過去作
全体感想
一時期ハマっていたがご無沙汰していた。今回久しぶりに視聴。
ざっと観て、なんかレベル落ちてない?てな雰囲気。
SFと言えるものが全くなかったのも寂しい要因か。
総じて脚本が甘い。
追憶の洋館
キャスト
雨霧梢 若村麻由美
星野明 ジェシー(SixTONES)
老人 山田明郷
マダム 山野 海
女子高生 池田朱那
感想
チャイコフスキーの交響曲第6番に乗って進むストーリー。
音楽との相性は素晴らしくイイ・・・
自分が作品の中で殺して来た相手に殺され、最後に作品を残すというものだが、なんか緊張感や恐怖感に欠け、最後も説明的過ぎて物足りない。ただ、4作品の中では一番マシか。
あらすじ
ある日、滝を見に来ていた女性が転び、頭を打って気を失う。
目覚めると古い洋館のベッドに寝かされており、ケガをした足も手当てされていた。歩こうとするが痛くて動けない。そこに青年が来て松葉杖を渡してくれた。それを使ってダイニングルームに行くと、食事を前に老人、和服マダム、女子高生が座っている。
だが自分の名も、何の仕事をしているかも思い出せない。
そのうちに皆が順に「そろそろだ・・・」と言って席を外す。
その晩夢を見た女性。翌日青年にそれを言うと、ノートを渡され、そこに内容を書くといい、と勧めた。下記始める女性。
絵を描いている青年の画材に「Akira Hoshino」とあり、星野明を知っている事を思い出す女性。
それからもフラッシュバックの様に少しづつ頭に浮かぶ。
和服マダムは不倫をしている・・・ある時は女子高生が頭から血を流しているのが見えた。老人に「これは何?教えて!」と言うが、冷たく「自分で思い出さないと意味がない・・」
皆が死んだ状況を思い出す女性。マダムは電話のコードで首を絞め、女子高生はハンマーで頭を打ち、老人は猟銃で撃った。
そして星野明はバスタブで水死させた。
そんな事出来る訳がないと言う女性に皆が「あなたが生んだ」
被害者はまだまだ居るという。
あなたは立派に最後の作品を書き上げた。
登場人物になるんです。作品の一部に・・・
サスペンス作家「雨霧梢」がパワースポットで亡くなった。
生前の様子。
追悼特集が組まれた。
最後の原稿はメールで送られて来て、それが届いたのは死亡推定時刻よりあとだったという。
友引村
キャスト
藤崎凛 原菜乃華
高橋壮真 水沢林太郎
日比野ヤマト 丈太郎
日比野望美
感想
自殺した友人の葬儀に出掛けた友人二人が蒙ったトラブル。村に残る風習と生まれ変わりを組み合わせたもの。
道連れにする話と思わせて、実はスリ替わりだったというところは評価できるが、なーんか恐怖感が沸いてこない。
あらすじ
ある日青年が列車に飛び込み、自殺した。
藤崎凛と高橋壮真は、仲の良かった友人 日比野ヤマトの葬儀に参列するため、彼の地元の「友引村」に行く。かなりの山奥。
参道には友引人形と呼ばれる藁人形がたくさん立っている。
村人の話では村民が自分の名を書く。
そうする事で、道連れで死ぬ事がなくなるという。
葬儀が始まる。皆が奇妙な踊りを始め、順にヤマトの棺を覗く。
壮馬も覗いたが、凛はどうしても見ることが出来ない。
凛には壮馬に黙っていた事があった。
葬儀のあと母親が、二人の友引人形を作って欲しいと頼む。
材料はヤマトが準備していた。
出来たものを早々に回収する村人。
壮馬に話す凛。ヤマトが亡くなる前、凛に結婚を前提につき合って欲しいと言われ、壮馬の友達としか思っていないと答えた。
実はヤマトは、あとから仲間になった人間。
二人で逃げ出そうとするが、村人に監禁された。その間に母親は二人が作ったうちの一体を棺に納め、村人が火葬場に運ぶ。
縄をほどき逃げ出す二人。だがいくら走っても元の場所に戻る。村人に捕まる二人。壮馬が苦しみ出す。凛も気を失った。
目覚めた凛に話す母親。ヤマトはこの村のために、あなたたちを連れて来た。友引人形を一緒に焼くと「さかさごと」が起きる。
その時目覚めた壮馬。
だが様子がおかしい。母親に笑いかける壮馬。まさか・・・
「藤崎さんは選ばれたんだよ。ね、母さん」
人類の宝
キャスト
佐倉エイスケ 高杉真宙
三嶋左近 新納慎也
ミハル 恒松祐里
感想
能力ある若者を1ケ所に集めて価値を高めようという財団。
