脚本 武藤将吾
演出 小室直子、鈴木勇馬
キャスト
教室 3年A組
柊一颯(ひいらぎ いぶき)担任 - 菅田将暉
生徒
茅野さくら(かやの さくら) - 永野芽郁
宇佐美香帆(うさみ かほ) - 川栄李奈
諏訪唯月(すわ ゆづき) - 今田美桜
逢沢博己(あいざわ ひろき) - 萩原利久
石倉光多(いしくら こうた) - 佐久本宝
甲斐隼人(かい はやと) - 片寄涼太
中尾蓮(なかお れん) - 三船海斗
秋庭凛、浅見沙也、魚住華、金沢玲央、河合未来、熊沢花恋、
小宮山愛華、里見海斗、須永賢、瀬尾雄大、立野寛人、
辻本佑香、西崎颯真、花岡沙良、兵頭新、不破航大、堀部瑠奈、
真壁翔、光永葵、水越涼音、柳本稔、結城美咲
教師(私立魁皇高校)
武智大和 - 田辺誠一 3年B組担任(数学担当)
森崎瑞希 - 堀田茜 3年C組担任(地理担当)
市村浩一 - ベンガル 校長
坪井勝 - 神尾佑 体育担当
佐久間現 - バッファロー吾郎A 3年の学年主任。
警察(瀬ヶ山署)
郡司真人 - 椎名桔平 生活安全課少年係の刑事
宮城遼一 - 細田善彦 生活安全課少年係の刑事
五十嵐徹 - 大友康平 捜査一課の理事官
その他
景山澪奈(かげやま れいな)- 上白石萌歌 自殺した生徒
相楽文香(さがらふみか) - 土村芳 一颯と交際していた元教師
相楽孝彦 - 矢島健一 文香の父
喜志正臣 - 栄信 半グレ集団「ベルムズ」のリーダー
1~4話超あらすじ 詳細はこちら
Day-1
卒業まであと10日となった私立魁皇高校で、3年A組の生徒全員を人質に取って立てこもった、クラス担任の柊一颯(ひいらぎいぶき)。
昨年ドーピング疑惑で自殺した、水泳のホープ景山澪奈の死の真相を掴むのがその目的。反抗した男子、中尾蓮が一颯に刺殺された。
Day-2
ドーピングを疑わせる動画をSNSに流した者が、クラスの中にいるという疑い。そんな中で宇佐美香帆が自分だと告白。
だが動画を作ったのは別人。
Day-3
動画を撮ったのは、かつて澪奈に交際を申し込んで断られた里見海斗。だがそれをそそのかした者が別に居た。
里見を含む五人を「殺す」と宣言して別室に連れ込む一颯。
Day-4
殺すと言われた五人と、先に殺害された筈の中尾は無事だった。
そんな中で動画を撮らせたのが甲斐隼人と判明。母親が寝たきりで金が必要な時に、半グレ集団「ベルムズ」のボスに頼まれて澪奈を紹介したが、途中で助けた。
報復が怖くて言いなりになっていた甲斐だが、そのボス喜志正臣の名を告白。動画を喜志が加工した。
一方、その喜志と関わりのある諏訪唯月。
5~8話感想
巡り巡って、あの空気読めない自称カリスマ教師の武智が行う、推薦入学がらみの不正にまで辿り着いた。
だが文科大臣、牧原丈一郎の先にまだ誰か居るみたいで、一体どこまで引きずる気だ!とイラつく。
そこに文香の実父が五十嵐なんて話もブッ込んで来る・・・・
ただ視聴率も安定して10%越えをマークしているし、まあ成功の部類かも?
