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Channel: 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)
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007/ダイ・アナザー・デイ 2002年

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原題: Die Another Day


監督    リー・タマホリ
脚本    ニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド
原作    イアン・フレミング
主題歌    「ダイ・アナザー・デイ」マドンナ
主題歌とあらすじ マドンナの曲は中ヒットぐらい?


キャスト
ジェームズ・ボンド        - ピアース・ブロスナン
ジンクス                      - ハル・ベリー
グスタフ・グレーブス      - トビー・スティーブンス
ミランダ・フロスト           - ロザムンド・パイク
ザオ                             - リック・ユーン
M                                 - ジュディ・デンチ
Q                                 - ジョン・クリーズ
ダミアン・ファルコ           - マイケル・マドセン
ミス・マネーペニー          - サマンサ・ボンド
チャールズ・ロビンソン    - コリン・サーモン
タン・サン・ムーン大佐    - ウィル・ユン・リー
ムーン将軍                   - ケネス・ツァン
ラウル                          - エミリオ・エチェバリア

感想
ピアースボンドの最終作品。サーフィンしながらの潜入(それも北朝鮮に!)にはビックリ(目立ち過ぎやろ)
軍の移動手段がホバークラフトなのを「何で?」と思ったが地雷回避のためと知ってナットク。

今回のボンドガールはハル・ベリー。「チョコレート」の翌年の出演で、この辺りからグッと注目される様になった。
歴代ボンドガールのプロポーションの良さは毎度のことだが、特に彼女は素晴らしい。
アメリカの諜報機関といえばCIAだが、彼女の場合はNSA(国家安全保障局)視聴のあとあわてて検索した→コチラ
CIAがスパイ(諜報)活動主体なのに対しNSAは電子機器主体の情報収集が担当らしい(映画では立派にCIAだけど・・・)

ステルス仕様のボンドカーにはびっくり。

まあ「攻殻機動隊」で光学迷彩はお馴染みだが、その表現は実写なりにけっこううまくやっていた。

輸送機からの脱出もツッコミどころ満載。

ヘリがローター畳まずに格納出来る筈はないんだが・・・
まあ「ミッション・インポッシブル(1996)」では鉄道のトンネルの中にヘリが入って来たからなぁ。それもアリか。

ボンド映画はいかにハラドキ場面を押し込むかが重要課題なので、その点で言えばあまり考え込まずにスカっとする一本。


あらすじ
サーフボードを使って他の諜報員二人と北朝鮮に潜入するボンド。その軍事基地でダイヤの密売人になりすましてムーン大佐と会うボンドだが、顔情報から側近のザオに正体がバレ、ホバークラフトを奪って脱出。追撃するホバークラフト隊。

 

厳しい撃ち合いの末、ムーン大佐が滝壺に落ちて行った。
ムーン大佐の父、ムーン将軍に捕えられ拷問を受けるボンド。

その14ケ月後、ボンドは国境近くの橋に引き出され歩かされる。霧の深い中、向こうから来たのはあのザオ。捕虜交換で解放されたボンド。
だが戻ったボンドはMから資格をはく奪された。北朝鮮側から情報漏えいの兆候があり、更なる被害防止のため捕虜交換を受けたMI6。身の潔白を証明するため、再教育センターから心停止を装い抜け出したボンド。
 

香港のホテルで中国の諜報員チャンからの情報を得るボンド。チャンはザオに仲間を殺されていた。ザオはハバナに居ると言って、チケットとパスポートを用意してくれたチャン。
ハバナで地元の情報屋ラウルから、ザオが沖にある島の病院に入院してDNA治療を受けていると知る。
島の下見をしているうちにプロポーションのいい女性ジンクスと知り合い、一夜を過ごすボンド。


翌朝目覚めると、ジンクスが既に島へ向かう船に乗っていた。

次の便で島に渡るボンド。
ザオは手術でドイツ人になろうとしていた。戦いになるが、ザオはヘリコプターで逃亡。ジンクスもザオを追っていた様だが、ボンドの前から姿を消す。
ザオから奪った銃弾のネックレスから数個のダイヤが出て来た。そのダイヤには最近急伸しているグレープス社の刻印があり、オーナーのグスタフ・グレーブスへの接触を考えるボンド。

