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Channel: 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)
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ジョン・ウィック:コンセクエンス 2023年

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原題:John Wick: Chapter 4

監督 チャド・スタエルスキ
脚本 シェイ・ハッテン、マイケル・フィンチ
興行収入:4.3億ドル(仮)

キャスト
ジョン・ウィック      - キアヌ・リーブス
ウィンストン              - イアン・マクシェーン
シャロン                    - ランス・レディック
シマヅ・コウジ           - 真田広之
アキラ                       - リナ・サワヤマ
バワリー・キング      - ローレンス・フィッシュバーン
ケイン                       - ドニー・イェン
グラモン侯爵              - ビル・スカルスガルド
チディ                       - マルコ・サロール
告知人                       - クランシー・ブラウン
キーラ                       - スコット・アドキンス
カティア                    - ナタリア・テナ
首長                          - ジョージ・ゲオルギウ
ミスター・ノーバディ/トラッカー - シャミア・アンダーソン

予告編


感想
ジョン・ウィック 2014年
ジョン・ウィック:チャプター2  2017年
ジョン・ウィック:パラベラム  2019年
と来て本作が2023年。足掛け10年という時間軸の中で、ストーリーとしては数ケ月しか経っていない。
1作目の少し前、監督業のストレスから激太りしたとの報道があったが(以下写真)何とか撮影には合わせた。

それから9年、体形や運動機能を維持出来ているのはスゴい。
まあ、トム・クルーズもそうだが最近の「アラ還」はリッパ。

さて本編。
前作のラストで共闘が語られ「オッ、ネオとモーフィアスの連携が見られるか」と期待したが主席連合の首長に向かったはジョンだけ。
しかし連合のトップを殺しても逃れられないのは当然の事。
そこで持ち出されたのが古式に則った「1対1の決闘」
元の組織に戻るための条件とされたキーラ殺しは、なんか余分な話の様な気がするが、デブのキーラが意外にいい動きをして楽しめた。
そして儀式を経て組織に戻ったジョンは、グラモン侯爵に決闘を申し込む。ここに出て来る「告知人」がアヤシイ(笑)
前作では「裁定人」が多少ストーリーを回す役だったが、この告知人が最後には全ての裁きを行っている(これが裁定人だわな)

最後までジョンに絡むケインを演じるドニー・イェン。あまり知らなかったが、ブルース・リーに憧れて子供の時分はかなりヤンチャをした様だ。座頭市を思わせるスタイルがカッコいい。
真田広之もなかなかの存在感。アヤシイ着物風の衣装も見事に決まっていた。「梅田駅へ行け!」はちょっとローカルでgood。

このシリーズの発端は、ジョンが亡き妻から贈られた愛犬を殺された事。3作目で愛犬に発砲されて逆上するソフィアに「わかるよ」と言い、本作でも自分を狙っているトラッカーの愛犬の命を助けたり・・・
全く、犬への愛情に満ちている(その割りに人は簡単に殺す)
なおコンセクエンスとは「良くない結果」の意味→報い

 
第5作となるスピンオフが来年公開される様だ。 



あらすじ
前作のラストでバワリー・キングのアジトに担ぎ込まれたジョン・ウィック。板に拳を打ち付けて鍛えている。
キングの「準備は出来ているか?」の問いに「ああ・・・」

ヨルダンに乗り込み、主席連合の首長と対峙するジョン。
前回忠誠の証しとして指を切断し、その時に渡した指輪と自由を今回要求した。冷たく拒否する首長を射殺したジョン。

新たに主席連合のトップになったグラモン侯爵が「コンチネンタル・ホテル・ニューヨーク」の支配人ウィンストンとコンシェルジュのシャロンを呼び出した。

そしてジョン抹殺の失敗をウィンストンに押し付け、ホテルを爆破すると共にシャロンを射殺した。

パリで娘のミアがが奏でるバイオリンを遠くから聞く盲目の殺し屋ケイン。グラモン侯爵に呼び出され、ジョンの暗殺を命じられるが拒否。
だがミアの命と引き換えだと言われ止むなく承諾。

