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感想
まさに夫婦合作で曲を作っているんだナー、と実感。
ユーミンが結婚して荒井由実から松任谷由実になった時は、芸能人が結婚しても活動上の姓を変えないのが普通なのにってんで、却って新鮮に思った。あれから40年。
今でも活躍出来ている陰には、このダンナありきってとこか。
内容
歌手 松任谷由実の夫である松任谷正隆がゲスト。
寺岡呼人が自ら作った企画書に基づき、正隆氏に聞きたいことを、松任谷由実の楽曲をベースに紐解いて行く。
ゲスト
松任谷正隆、寺岡呼人
「春よ、こい」
「淡き・・」で始まる曲というのが取っ掛かり。
最初はイスラエル人の曲がイメージにあった(Noa「I don't know」)
歌詞はディスカッションしながら作る。
一瞬険悪になった。40年間のうち3度あったうちの一つ。
何でこのイントロが分かんないんだ!
食事中ONになることもある。寝る前も・・・
「あなたに会う旅」もぶつかった。
映像の浮かぶ音という事で「銀河鉄道999」のイメージで作ったら違うと言われた。この時は揉めた。俺にはできない!
そんなこと言われても困る。それじゃあ武部にやらせる・・・
折れなかったユーミン。
武部は電子音をアコースティックに変えて999を地上に降ろした。
日課は、朝9~11時がティータイム。
そこでいろんな話をする(いい時間)
それは毎日。キッカケは彼女が一人でお茶しているところへ加わった。
「ノーサイド」 Q:イントロはどう作った?
これのイントロは作ってない(一同ざわつく)
ベーシストの高水が考えたフレーズがあったんで
「このイントロちょうだい」 ただ、やったのはこの一曲だけ。
イントロが印象的な曲の他の例
「あの日にかえりたい」
「アニバーサリー」
「リフレインが叫んでる」 シンクラヴィアという楽器がポイント
作詞、作曲、アレンジの順は?
作曲→アレンジ→作詞 の順
アレンジが出来ないと詞が出来ない
「真夏の夜の夢」 ドラマ主題歌
出来るだけ下品なイントロにしてくれと言われて作った。
それでもまだ足りないと言われた。ドロっとした感じ。
城卓也の「骨まで愛して」がヒント。
ユーミンのデモテープについて
彼女は製作過程をみせず「鶴の機織り」と称しているが、今回本人の許可を取って正隆氏が持参(深海の街)
アレンジのポイントは? 覚えてない・・・
アルバムがリリースしたら聴きたくなくなる。昆虫の標本みたいなもの。
コード進行について
「夕涼み」はブロックコード
「ディスティニー」
イントロからのコード進行の浮遊感。
”忘れないでね”の分散コードは、ギタリストでは作れない。
アレンジでのコード進行はどこまで意識します?
考えてない。押さえたとたんに決まるのはイヤ。
譜面の奴隷にはならない。
ユーミンのコードはいったん捨てる。
「雲の道しるべ」
音数が少ないのに空間が埋まる。
「恋人がサンタクロース」の転調はなぜ?(サビ)
由美さんが分からなくなったから。
彼女は根気強い。何日もやるからわかんなくなる、不器用。
結果、面白くなる。僕だったら思いつかない。偶然の産物。
天才ユーミンのトリセツは? 性格を知る。
ゲッターズ飯田が見事に言い当てた(ここで言うと家庭問題か・・・・)
「お馬鹿さん」お調子ものの大馬鹿野郎。
その通り。見てると分かる。
紅白で踊り出した! そう、アレ。
チャーミング。お茶目は「いい言葉」
基本プロデューサー。独裁でないとダメ。
朝のティータイムが大事。
正隆の仕事場拝見+ユーミン(カメラが入る)
モニターはJBL4343。