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Channel: 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)
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逃亡者 1993年

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監督  アンドリュー・デイヴィス


キャスト
リチャード・キンブル    ハリソン・フォード
サミュエル・ジェラード   トミー・リー・ジョーンズ
チャールズ・ニコルズ    ジェローン・クラッベ
ヘレン・キンブル      セーラ・ウォード
アン・イーストマン     ジュリアン・ムーア
フレデリック・サイクス   アンドレアス・カツーラス
コズモ・レンフロ      ジョー・パントリアーノ


予告編
https://www.youtube.com/watch?v=GoyqZJWjOjU




あらすじ
シカゴ記念病院の血管外科医リチャード・キンブル。ある夜帰宅すると妻ヘレンが何者かに襲われており、その場に居た片腕の男と格闘するも逃げられてしまう。妻は死亡した。

無罪を主張するも、妻の実家が資産家だった事もあり、陪審で死刑判決を受けてしまう、刑務所に移送される途中のバスで、同行の囚人たちが脱走を企てたため警官らとの争いとなり、バスは崖から転落し、線路を塞いでしまう。そこへ来る列車。
間一髪で逃れたキンブルは、そのまま逃亡して事件の真相を突き止めようとする。それを追う連邦保安官のジェラード。


掃除夫になりすまし、片腕の男の情報を病院データベースから絞込み、当りをつけていくキンブル。F・サイクスという男が唯一連絡がつかない相手だったため、その自宅に忍び込み、彼が犯人だという確信を持つが、その裏に製薬会社の新薬が絡んでいる事を知る。
キンブルが手がけた手術でその新薬を使った時、肝臓に副作用があった。その証拠の検体を同じ病院のレンツに送っていたが、キンブルの調べでは、レンツは検体を送ったその日に死んでいた。またシカゴ記念病院の同僚の協力で、送った検体が正常な細胞とすり替えられていた事を知る。それが出来たのは、同僚のニコルズ。


ホテルの会場で新薬の成果について発表するニコルズ。そこに乗り込んで聴衆の前でニコルズを問い質すキンブル。会場を離れたニコルズを追うキンブル。そこへジェラードを含めた警官たちが到着。ジェラードは事件の背景を全て把握し、キンブルに「君は無罪だ」と呼びかける。立場が不利になったと気付いたニコルズは、ジェラードの部下を殺す。ニコルズが背後からジェラードを撃とうとした瞬間、ニコルズを殴って倒すキンブル。


感想
「逃亡者」と言えば、子供の頃TV放送されていたデヴィッド・ジャンセン主演のアレが印象的だが、何せ長すぎて、追う者と追われる者の話が延々と続くのに、けっこう退屈な印象を持っていた。
それから行くと、今回の映画版は現代に置き換えて、事件の背景として新薬会社と医師の癒着を軸に冤罪を演出し、テンポも映画サイズとしてはほぼ納得。

トミーリー・ジョーンズが若い!。最近はBossの宣伝ですっかりおなじみだが、まともな映画もキッチリやっていたんだ(この役でアカデミー助演男優賞もらったらしい)。

ただ、冤罪を晴らすという点に力点が置かれているので、妻への愛とかいう部分の表現がもう少しあると良かったが、そもそもこの奥さん、精神的に不安定で酒飲んで取り乱していたから、まあいいか。


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