もう少し金を掛ければSFっぽくなるのに「もったいない」
新納慎也演じる理事の怪しさは満点。
ただ、やっぱりヒネリが甘い。
あらすじ
深夜、街に出てストリートアートを描くフリーターのエイスケ。
いつもの様に壁に絵を描いていると、あなたは人類の宝だ、保護させて頂きますと言う男が現れた。
WCCO(世界文化遺産保全機構)を名乗る三島左近と言った。
拉致されるエイスケ。
ほとんど何もない部屋にキャンバスと画材だけ。
いきなり描けと言われても無理。全く描けないエイスケ。
その一方エイスケの描いたストリートアートが話題に。
3日ほど経った頃、通気口の先から歌声が聞こえ、声をかけると相手はミハルと答えた。
他にも100人ほど捕まっているという。
何とか脱出の方法を考えるエイスケに対し、外の世界にいい思い出がないと言うミハル。
ミハルの歌は世間で話題になっている「ノリー」の事だった。
彼女とのやりとりが三島にバレるが、交流を許す代わりに新作を描けと迫る。それを承知したエイスケはイメージだけで描いた。
完成した絵をキャンバスだけにして丸め、くすねたカードキーでミハルの部屋まで辿り着いたエイスケ。そして絵を渡す。
逃げようと言うエイスケに「私行けない」と拒むミハル。
そこに三島がやって来る。「彼女は協力者だ」
その後脱走を果たすエイスケ。電話ボックスから警察に連絡を入れる。そこにやって来た三島。警察を呼んだ筈が、来たのは味方かどうかも分からない武装集団。
彼らは文化人の密漁組織だと言う三島は
「保護を求めるなら助ける」
「保護してくれ!」と叫ぶエイスケ。
それから半年後。彼の絵に2億ドルの値がついた。彼の絵により三つの戦争が停戦になり、ノーベル平和賞の候補に。
そこにミハルが現れる。「今やりたい事してる?エイスケ君と外に出たい」そんな彼女を軽くあしらうエイスケ。
だが晩餐会と言われて行った先でエイスケは縛られる。
三島が言う。あまりにうまく行き過ぎてしまった。皆が同じ趣味趣向。脅威になった。君は外来種「ブラックバス」だ。
あなたの価値はあなたが決めるものではない。
ちゃんと保護する。文化遺産として・・・
BOXで冷凍保存されるエイスケ。
週刊 元恋人を作る
キャスト
ななみ 髙橋ひかる
大谷 竹財輝之助
あいり 富田鈴花(日向坂46)
感想
これはまさに「ディアゴスティーニ」のオマージュ。
アンドロイド作りの部分をもう少し技術的に突っ込むとリアリティが出ただろう。
大谷がななみにまた執着する気持ちの流れに何の説得力もないので、最後のオチにも「あ、そう」てな感じ。
あらすじ
起業セミナーに通う大学生 ななみ。その講師大谷と付き合っていたが振られてしまった。だが友人のあいりには話せない。
そんな時に「週刊 元恋人を作る」の創刊を知る(初回599円)
情報に基づきアンドロイドを作れるという。
申し込みを行い、元彼の情報を入力した。
そして注文の決定。
次々と部品が送られて来るが、2回目以降は6,980円と高くなっていた。
パーツを手に入れるためバイト掛け持ちで働くみなみ。
時は進み、元カレ大谷の上半身がとうとう完成。そして
「ななみちゃん」と声を出した。思わず抱き締めるみなみ。
次号からは下半身のパーツが届く。だが例の「付属品」はないという。大谷の「アレ」は見たことがなかったみなみ。
「でもそういうこともしたかった・・・」
ある日、宅配のバイトで大谷といつも行っていたカフェに届けものをしたななみ。そこに何と大谷がやって来て友人と話している。陰でその話を聞いていると、前の大学生の彼女とは遊びだったと話している。大ショックのみなみ。
だがアンドロイドを見慣れたせいか、本人は思い出よりおじさんで、うさんくさい。「バカみたい・・・」と寝込んでしまう。
心配して来たあいりにアンドロイドを見せるななみ。
振られた顛末も話したななみが、それを壊そうとするのを止めるあいり。25万もつぎ込んだと聞いて驚き「私にちょうだいよ」
あいりはアンドロイドに電飾を施してルームライトに仕立てた。
ななみの機嫌も直り「何があっても味方」と励ますあいり。
その後、別れた筈の大谷からのメッセージを受けるななみだが、既に吹っ切れていて「既読スルー」するななみ。
大谷がネットで何かを注文している。