原題:The Dead Pool
シリーズ 1 2 3 4
監督 バディ・ヴァン・ホーン
脚本 スティーヴ・シャロン
音楽 ラロ・シフリン
興行収入:約40億円
キャスト
ハリー・キャラハン クリント・イーストウッド
サマンサ・ウォーカー パトリシア・クラークソン
ピーター・スワン リーアム・ニーソン
アル・クアン エヴァン・C・キム
ハーラン・ルック デヴィッド・ハント
ジョニー・スクエアーズ ジム・キャリー
ドネリー部長 マイケル・カリー
アッカーマン警部補 マイケル・グッドウィン
ジェネロ アンソニー・チャルノータ
予告編
感想
シリース第5作。
導入で軽く事件を解決するという、安定のワンパターン。
今回のテーマは「マスコミ」
連続殺人事件を追うニュースキャスター、サマンサ・ウォーカーと対立するハリー。だがそこはハリーだから、美人となれば仲良くもなる。
中盤までは、映画監督スワンが相当怪しい人物として描かれるが、結局彼の狂信的ファンが犯人(リーアム・ニーソン若い!)
この「デッド・プール」というギャンブルがちょっと意味不明。
人なんてそうそう死ぬものじゃないから、ギャンブルとして成立させるには殺人事件が続発するわけで、危険このうえない。
犯人に意外性がなく、ラジコン・カーのアイデアもイマイチ不発。
いくら早く走らせたとしても30キロがいいとこだろう。
車相手に追い詰めるのはムリ。
それから最後に犯人を仕留める捕鯨銃は、いかがなものか。
元々撮影準備前なんだから、火薬なんて詰められてるわけがない。
3作目の時のロケット弾もそうだが、この辺り雑やなー。
一作目では41歳だったハリーも五作目では58歳。まあ初回並みの興行収入とはなったが、この辺をシリーズの潮時と考えたのは賢明。
なお推奨はしませんが、フル動画はコチラ
あらすじ
サンフランシスコ市警のハリー・キャラハン刑事は、ギャングのボス、ジェネロを逮捕し注目される。その後報復のために襲撃され、返り討ちにするが車両の損害がひどく、内勤を命じられる。復帰の条件として、中国系のクワンとコンビを組まされるハリー。
人気ロックスターのジョニー・スクエアーズ死亡の事件を調べに行くハリーとクワン。ジョニーの死因は薬物の大量摂取であり、事情を聞くハリーに監督のスワンは非協力的。
事件取材で、サマンサ・ウォーカーのカメラマンがハリーに付きまとうが、無視される。
ジョニーの恋人に強引にカメラを向けたのを見て、激怒したハリーはカメラを奪って放り投げる。
次いで、強盗の場面に遭遇したハリーとクワンはそれを解決するが、被害者が持っていたリストのジョニーの名に「死亡」と書かれ、そこにハリーの名もあった。
本部に戻ったハリーは、カメラの損害賠償を受けてまた叱責されるが、サマンサがハリーとのディナーにより取り下げると提案。
ディナーの席で、サマンサはハリーに独占取材を持ちかけるが、視聴率目当てのマスコミを批判し、席を立つハリー。
その後サマンサの報道で、スワンらが「デッド・プール」という有名人の死を予想する賭博をしている事を知るハリー。
事情を聞きに行くが、関与を否定するスワン。
放送局に向かい、サマンサと和解して食事をするハリー。
だがその夜再びジェネロの部下に銃撃される。今度は取材される側になったサマンサ。彼女をそっと立ち去らせるハリー。
スワンはマスコミに対し「デッド・プール」をやっていた事を謝罪する。
その夜、スワンの映画を酷評していた映画評論家モリーが殺されるが、スワンにはアリバイがあった。
スワンを犯人にしようとする者がいると考えるハリー。
その後TV司会者が爆殺され、容疑者がスワンの熱狂的ファンだったルックに絞り込まれた。
ハリーとクワンは車で、ルックが通院していた病院に向かうが、ラジコン・カーの執拗な追跡を受ける。追い詰められ、ラジコン・カーが車の下に入った時爆発が起きる。それでクワンが負傷した。
医師からルックの住所を聞き出し、家に行ったハリーは、次の標的がサマンサである事を知る。既に彼女はルックに連れ去られていた。
スワンの映画の撮影現場にサマンサを助けに行ったハリーだが、彼女を盾にされ、銃を奪われる。
カメラを倒して隙をつき、サマンサを助け出したハリーは、自分が囮になってルックを屋外のロケ現場へ誘いだした。
ハリーを探すルックの背後に、捕鯨銃を持って立つハリーは「運が尽きた」と言ってそれを発射した。
壁に串刺しにされて絶命するルック。