名車再生!クラシックカーディーラーズ
「AMC・ペーサー」BS11 12/23放送
感想
このクルマは全く知らなかった。確かにビミョーなルックス。
でも車高を下げることでグンと印象が良くなった。
それにしても、いつも冷静沈着なエドがラッピングで大乱調。
それにこんなのでは、ワックスかけたらベロベロに剥がれる。
1万3千ドル近くつぎ込んだが、売れた金額は8000ドル足らず。
なにごともルックスは大事・・・
内容
1975年発売。良く言えば時代が追い付かなかった・・・
6年で30万台作られた。AMCを潰した車とも言われている。
今でも注目されているが、中古車市場にはとんと出ない。
1975年式のペーサーを見つけたマイク。希望は4000ドル。
出掛けるマイク。冗談みたいな外観だが理に適っている(広い窓、広いボディ幅)
当時のあだ名は「金魚鉢」「妊娠中のグレムリン」「ハムスター」・・・
オーナーのマイニーさん。この車に強い思い入れがありそう。
テストドライブに出るマイク。
オートマのシフト表示が動かない。走りはイマイチ(モタつく)
戻ってドアが開けられない!(壊れていて外からしか開かない)
今の状態では未来はない、と3000ドルを提示するマイク。
交渉の末、3500ドルで妥結。
エドは渋い顔。「ペーサーか・・・君のプランにもよるが、世界のカッコ悪い車にランクインされてる車だぞ。嫌う人は多い」
マイクの提案:少し車高下げてクールに見せよう。外装はラッピングがいいんじゃないか→「ボクは従うヨ・・・」とエド
第一歩の車高下げから始めるエド。ブレーキキャリパーを外すがスプリングが強くて外れず→スプリングを圧縮する工具を自作。
リヤはリーフスプリングの上側にスペーサをかませる。
だが購入したスペーサが相手との篏合に問題あり。
スペーサを加工業者に持ち込むマイク。相手もマイクさん。
アルミブロックを削り出して上側と下側を相手に合わせて加工。
部品を受け取り組み付けるエド。
それを長いUボルトで固定する。
シフトインジケータの修理。インジケータはコードでシフトレバーに繋がっているが、途中で切れている。張力27kgに耐える釣り糸を切り、両端をクランプスリーブで止めて組付け→直った。
外観はやはりラッピングがベストと言うエド「デザイン考えてみる・・・」
ベースカラーをライトグレーに塗装し、そこにハイテク技術を使った網目状のシールを貼る。
シールに必要な面積は17m/2。費用は1m/2当たり51どる。
総額5500ドルかかる・・・
内装のチェンジに工夫するエド。フロック加工。
プライマーを塗装し、静電気で細かい繊維を接着(毛が立つ)
ライトを当てると車体が輝く。世界一のペーサーが出来た!
費用一覧 円換算(¥144/$)
Car 3,500 504,000
Wrap 5,500 792,000
Interior 2,000 288,000
Wheels 1,000 144,000
Suspension 500 72,000
Lights 250 36,000
Total $12,750 ¥1,836,000
お披露目はネバダ州。シートで車体を隠しているエド。
ジャーン!とシートを取る。「感想は?」
「ワオ!驚いた」と言うマイク。そして「寒気感じた・・・」
ラスベガスのネオン街を走るエドは
「これはネオンの下で本領を発揮するんだ」
いくら掛かったかを聞いたマイクは絶句。
かなり高く売らないと!。今までで一番のギャンブルだ・・・
16000ドルで広告を出すが、問い合わせはゼロ。
チャリティオークションに出品したマイク。3日間かけた落札額は
8000ドルに届かず(7857ドル)
ガン患者に支援出来た事で良しとしよう・・・