原題:The Equalizer 3
シリーズ イコライザー イコライザー2
監督 アントワーン・フークア
脚本 リチャード・ウェンク(英語版)
原作 マイケル・スローン、リチャード・リンドハイム
『ザ・シークレット・ハンター』
興行収入:1.9億ドル(仮)
キャスト
ロバート・マッコール - デンゼル・ワシントン
エマ・コリンズ - ダコタ・ファニング CIA捜査官
ジオ・ボヌッチ - エウジェニオ・マストランドレア 憲兵隊員
フランク・コンロイ - デヴィッド・デンマン エマの上司
アミーナ - ガイア・スコデッラーロ カフェ店主
エンゾ・アリシオ - レモ・ジローネ マッコールを助けた医者
ビンセント・クアランタ - アンドレア・スカルドゥッツィオ
マルコ・クアランタ - アンドレア・ドデーロ
アンジェロ - ダニエレ・ペローネ 魚屋
ガブリエラ・ボヌッチ - ディア・ランザーロ ジオの娘
キアラ・ボヌッチ - ソニア・ベン・アマル ジオの妻
ロレンゾ・ビターレ - ブルーノ・ビロッタ マフィアのボス
スーザン・プラマー - メリッサ・レオ
バレラ警部 - アドルフォ・マルジオッタ
予告編
感想
前2作のレビューの時にも書いたが、基本デンゼル・ワシントンは知的で「静の人」
それが正義のためなら躊躇なく人を殺すことが出来る「仕置人」
そういう意味では1作目のホームセンター従業員が一番ハマった。
2作目は元相棒のスーザンが殺された背景に、同僚だったデイブが絡んでいたという、ちょっと後味が悪いものだった。
そして5年振りに作られた本作。いきなりの大量殺戮。
その後のストーリーはおとなしい住民を助ける「正義の味方」躍如といったところ。ヴィンセントの殺し方はちょっと粘着気味やナー・・・
でも最後に、初めの殺戮が老夫婦の年金回収が目的と知って
「そらー、やりすぎだろう!」と思わず叫んでしまった。
金で済むことは、金で解決しようよ・・・
前2作と、ちょっと殺し方が違うというか「冷たい」
マルコやヴィンセントの殺し方は、なんか「イヤ」・・・
フルムービー(多分すぐリンク切れになる)
あらすじ
イタリア・シチリア島。自らのワイナリーを少年(孫?)と共に訪れた現地マフィアのボス、ロレンゾ。少年を残し、部下らが惨殺されているのを見ながら廊下を抜け部屋に入る。
その先に座っていたのは元DIA工作員のロバート・マッコール。
3名の男に銃を突き付けられていたマッコールだが、時計のタイマーをセットすると信じられない速さで敵を倒す。時間は9秒。
ロレンゾから「あるもの」を回収し、彼も殺した。
そこで車に乗っていた少年に気付き、黙って帰るよう諭す。背中を向けたとたん銃撃されて倒れるマッコール。少年は逃げた。
何とかその場を脱し、アルトモンテの町まで辿り着いたマッコールだが、そこで意識を失う。
マッコールを偶然見つけた憲兵隊員のジオは、町医者のエンゾの家に彼を担ぎ込む。銃創と気付いたが知らぬ素振りで治療するエンゾ。
数日後意識を取り戻したマッコール。
エンゾは何も聞かずに静養するよう勧めた。
しばらくして歩けるようになったマッコールは、カフェを見つけていつもの様にお茶を淹れる時の儀式を始め、店主のアミーナと親しく話す様になる。
その一方でマッコールはCIA捜査官のエマ・コリンズに通報し、シチリアのワイナリーを調べるよう示唆した。上司フランクとシチリアに飛んだエマは、そこでロレンゾのワイナリーから大量の麻薬と現金を発見。
この町での暮らしが気に入ったマッコールだが、ここを仕切るマフィア「カモッラ」のボス ヴィンセントと弟のマルコがルゾート建設の計画を強引に進めていた。住民に立ち退きを命じ、拒否した者は見せしめに殺された。マッコールが行きつけになった魚屋のアンジェロも放火された。
その放火を追っていたジオだが、マルコらに妻と娘の目の前で暴行され、捜査から手を引くように恐喝された。
その様子を冷静に見極めていたマッコール.
エマが追っていたロレンゾは「カモッラ」の一味であり、彼女はマッコールに捜査についての話を聞く。
なぜ自分に情報を流したかも訊ねるが、話を逸らすマッコール。
夕食に入ったレストランで偶然ジオ一家に会うマッコール。だがそこに現れたマルコらがジオを脅迫する。口を出したマッコールを痛めつけようとするマルコだが、手の急所を掴まれて悶絶。
仕方なく出て行ったマルコたち。その後彼らの前に姿を見せたマッコールは、鮮やかな手さばきでマルコも含め抹殺した。
エマは、ワイナリーの麻薬と金が連日ローマで多発しているテロ事件の資金になっていると踏んで、地元警察のバレラ警部に情報を聞く。
ヴィンセントと繋がっていたバレラが警告しに行くが、逆に手首を切り落とされる。
手首をワインペールに漬けて送り返されるバレラ。
その後エマは自分の車に乗る直前、爆発に遭い重傷を負う。
弟を殺されて激怒したヴィンセントは、町の広場にジオを引き出して、やった者が出て来ないとこいつを殺すと叫んだ。
そこに丸腰で現れたマッコール。自分を殺せと挑発した。
いきり立つヴィンセントだが、そこにエンゾがライフルで狙いをつけた。
それに伴い、住民がみなスマホを出して撮影を始める。明日報復すると捨てゼリフを言って立ち去るヴィンセント。
その夜、ヴィンセントの屋敷に忍び込み、手下を一人づつ殺して行く。最後にヴィンセントまで辿り着いて気絶させたマッコールは、彼に致死量以上の麻薬を飲ませる。気付いたヴィンセントは事態に気付き、屋敷の外に逃げ出す。それを静かに歩いて追うマッコール。
泡を吹いて絶命するヴィンセントを静かに見るマッコール。
エマの情報によりカモッラ一味は逮捕され、事件は決着した。
病室にエマを見舞うマッコール。
彼女に36万6400ドルの入ったリュックを託した。
怪我から恢復したエマが老夫婦を訪れる。家を売却する直前。
預った金を渡すエマ。それはロレンゾが使っていたサイバー犯が騙し取った
後半あらすじ(短縮版)
エマの元にマッコールから手紙が届く。「お母さんも君を誇りに思っているだろう・・・」デスクには彼の同僚スーザンとその夫に挟まれて卒業を喜んでいるエマの写真が。
その頃、贔屓にしているサッカーチームの優勝を町民と喜ぶマッコールの姿があった・・・