原題:The Expendables 3
監督 パトリック・ヒューズ
脚本 シルヴェスター・スタローン
クレイトン・ローゼンバーガー
興行収入:約2.1億ドル
キャスト
バーニー・ロス - シルヴェスター・スタローン
リー・クリスマス - ジェイソン・ステイサム
イン・ヤン - ジェット・リー
ガンナー・ヤンセン - ドルフ・ラングレン
トール・ロード - ランディ・クートゥア
ヘイル・シーザー - テリー・クルーズ
トレンチ - アーノルド・シュワルツェネッガー
ガルゴ - アントニオ・バンデラス
ドクター・“ドク”・デス - ウェズリー・スナイプス
ジョン・スマイリー - ケラン・ラッツ
ルナ - ロンダ・ラウジー
ソーン - グレン・パウエル
マーズ - ビクター・オルティス
コンラッド・ストーンバンクス - メル・ギブソン
マックス・ドラマー - ハリソン・フォード
ボナパルト - ケルシー・グラマー
ゴラン・ヴァータ - ロバート・デヴィ
予告編
感想
「消耗品」軍団の出演ワクに追加で入って来たウェズリー・スナイプスにハリソン・フォード、メル・ギブソン。
アントニオ・バンデラスなんて若造にしか見えない(笑)
話のメインとしてはCIAから依頼され組織リーダーを排除しようとしたら、殺した筈の元仲間だったというもの。まあ分かり易い。
追加メンバーのウェズリー・スナイプスは「ブレイド」でコワもての半吸血鬼を演じていたが、サングラスを外すとめっぽうカワイかった。鍛えられた肉体は健在。
ストーンバンクスの顧客ゴランは「ダイ・ハード」でイカれたFBI捜査官をやったロバート・デヴィ。
それからチョイ役だと思っていたハリソン・フォードが徽章を外して参戦。エクスペンダブルズの思想が行き渡っている。
アントニオ・バンデラスは「マスク・オブ・ゾロ」でそこそこ重厚な役だったが、今回の軽薄さは見事。
今回、捕まった若者らを助けに行く双発機はソ連・ウクライナ共同開発のアントノフAn-26。
今回も最後にバーニーが、ラスボスと一騎打ちになる(お約束)
ヘロヘロになりながら半爺さんが殴り合う、これがイイ♪
いずれにせよ文字通り「消耗品軍団」としてどんどん磨きがかかって来た感じ。
そして2024年に4作目が公開された。まあ行くしかない(笑)
あらすじ
傭兵軍団「エクスペンダブルズ」のメンバーが刑務所に向かう受刑者移送列車を襲う。そこで護送途中の元メンバー ドクを解放。ドクは機関室を乗っ取り列車スピードを上げ、刑務所に突っ込ませて溜飲を下げる。
バーニーらはすぐにCIAから依頼された次の任務に向かう。
ソマリアの港で武器密売組織のリーダー「ミンズ」の排除と武器取引の阻止。根回しをしていたヘイルと合流して作戦を実行。
ドクもいい仕事をして、バーニーとリーがミンズを狙撃しようとすると、それはかつてのメンバーで、後に袂を分かち敵として殺した筈のストーンバンクスだった。
逆襲を受け撤退するメンバー。その時にヘイルが狙撃を受けて重体となる。病院に担ぎ込まれるヘイルだが意識不明。
そこにCIAの作戦担当指揮官でチャーチの後任のマックスが現れる。バーニーに対して作戦の失敗を叱責し、引き続き作戦の継続を指示。
この相手では更に犠牲が出る恐れがあり、皆を集めたバーニーはチームの解散を宣言する。リーが説得するも曲げないバーニー。
傭兵の斡旋をしているボナパルトに頼んで新メンバーをスカウトするバーニー。元米海兵隊員のジョン、天才ハッカーのソーン、武器の扱いに長けるマーズ、接近戦プロの女戦士ルナの4名を決める。あと1人ガルゴという男を紹介される。意気込みは強いが口数が多く、適当にあしらうバーニー。
その後マックスから連絡があり、ストーンバンクスは生け捕りにせよと変更された。傭兵仲間のトレンチが手配した機でストーンバンクス一味が居るルーマニアに潜入。
ブカレストで顧客のゴランと武器の商談をするストーンバンクス。バーニーとルナは地下、ジョンとマーズは屋上から迫り、ソーンはセキュリティ破り担当。ソーンが明かりを落とし銃撃が始まる。そしてストーンバンクスを確保したバーニー。
バーニーらは車でストーンバンクスをトレンチが待機する空港に護送するが、挑発されて手を出すバーニー。回りの者との揉み合いで、ストーンバンクスの時計のGPSが作動した。
その直後に銃撃を受けて車は転倒。川に投げ出されたバーニー。
ストーンバンクスの部下に新メンバーが全て拉致された。
何とかトレンチに合流したバーニーの所に、ストーンバンクスからの通信が届く。48時間以内に仲間を助けに来いというもの。
そこにガルゴが来て熱く語り協力を申し出る。大きな期待もなく
Antonov An-26Bで出発しようとしたところに完全武装したリー、ガンナー、トール、ドクが現れる。
「一人で抱え込むな」とリー。
彼らの根城であるアズメニスタン国に向かうメンバー。
一方マックスも、非公式任務としてトレンチと元メンバーのヤンをスカウトして現地に向かう。
現場に着き廃ビルの8階に4名が繋がれているのを熱検知双眼鏡で確認したバーニー。皆でそこに向かうが、敵は全くいない。
そして拉致された4名を解放。そこでモニターが点きストーンバンクスが現れる。そこには多数の爆弾が仕掛けられており、今から30秒後に爆発するという。ソーンがガンナーの持っていたハンディPCを奪い取って操作開始。爆破信号を妨害するという。
3秒前に妨害が有効となり爆破は阻止されたが、バッテリー残量が乏しく25分しかもたない。
ストーンバンクスは雇ったアズメニスタン軍を差し向ける。
戦車も出て来た。そんなところで新旧メンバーが諍いを起こすが、なだめてベクトルを揃えるバーニー。
壮絶な銃撃戦が始まる。戦車による砲撃。
厳しい戦いの中、マックスの操縦するヘリでトレンチとヤンがマシンガンで助っ人に来る。ガンナーが戦車の1台を奪い反撃。
なおも激しい攻防は続く。
業を煮やしたストーンバンクスがトラックでビルに乗り込んだ。
一方大方の敵を片付けたメンバーは屋上で待機するマックスのヘリに向かう。
最後にストーンバンクスと向き合うバーニー。死闘の結果バーニーがストーンバンクスを射殺。その時、PCのバッテリーが切れて爆発が始まった。屋上に走るバーニー。
ビルが崩れ始め、やむなく離れるマックス。そこに飛びついたバーニー。爆発の白煙が晴れると、ロープの先にバーニーが。
歓声が上がる。
戻ったバーニーたちの宴会。回復したヘイルがそこにいた。
お守りとして残していた指輪をバーニーに返すヘイル。
メンバーとして正式に迎えられた4人とガルゴ。