名車再生!クラシックカーディーラーズ
「マセラティ3200GT」BS11 9/2放送
感想
エドが、これだけたくさんの車を扱って来てもマセラティが初めてなのにビックリ。
しかしエンジン側のポテンショメータのお粗末さには驚愕。
高額な車のメカにオモチャ並みのパーツを使っているとは。
またそれをモグリの修理屋が改良するとこなんざ「粋だねぇ♪」
タイヤのマーキングは新品で良く見るが、重い場所の表示だったんだ(勉強になった)
内容
イタリアのスーパーカー。
1993年にフィアットに買収され、1997年にはフェラーリの傘下に入った。その最初に出されたモデル。
3.2ℓ、V8、ツインターボ。最高時速280キロ。4シーター。
1万ポンド以上が相場の中、7500ポンドの出物。
600キロを走ってスコットランドまで出向いたマイク。
デイビーさん。ステアリングラックのリコールは対策済。
またタイミングベルトは交換済み。エアコンは動かないとの事。
テストドライブに出るマイク。
スゴいスピード。フェラーリ傘下に納得。
エンジンには問題ないが、アクセルの反応が早すぎる(ONかOFFか)
足回りにも問題ありそう。内装がくたびれてる。
戻って価格交渉。7000ポンドで妥結!
エドはちょっと渋い顔。明らかに問題抱えてる。本車でスロットルのトラブルは聞いたことがある・・・・
あちこち直さなくちゃならない。
だが、初めてのマセラティでワクワクのエド。
まずはスロットルから。
このシステムは「ドライブ・バイ・ワイヤ」システムであり、間にコンピュータを介している。チェックシステムで確認。
エンジン側、アクセル側双方にエラー表示。
ペダル側のポテンショメータをチェック。角度を信号に変換するもの。応急処置した跡があるが不十分→新品に交換。
次いでエンジン側。ユニットのBoxを外すが、ポテンショメータは基板に付いており分解出来ない構造。
専門家に任せる事とする(新品は2000ポンド!)
専門家のマイクさんを訪れるマイク。
手慣れた様子で外装のシールが剥がされて行く。ユニット内部は改造されない様樹脂で固められているためドリルで削って行く。
カーボン抵抗を塗布したシートに端子が滑るもので傷、剥がれを生じ易い構造。
この部品を変えるんですか?の質問に「抜本的に解決する」
磁気センサで位置検知して信号に変えるとのこと。
修理は無事に終わった。保証期間は1年。
エアコンを確認するエド。システムではガス圧力低下を表示。
まず冷媒回収機を作動させるが「圧力ゼロ」
窒素を入れてそれを紫外線ライトで確認。ラジエターに多数の穴を確認した。
ガス補充してスイッチを入れたら冷風が出て来た。OK!
次いでステアリング系の修理。ボールジョイントのガタが大きく「タイロッドエンド」を交換。
それ以外にもタイヤが問題。3種類のタイヤが使われている。
マシンでタイヤを外し、新しいものに交換。
タイヤには一番重い部分の表示があるため組付け時、そこをバルブのある場所の反対側に持って行くとバランスウェイトの量が少なくて済む。
バランサーにかけ、アンバランス量をウエイトで調整(マシンが指示)
メータパネルのエンジンチェックランプが点灯。ランプ切れかどうかは外してみないと分からない→ランプ切れではなかった。
中古品を手に入れ、部品を入れ替えて完成品を作った。
確認OK。
費用一覧 円換算(¥185/£)
Car 7,000 1,295,000
Throttle 399 73,815
Air Con,Oil Filter 463 85,655
Tyres,Suspension 562 103,970
Interior Rifit 208 38,480
Total £8,632 ¥1,596,920
イングランド西海岸の「モアカム」をドライブする二人。
GT(グラン・ツーリスモ)の雰囲気を味わうにはこんな道(マイク)
今回は運が良かった。売値は13000ぐらいは行けるのでは?
訪れたジェームズさん。気に入った様子だが13000の提示に
「12000では?」マイクも粘る「12500にしよう」
更に攻防し、結局12300ポンドで妥結。
今日の一曲
このPV、イイなぁ
Kool & The Gang - Joanna 1983