Quantcast
Channel: 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1566

NHK モーガン・フリーマン 時空を超えて「時間は存在するのか?」 6/10放送

$
0
0

番組情報
http://www4.nhk.or.jp/P3452/x/2016-06-10/31/19225/1988020/


過去、現在、未来。別々なのか繋がっているのか。
一日を区切る数字の並び。
子供の頃、時計と無縁の時期を過ごした。太陽が目安。その時、時間に意味はさほどなかった。


時間は宇宙に存在するのか。
デイヴィッド・イーグルマン(脳神経科学者)。時間は脳内で構築されるもの。

ロジャー・スミス(時計職人)。グリニッジ標準時に合せて時計を作っている。
ニュートンは時間を拍動のようなものだと解釈していた。


リー・スモーリン(宇宙物理学者)。ニュートンは同じリズムを刻むと言っているが、ミュージシャンの合同演奏は、相対的な時間の流れを把握して進んでいる。メトロノームを止めても流れ続ける。


アインシュタインの相対性理論の確認。
アルミニウムイオン時計を二個準備。一個を他方より30cm上げて設置。上げた方が早くなった(時間の速さは重力の影響で遅くなる)。アインシュタインはこの事を予見していた。

ショーン・キャロル(宇宙学者)。アインシュタインは時間も次元の一つだと言った。重力→時空の歪みを生じ、宇宙では時間が早く過ぎる。


時間は人間の頭の中にある?
歳を取ると、時間の流れが早くなる。10歳を1とすると、20歳→1.4、60歳→2.5(時間の過ぎるスピード)。年齢によって感じ方が異なる。

デイヴィッド・イーグルマン。時間は心理的なもので変わる。事故に逢った人が、その瞬間をスローモーションの様に感じる→記憶は時間を歪める(細部まで記憶しようとする反応)。
時間は最も強固な思い込みでもある。


時間は存在しないという考えは2500年前からあった。パルメニデス。

ジュリアン・バーバー物理学者)。宇宙に時間は存在しない。瞬間の中に時間がある。静止画像のような空間。スナップ写真の集合体のような概念。時間は幻想。

リー・スモーリンはそれに反対する。


ティム・モードリン(哲学者)。数字、幾何学は時間と関係なく、物理学者は実際の世界が見えていない。時間こそ必要。空間はなくてもいい。時間は全ての土台。

時間の有無についてはビッグバンまで遡る。光が長い距離で速度を変えるか。時間が存在するなら光の速度が変わる→検証できる。

時間が逆に進む(反転した宇宙)。


時間はどこから来たのか。
ショーン・キャロル。証拠は至るところにある。
なぜ時間に向きがあるか。エントロピー。
時間が経つほどエントロピーが増大する。ビッグバン以降、エントロピーは増大傾向。


時間の何が謎なのか。

多元宇宙。母宇宙から子宇宙が生まれる時、低エントロピーから高エントロピーとなり、この時逆に進む宇宙も同時に出来る。


謎はまだある。時間の流れは横方向で説明される事が多い。もし上下にも流れているとしたら。
スティーブ・ワインスタイン。ひも理論からの発展。
四次元以上の空間の存在。

時間は一次元。もし時間が二次元なら形になる。電子、光子が二つの次元に存在するなら、時間が二つの次元に存在する事の証明になる→非常に困難。

時間の多元的構成は今までにない考え方。研究するしかない。
それが判ったとしても人間のサイクルは変わらない。


感想
はっきり言って「ついて行けない」。
というか、番組自身も学者のコメントを並べるばかりで、時間に対するアプローチとして体系付けられてもいないし、理解させようとする意欲も感じられない。

要するに、時間が存在するのか、しないのかは、けっこう深い問題として議論されていますぅ・・・という事だけが判った。


以下の表記を読んでから番組を考えると、腑に落ちる部分がある(でも難しい)。

時間の捉え難さ
http://www.rs.tus.ac.jp/makita/stellung/stell_phi_zeit_j.html


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1566

Trending Articles