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Channel: 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)
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NHKスペシャル ”連鎖”大地震の脅威 警戒続く緊迫の被災地 4/23放送

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なぜ起きた?家屋倒壊 今後の地震 救われた命を守るには


番組紹介
http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20160423


4/14に発生した熊本地震の報告。

65歳男性が救急搬送された。車で寝泊まり、狭心症。
助かった命が再び危険にさらされる。


最初に地震が起きてから28時間後、家に戻った人を地震が襲った。
連続して震度7を発生したのは観測史上例がない。被害は範囲を広げている。
車の中、避難所。先が見えない恐怖が襲う。

発生から10日。今被災地に何が必要か、何が出来るか。
震度1以上は今まで800回。被災1万棟以上、被災者67,000人。
地震の影響で亡くなった人12名。

熊本赤十字病院。現在症状が安定した人の転院を進めている(受け入れのために必要)。

100年続いた雑貨店の坂井さん。1回目は店舗倒壊を免れた。次の日の地震で家が潰れた。これ以降地震の度に恐怖→車で寝泊まりする様になった。
避難6日目で簡易診療所に行った。血圧150-94。夫は上が180。震災ストレスが重く体にのしかかる。

強い揺れがなぜ体に異変を起こすか。
交感神経の異常により塩分排出機能の低下→血圧上昇。心臓、腸を強い緊張状態にする。心筋梗塞、脳卒中のリスク大。


住宅の安全性は今どうなっているか。
東大 西原教授。現在の耐震基準では2回続けて大きい地震が来るとは想定していない。新基準では震度7でも倒れないがダメージを受ける(耐震性能65%低下)。再度震度7が来たら倒れる。見かけが大丈夫でも構造性能が下がっている。


京大 矢守教授。母親が被災した。
医療、看護、介護、衛生等、ネットワークを活かした支援が必要。

支援物資が届かない状況。トラックのGPSデータを分析。
九州自動車道(南北)と国道57号線(東西)が寸断されて一般道に流れ込んだ。更に受入れ拠点での荷

卸し順番待ち。10時間待ちもある。
なぜか? 熊本市の防災計画を大きく上回る避難者(想定6万に対し11万)→支援物資が捌き切れない。ボランティアの応援要請も、多くは被災者になったため、人が集まらない。
被災住民が物資を受け取りに来る現象(市からは一度も届けられない)。

大西熊本市長。備えが不十分だった。自分の事としてとらえていなかった。防災計画の見直しが必要。
実際に必要なもの→決まった訓練ではなく、取り返すためのトレーニング。例えば拠点がやられても別の手を考える。


車中泊者への支援。
今回は3.11と違う。車中の者が見捨てられている。

別場所の確保。広域避難。熊本以外の地域での公営住宅8350戸の提供あり。

何が出来るか→ボランティア。手が必要。


感想
東日本の記憶が少し薄れて来た頃発生した「熊本地震」。東日本では津波の恐怖が刷り込まれているが、断層地震の恐ろしさを改めて感じた。
この地でも「東海大地震」がいつ来てもおかしくない、と言われ続けて40年。他人事ではない。


我が家は築40年以上のボロ屋だが、セメント瓦の老朽化対応で、瓦風のガルバリウム鋼板化したのが、もう7年前。屋根の軽量化が地震には最も効果的。

それから国土地理院の情報で、我が家周辺の活断層ぐらいは認識しておいた方がいい。
http://www.gsi.go.jp/bousaichiri/active_fault.html


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