ラスト2話で、どんな結末を見せてくれるのか?・・・・
あらすじ
第五話 Day-5(2/3放送)視聴率10.4%
倒れて気を失っている一颯を介抱するさくら。
準備室のドアをこじ開け携帯、スマホを取り戻す生徒たち。皆外部への連絡を始める。再び「内通者」は誰かという探り合い。
逢沢博己が、内通者だと名乗り出る。
拉致された生徒たちとの再会。そして里見が、一颯からの話を伝える。
先生は生徒たちのために事件を起こした。真実を白日の下に晒す。
澪奈が死んだ時、クラスの誰が死んでもおかしくなかった。警察では犯人をあぶり出せない。
それと一颯には時間がない。不治の病。それで最後の授業をやろうと思った。そして一颯は、諏訪唯月が鍵を握っていると言ったという。
唯月に皆の目が集まる。
以前バーに押しかけ雇ってもらおうとした唯月は、店に居た喜志に、芸能事務所へ入るため二百万が必要だと言った。「俺の女になれ」。
そして芸能事務所に入れた唯月。
下校時に車で迎えに来た喜志が、走っている澪奈を見つける。
その後澪奈が死んでから、喜志は彼女の自殺を話題にしようとして黙り、その時ペンダントを渡された。
警察SITの突入を知って、残る者と外に出たい者との争いが始まる。
目覚めた一颯をさくらが連れて来る。
そんなに喜志が怖いか?と一颯。
自分は悪くないと心を閉ざす唯月に「お前は悪くない」
みんなみっともない、それでいい、それがいい。恥を繰り返して強くなる。ポロポロと涙を流す唯月は、喜志からもらったペンダントを床に打ち付けた。中からSDカードが出てくる。何が入っているかは知らない。
それを受け取りPCにセットする一颯。喜志が作っているフェイク動画の顧客リストだった。
警察が実行しようとしたSITの突入を阻止し、彼らの武器を手に入れる一颯。
一方、景山を陥れた犯人は魁皇高校の教師だとSNSに流す一颯。
第六話 Day-6(2/10放送)視聴率11.7%
一颯が授業を始める。信じる信じないゲーム。
ニセモノの生徒の手足がSNSに投稿された。
それをやったのは結城美咲。指示を出すまで勝手な事をするな、と一颯はまた皆のスマホ類を取り上げた。
一颯から教師たちに指示。8時までに景山のフェイク動画作成を依頼した教師を特定出来なければ教室を爆破する。
仲間じゃないのかよ、と騒ぎ出す生徒に「頼んだのは真実を知るために命を差し出せという事」
郡司が相楽文香に話を聞きに行くが、父親の孝彦がそれをさせない。
教室ではさくらが取りまとめて教師の評定を行っていた。その中で坪井の名が挙がる。水泳部顧問で、彼が怖くて辞めた者も居る。水越涼音が「思い出すだけでヘドが出る」と言って席を外す。
付き合っていた中尾の事をみんなに晒されて水泳部を辞めさせられた。それは胸の痛みで一日だけ休んで、中尾に病院に付き添ってもらっただけなのに。
トイレに居て、結城がスマホを隠し持っている事に気付いた水越は、坪井を告発する動画を撮らせてSNSで拡散させる。
郡司は、一颯が学生時代にバイトをしていた戦隊ものの特撮スタジオを訪ねる。
そこでの看板役者ファイター田中(前川泰之)に事情を聞く。一颯は当時悪役として演じていたが、真面目でスジが良かった。ヒーローを譲るつもりだったが、一颯がガンになったため、文香さんと同じ教職に就く事になった。
「文香さん」の名に聞き直すと、このスタジオの社長、相楽孝彦の娘さんだという。繋がった線。
教室では一颯が、水越の行った坪井告発の動画の事を生徒たちにバラしていた。
そして教師たちに8時の期限を宣告。こちらでは坪井先生が犯人と思っていると言い、水越に話させる。
自分から水泳を取り上げ、同じ様に澪奈を陥れた、と言う水越。
校長に促されて真実を話す坪井。あの日、水越の母親に頼まれて病院で医者から話を聞いた。水越は「運動誘発性の致死性不整脈」。ハードな運動は出来ない。母親から説得するよう言われたが、ああいうやり方しか思いつかなかった。
申し訳なかったと謝る坪井。
どうしたらいいの、と言う水越に「あの動画はSNSにアップされていない」と一颯。
よかった、とへたり込む水越に激怒する一颯。お前が流そうとした事に変わりない。取り返しのつかない事をやろうとした。変わってくれよ!