「コンチネンタルホテル・オーサカ」ジマヅ・コウジが経営し、娘のアキラがコンシェルジュを勤めていた。

助けを求めて来たジョン。
旧友を匿うシマヅだが、アキラはジョンを信用せず。

それを追いグラモン伯爵の部下チディが部隊を集めて襲撃。ケインも同行。
壮絶な肉弾戦の末、ホテル側が優勢となるが、伯爵側の増援に撤退を余儀なくされる。
そんな中でケインは人感センサーを各所に配置し、その信号で敵を次々に倒す。


ジョンも追われながらも敵を次々と倒し、ある時はヌンチャクも駆使。
そしてケインとの戦い。旧知の2人は互いに運命を呪うが、斬り合いを続ける。殺せるタイミングを何度も外すジョン。

そこへ新たな刺客「ミスター・ノーバディ:トラッカー」がペットの猟犬と共に戦いに加わる。

ノーバディは賞金目当てで、すぐには殺さず懸賞金の吊り上げを目論む。
ケインの前にシマヅが立ちはだかり決闘を始める。

目の前で父を殺される瞬間を見るアキラ。

辛くもニューヨークに戻りシャロンの墓を参るジョン。

グラモン伯爵を殺すと言うジョンだが、ウィンストンは次の者が出るだけと否定。決着を着けたければ掟に従い「1対1の決闘」を申し込めと助言。
ただそのためには傘下の組織を経由しての申し入れが必要。
ジョンはベルリンに行き元母体の「ルスカ・ロマ」で現首領のカティアに申し入れた。父を主席連合メンバーのキーラに殺されているカティアは、その殺害を条件にした。


トラッカーとケインをベルリンに送り込んだ伯爵。

キーラが経営するクラブ「天国と地獄」に向かったジョン。

体格の割りに敏捷なキーラはジョンと壮絶な戦いを続ける。

何とかそれを仕留めたジョン。
カティアの元に戻りキーラを殺した証拠の歯を渡すと、儀式に基づきジョンの復帰が認められた。
 

決闘のための準備が整い、ウインストンが代理人としてグラモン伯爵に挑戦状を届ける。ジョンが勝った時には彼の解放とコンチネンタル・ニューヨークの再建を条件にするウインストン。

了承する伯爵。

翌日、エッフェル塔前のトロカデ広場で、立会人のもと決闘の宣言が行われた。

決闘は翌日の日の出前にサクレ・クール寺院で行う。
グラモン伯爵はケインを代理人に指名した。


その一方で伯爵は懸賞金を吊り上げて、夜明けまでにジョンを殺す様殺し屋たちに呼び掛けた。

執拗にジョンを狙うトラッカーだが、チディがトラッカーの愛犬を撃とうとした時、ジョンがそれを阻止した。追跡を諦めるトラッカー。
ズタズタの体になりながらも決闘場所のサクレ・クール寺院に向かうジョン。だがその前には延々と続く石段。
昇っては戦いで転げ落ちるジョン。そんな中でケインとトラッカーがジョンの敵を一部引き受ける。
最も執拗だったチディはケインとトラッカーによって倒された。

ジョンはケインと共に何とか時間ギリギリで寺院に辿り着いた。
告知人が決闘の内容を説明する。銃弾を1発込め、背中合わせから30m歩いて正対して撃ち合う。互いに腕に受傷。
更に10m近付いて1発の銃弾を込め撃ち合う。

互いに傷を受ける。
更に10m近付く。相手との距離は10m。
ケインの銃弾を受け倒れるジョン。
グラモン伯爵は勝利を確信しジョンを撃とうとするが、ウィンストンが「ジョンは発砲していない」と伝える。
次の瞬間ジョンが「報いだ!」と叫び伯爵を撃つ。


告知人はこの決闘の裁定を正式なものと認め、ジョンの自由とコンチネンタル・ニューヨークの再建を確約した。
寺院の階段でゆっくり倒れるジョン。

ウィンストンとキングが墓地に向かう。
そこにはジョン・ウィックとその妻ヘレンの墓が。

ミッド・クレジット
自由を得たケインは娘と再会するため、花束を手に歩いていた。
そこにナイフを手にしたアキラが近づいて行く・・・・

 


 


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