一度クリムゾン・ドーンに入ると二度と抜けられない」とドライデン。
「叩き込まれたの。敵の弱味を見つけて利用しろって。だからこうする」
とドライデンに切りつけるキーラ。
「あんたの弱味は私」。とどめを刺されるドライデン。
ベケットを追うように言うキーラ。「君はどうする?」と言うハンに「コアクシアムがなくなったから、別に船の金が要るでしょ」。ヨットを出るハン。
ドライデンの指輪を使って通信を開くキーラ。
ホログラムの相手は赤と黒のマダラの顔をした男。
ドライデン・ヴォスがベケットに殺され、コアクシアムも奪われた事を報告。男はキーラに、その船でダソミアまで来るように指示。
裏切り者のベケットとその仲間にどういう始末をつけるか、二人で話し合おう。キーラ、お前にはもっとそばで働いてもらいたい。今後はな・・・
ベケットに追い付いたハン。ベケットは、キーラがドライデンを殺したのは、自分が生き延びるためだと断じる。
そして「俺の話を良く聞け、今から一番大切なことを・・・・」と言いかけたところでハンがベケットの胸を撃つ。
「賢明だ、今回は。でなきゃ殺してた」本気でヴァラコードを習いたかったと言って絶命するベケット。
エンフィス・ネストにコアクシアムを引き渡すハン。
一緒に来ないかと誘われるが断る。
賭博場でランドを見つけるハン。手許にあるのは一万クレジット相当のコアクシアム。
これで勝負したい。「そんなにファルコンが欲しいのか・・・・・・」
ランドのイカサマを封印して勝負に勝つハン。
「勝負ってのは正々堂々とやらなきゃな」
ファルコン号に乗っているハンとチューイ。
「ベケットの言ってた大物ギャングに仕事をもらいに行くぞ」