グスタフはフェンシングの名手であり、そのクラブで秘書のミランダ・フロストにダイヤを見せて取次ぎを頼むボンド。


最初はグスタフと紳士的なフェンシングの試合だったが、ボンドがダイヤを賭けると言って次ラウンドが始まると過激な戦いとなる。

途中からは本物の剣での争いになった。止めるミランダ。
グスタフはボンドを、アイスランドで開かれる人工衛星の発表会へ招待する。
その後Mから諜報員としての復帰を知らされるボンドは、Qの後継者(R?)からステルス機能を持つ「アストンマーチン・ V12ヴァンキッシュ」を受け取りアイスランドに向かう。

またミランダがMI6の諜報員だとも知らされたボンド。

氷で出来たデモ会場で多数の要人を集め人工衛星「イカルス」を発表するグスタフ。ダイヤで太陽光を反射させて地上の任意の場所に送り届けるもの。だが軍事転用されれば危険この上ない。

ボンドのアストンマーチンは光学迷彩仕様。

隠密行動するうちにジンクスと再会するボンド。実は彼女はアメリカ国家安全保障局(NSA)の諜報員だった。
更にグスタフが、実は死んだと思われていたムーン大佐だった事も明らかになる。
そこにミランダが現れる。結局二重スパイで、ボンドが機密を漏洩した様にみせかけたのも彼女。
ボンドはグスタフ所有のスピードレコード車で脱出を図るが、グスタフが「イカロス」の光線でそれを攻撃。崖まで追い詰められて断崖にぶら下がるボンドだが、車のパーツを利用してその場を脱する。そして敵からスノーバイクを奪って氷の館まで戻った。

館ではジンクスが閉じ込められており、光線で加熱されて部屋が溶け水没の危機にあった。アストンマーチンでそこに向かうボンドだが、それを車で追うザオ。

追跡の裏をかき、ステルス動作で敵の車をやりすごすボンド。氷のシャンデリアに潰されるザオ。
閉じ込められている部屋に車ごと突入してジンクスを救い出すボンド。


ボンドとジンクスはそれぞれの組織から指令を受けて韓国に入り、そこからグライダーで北朝鮮に潜入。
北朝鮮に戻ったグスタフは「イカルス」の制御装置を搭載した輸送機を出発させる。目的は韓国軍が敷設した地雷原への攻撃。
グスタフの前に引き出された父親のムーン将軍。姿の変わった息子に驚き、またその目的を知って銃を向けるが、父を射殺するグスタフ。
輸送機に乗って隠れていたボンドとジンクスがそこに乱入して銃撃戦に。ボンドとグスタフが戦う間に、ジンクスがコックピットに行ぐが、銃で窓が割れ機体が急降下する。
それを何とか立て直したジンクスだが、そこにミランダが刀を突き付ける。ジンクスは機体のコースを「イカルス」の光線に向けた。

 

光線に焼かれて機体がダメージを受け各所で爆発。

その間にミランダとの接近戦になるジンクス。
ボンドとグスタフも揉みあうが、電撃にやられて倒れるボンド。


ジンクスは劣勢だったが、スキを見て短刀でミランダの胸を突き倒す。

 

一方勝ち誇ってパラシュートで脱出しようとするグスタフに、体が外に出る途中でパラシュートの紐を引くボンド。無理に引きずり出されたグスタフはエンジンに吸い込まれた。

何とか「イカルス」の作動を止めたボンドだが、機体は制御を失い急降下を続ける。搭載してあるヘリに乗り込み外に出る二人。

機体は墜落。

何とか空中で始動を行い脱出したボンドとジンクス。

ヘリにはダイヤが満載されていた。

事務処理中のマネーペニー。そこにボンドが戻って来る。

熱い口づけと共にボンドが彼女を机に押し倒す・・・
だがそれは彼女の妄想。

最寄りの孤島に降りたヘリ。そこの小屋でダイヤに埋もれながら愛し合うボンドとジンクス。

 

 


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