ブラス・ロックといえば「Chicago」が興行的には一番成功したのだろう。
4枚組アルバム(2枚×2)の「CHICAGO AT CARNEGIE HALL」は最初の2枚組で挫折したが、買っておけばよかったと、30年経っても後悔している。
初期の曲は良く聴いたが「Saturday in the Park」以降は何聴いてもピンと来なかった。
以下代表的な数曲を選んでみた。
Beginnings
軽快なギターのカッティングで始まるこの曲は、未来への希望を予感させる心地よさがある。
http://www.youtube.com/watch?v=XI5aD6m7ub0&feature=related
25 Or 6 To 4 (長い夜)
5音ずつ音階が下がっていく独特のオープニング。このやり方は山下達郎の「クリスマス・イヴ」でも使われており、やっぱキャッチーです。「午前4時まであと25,6分」って、そらー長い夜だわ。
http://www.youtube.com/watch?v=iUAYeN3Rp2E&feature=related
Make Me Smile (僕らに微笑みを)
前奏の明るいブラスの後、ちょっと抑えたボーカルが入るところが一番好きかな。ちょっとせつない感じがします。
http://www.youtube.com/watch?v=PozfNx4LCMY&feature=related
Questions 67 And 68
何とも意味不明の題だが、この数字は西暦を現している様だ。1968年は≪シカゴ・セブン裁判≫が起きた年。前述のアルバムのライナーノーツにも米国50州における選挙権法が入っているし、けっこう政治色の強いグループだったみたい。
http://www.youtube.com/watch?v=qupeVLtXWLY&feature=relmfu
Does Anybody Really Know What Time It Is?(一体、現実を把握している者はいるだろうか?)
このくそ長い曲名。邦題も、まあがんばってはいるが。何回も聴いていると、このセリフが言葉として理解出来る様になるのがけっこう快感だった。
http://www.youtube.com/watch?v=2CPC0cCagOE
I'm a Man
http://www.youtube.com/watch?v=2fpJSYkRbxg
Saturday in the Park
7月4日(独立危難日)を回想する歌詞の様だが、よりポップス調になり、そのせいかチャートでもかなり上位に行った。でもブラスロックのよさは忘れ去られ、この辺りから興味を失って行った。
http://www.youtube.com/watch?v=5ZRLyPL1-Rc&feature=related