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Channel: 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)
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メカニック・ワールドミッション    2016年

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監督 デニス・ガンゼル
脚本 フィリップ・シェルビー

 

キャスト
アーサー・ビショップ   ジェイソン・ステイサム
ジーナ           ジェシカ・アルバ 
マックス・アダムス    トミー・リー・ジョーンズ
メイ             ミシェール・ヨー 
クレイン          サム・ヘイゼルダイン
エイドリアン・クック    トビー・エディントン 
クリル           フェミ・エルフォウォジュ・Jr 

 

 

予告編

 

感想

二作目で早くも引退ネタとは、このシリーズは短命か・・・・
第一、第二の殺しについては下準備がけっこうワクワク感があり、この辺の「スパイ大作戦」的な雰囲気は好き。
それに対して第三のケースはかなり無造作で、アクション自体は派手だがあまり乗れなかった。

クライアントのクレインと、幼い頃孤児院で過ごし、途中で自分が逃げて恨まれているというエピソード。最初はそれが伏線になって結末で何かあるのかと思ったが、結局何もない。
こんな雑な生い立ち話は、却ってないほうがいい。

 

まあ殺し方、脱出の仕方の新規さと、沈没する船から生還した時の謎解きでちょっと感心させる、程度の軽いお話し、てなとこか。
やっぱ「トランスポーター」シリーズの方がイイかな?

 

 

あらすじ
「メカニック」と呼ばれた凄腕の殺し屋アーサー・ビショップは引退して静かにリオで暮らしていたが、そこに仕事の依頼が来る。
相手に会いに行くと女。幼少期から同じ境遇で育ったクレインからの依頼だという。
不審に思い、女の顔をケータイで撮ると、騒ぎが勃発。その場に居た仲間数名を殺してロープウェイに飛び乗る。敵も乗り込んで来て屋根の上に逃れるアーサー。だが武器はなく絶体絶命。
そこで近くを通ったハンググライダーに飛び乗って脱出するアーサー。

 

その後アーサーが棲家にしていた船が爆破される。

タイ南部。リペ島。昔馴染みの女性メイの居る島。使い慣れた部屋に通される。

 

ネット情報で先の女の素性を調べるアーサー。
夜中に、沖の船で争う声。メイに頼まれてボートで駆け付けたアーサーは、そこで男から暴行を受けている女性を助ける。だが相手の男と争っているうちに男を殺してしまう。

女性とボートに乗り移り、その船を男ごと燃やしたアーサー。
女性の名はジーナ。彼女のケータイにアーサーの写真があり問い詰めると、彼女が行っている慈善事業の関係でクレインから脅されて接近した。アーサーに仕事をさせるためだという。
子供を人質にされていて逆らえなかったと謝るジーナ。分かるよ、俺も孤児だった、とアーサー。
クレインと共にギャングに売り飛ばされたアーサー。そんな所から俺は逃げた。残されたクレイン。これは復讐だ。

敵の襲撃を受ける二人。アーサーは父親の形見の時計をジーナに渡す。そして敵に捕らえられる二人。


タイ、バンコク。クレインの前に引き出されるアーサー。
仕事は三人の男を殺すこと。逆らえばジーナの命はない。

一人目はマレーシアの武器商人クリル。

ペナン島の刑務所で部下に守られて暮しており、死因を疑われずに殺すのは至難の技。

 

武器の下準備をしてから、軽い犯罪を犯して刑務所に入り込むアーサー。持ち込む武器はタバコ、ガム等に仕込んで取り上げられる事はなかった。
クリルが、恨みを持つ者に刺されそうになったところを助けて、夕食に招待されるアーサー。
クリルがハマっている薬草を調合して麻酔薬を作り、それを飲ませた上で自然死に見せかける。
脱出は壁の爆破。ガムに見せかけたプラスチック爆弾と、タバコに仕込んだ信管。海に飛び込む前にサメよけのクリームを塗っていた。

 

次の標的はエイドリアン・クック。鉱業界を牛耳る大富豪。
高層ビル最上階を貸し切り、そこに付き出たプールで泳ぐのが日課のエイドリアン。


武器の準備をするアーサー。三角錐状の爆弾を作る。
下層の一部屋を借り、清掃員に化けて窓からプール下まで到達。

全て透明アクリル製の突き出たプールの底にドリルで穴をあけ、爆弾を仕込む。
エイドリアンがその場所まで泳いで来た時、爆破させるアーサー。水と一緒に吸い出されたエイドリアンは地面に激突して即死。

ジーナの安全確認のため、毎回テレビ電話を繋がせていたが、ジーナがカメラを動かして船番号が入るよう操作。その番号から船を特定し、海底から侵入するアーサーは、次々に手下たちを殺してクレインに迫るが、結局捕まる。勝ち誇るクレイン。

 

三人目の標的はブルガリアの武器商人マックス・アダムス。
共産党の施設の地下にある潜水艦退避所が彼のアジト。厳重な警備システム。同業者二人が殺されて警戒を深めるマックス。
見張りを遠方から狙撃して救急ヘリを呼ばせ、それに潜んで入り込むアーサー。
そしてマックスに接触して取引きを持ちかける。
潜水艦退避所での爆発事故の情報がクレインに入る。実際には事故の中でアーサーがマックスの脱出を助けていた。

 

ジーナの解放を要求するアーサー。

死体の確認に手下を行かせるクレイン。
来た手下どもを全て殺し、クレインの船に入り込むアーサー。
船でも手下を殺してクレインに迫る。一緒に連れて行かれるジーナが途中で腹に銃弾を受ける。
クレインは船の自爆装置を作動させ、ヘリで逃げようとした。
放置されたジーナを脱出ポッドに入れて船外に出したアーサーは、クレインと最後の対決。
マックスがまだ生きている事を知ったクレインだが、最後にアーサーが脱出するチャンスを奪って道連れにしようとした。
急いで船内に入るアーサー。そして大爆発。

 

救助されたジーナは治療を受け、カンボジアで子供の支援活動を再開していた。そこに顔を出すアーサー。
マックスは沈没したクレインの船が回収される映像をチェックしていた。
船の中に唯一空気層が確保されている「アンカー収納部」。そこに逃げ込めば破壊にも耐えられる。
アーサーの生存を確信するマックス。

 


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