お前たちはもう、感情に任せて過ちを犯せる年齢じゃない。行動に責任を持て。
8時になり、教室から出て生徒たちを閉じ込め、爆破を宣言する一颯。そして爆破。
ただし爆破されたのは別の教室。
だが名乗り出なかった事実により世間の非難は教師に集中。
さくらがある事に気付く。先生が眼鏡をかけている時に話す言葉は本当、外して話す言葉は嘘。
警察の調べで、相楽孝彦が大量に火薬を発注していた事が判明。一颯と孝彦が繋がっている。
孝彦が、澪奈と誰かがビルに入って行く動画をアップした。その直後に救急車が到着。澪奈が自殺する寸前の出来事。
一颯が話す「武智先生、追い詰められましたね」
第七話 Day-7(2/17放送)視聴率11.9%
武智を犯人と決め付けている一颯は彼に、8時までに全ての罪を認めないと一番大切なものを奪うと言った。
生徒間で話される、豪翔大学への推薦入学に関する噂。武智が本人の実力を見極めずに入れるので、9割が1年で辞めていた。瀬尾は陸上、魚住は柔道で武智から豪翔大学への推薦をもらっていた。結果を出せば学費免除との甘言。
武智はネットでの噂が影響してTV番組の降板が起きていた。
一方警察では相良家の情報が集まりつつあった。相良孝彦の妻は10年前に亡くなり、文香は妻の連れ子。
文香の過去映像。文香が武智と知り合ったのは三年ほど前。スポーツ推薦の関係。
瀬尾が仲間を募って一颯を襲うが失敗。
瀬尾は推薦の取り消しが怖い。
武智を学校へ呼び出す一颯。フェイク動画の事は知らないと言う武智。
一颯は澪奈から、武智が豪翔大学への推薦入学を申し出た件を断った事を聞いていた。
武智が豪翔から報酬を貰って推薦入学を斡旋していた。そしてこの件を教育委員会に訴えようとした澪奈を陥れるため、武智がベルムズにフェイク動画を依頼した。
澪奈の最後の場面の動画を見せる一颯。だが同行の男は後ろ姿であり、本人の裏付けはない。証拠にならないと言う武智。だがその動画の中に一部、武智が建物から出ようとする横顔がはっきり写っていた。
それを見て、動画を依頼した事を認める武智。その様子は監視カメラからSNSにより外界へ拡散されていた。
武智に「名声と権威、大切なものを戴いた」と言う一颯。そして武智は警察に引き渡される。
郡司が五十嵐に報告。柊と相良は裏で繋がっていた。
あなたもグルですよね、と詰め寄る郡司。
教室。これで解決の筈なのに、どうして解放してくれない? まだ続きがある? 「これからが本番だ」と一颯。
第八話 Day-8(2/24放送)視聴率12.0%
本日は自習、と言って生徒たちのスマホ、パソコンを返す一颯。だが自分に協力している事は伏せておく様にとクギを刺す。
武智の件で、相良孝彦の不在を狙って文香を訪ねる郡司。
文香が三年前担任をしていた生徒で、野球部のエースが居た。武智が豪翔大学への推薦入学を働きかけたが、本人はプロに行くつもり。それでも文香に賄賂を押し付けて迫る武智。
文香が不審に思って興信所に調べさせたら、武智は意外な人物と繋がっていた。
諏訪唯月が喜志に留守電を入れる。アナタが捕まったのは私のせい、ごめんなさい。でもフェイク動画の拡散を私に言わなかったのは私を思っての事?・・・・・その電話は取り調べ室で皆に聞かれていた。
自白する喜志。澪奈を潰す依頼をしたのは武智。裏で操っているのが俺たちのバック・・・
孝彦に話をしに行ったファイター田中は、社員を巻き込んだ事を責める。問題はもっと根が深い、と孝彦。
田中からの電話を受ける一颯は「田中さんはヒーローでいて下さい」
郡司が武智に聴取。
文香は黒幕が文科大臣の牧原丈一郎だと武智に言い、教育委員会に報告しようとした。だが武智は澪奈と同様喜志に指示してフェイク動画で、文香が生徒とラブホに行った様に陥れ、退職に追い込んだ。
シラを切る武智に、喜志が全てを自白したと告げた郡司。だが殺したのは自分ではない、となおも否定する武智。
一方教室では、孝彦が流した動画に写っている武智の姿が加工されたものだと判り、更にそれが一颯だと判って騒ぎに。
そこに現れた一颯は、お前たちが決めろと言ってまた去って行く。
五十嵐と対峙している郡司。文香の戸籍謄本を見せて迫る。五十嵐は文香の実父だった。文香の復讐のために武智を追い込んだ。否定しない五十嵐だが「証拠は?」との問いに「一颯が持っている拳銃」
なぜここまでやった?と聞く郡司。牧原?と名を出すと「その程度の相手では・・・・」
とその時、部下を引き連れた理事官の本庄が五十嵐を連行して行った。郡司の相棒、宮城遼一(細田善彦)の通報によるもの。怒る郡司だが義憤に燃える宮城。
一颯が動画の本人だ、とSNSに流そうと言う者が居る中で、冷静に考えようという動き。
女は澪奈ではなく、この映像を撮った位置にも防犯カメラは設置されていない。要は武智を自白に追い込むため、一颯を含め何者かが作ったフェイク動画。
自分らで考え、正解に辿り着く姿を別室で見て涙ぐむ一颯。
単身学校に乗り込む郡司。ある程度の事情を知った上で、なぜ五十嵐を巻き込んだ?と一颯を責める。
本当の狙いの答えを知ろうとする郡司に「悪意のナイフで傷付けられた」と郡司の過去をなぞる言葉。かつて教師だった郡司。
犯罪である事など判っている、だからこの命を賭けたんだ!との言葉に絶句する生徒たち。
殴り合う郡司と一颯。だが病気のため倒される一颯。
一颯がとどめを刺されようとした時、郡司が突き飛ばされる。
その相手は戦隊ヒーローだった。