監督 ジョン・スタージェス
キャスト
ヒルツ スティーブ・マックイーン
ヘンドリー ジェームズ・ガーナー
ラムゼイ ジェームズ・ドナルド
バートレット リチャード・アッテンボロー
マクドナルド ゴードン・ジャクソン
セジウィック ジェームズ・コバーン
ダニー チャールズ・ブロンソン
ウィリー ジョン・レイトン
アシュレー=ピット デヴィッド・マッカラム
コリン ドナルド・プレザンス
セジウィック ジェームズ・コバーン
カベンディッシュ ナイジェル・ストック
アイヴス アンガス・レニー
フォン・ルーガー ハンネス・メッセマー
ヴェルナー ローベルト・グラフ
あらすじ
第二次大戦下のドイツ。捕虜収容所に集まってくる連合軍の捕虜。当時、脱走しても捕まった時過剰な抵抗をしなければ、単に収容所に戻されるだけだったので、敵を混乱させるために脱走は進んでやるべきだという風潮があった。ここはそんなツワモノばかりを集めた新設の捕虜収容所。
クセのある連中の中で次第に役割が決まり、脱走計画が進められて行く。
基本は地下に穴を掘って柵の向こうまで行く事。だが1本目は発見されてしまう。
次いで2本目の穴で作業続行。脱走が実行されたが、穴の出口はパトロールから見えるところにあり、歩哨のタイミングを計りながらでないと脱出出来ない。
それでも何とか脱走を成し遂げ、様々なルートに散っていく仲間たち。
だが大部分は途中で捕まって連れ戻されたが、ゲシュタポに追われた者は、捕まった後射殺されてしまった。
感想
代表的な戦争映画だが、捕虜収容所という少し違った切り口で十分堪能出来る映画。
何と言っても一番のキャストはスティーブ・マックィーン演じるヒルツ。一匹狼でいつもグローブ・ボールを持って一人キャッチボールがトレードマーク。何度も脱走のまねごとをしては捕まって戻される。そこを見込んだリーダのバートレッドが、次に脱走したら収容所の外の様子を調べ、また捕まって戻って来いと言う。断るが、結局そのタスクをこなしたヒルツ。
脱走決行の時も、最初に出口に出て状況を把握した後は、歩哨の目をかいくぐって仲間が出て来れる様アレンジ。けっこう役に立ってる。
一番の見せ場はヒルツがオートバイで逃げるシーン。ドイツ軍のバイクを奪い、逃げるが3方から追い詰められ、残るは鉄条網のある1方しかない。丘陵を利用しての大ジャンプ。
初めて観た時は思わず「おーっ!!」。1つ目は越せたが、その次に更に高い柵。そこへ独軍がワンサと押し寄せる。鉄条網に絡め取られてギブアップ。
マックィーンだけでなく、様々な男たちの生き様(死に様)がテンコ盛りで、何度観ても面白い。
ジャンプのシーン
http://www.youtube.com/watch?v=PoEnQH5NXUk
この場面「映画史上最高のオートバイシーン」のベスト1に選ばれたとのこと(同感)。
http://news.goo.ne.jp/article/cinematoday/entertainment/cinematoday-N0066558.html
音楽もイイ
http://www.youtube.com/watch?v=8ieaYqW9FcA
マックィーンの他にもけっこうな大物が活躍し、見応えがあった。
やはり実話に基づく映画には重みがある。
バイクのシーン