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Channel: 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)
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NHKスペシャル ヒューマンエイジ 第2集「戦争 なぜ殺し合うのか」6/18放送

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NHKスペシャル ヒューマンエイジ 人間の時代
第2集「戦争 なぜ殺し合うのか」6/18放送  5分まとめ
プロローグ 第1集

感想
オキシトシンは「幸せホルモン」としてウチのレビューにも度々出て来るが、それが闘争にも利用されているとは驚いた。
それもこれも、集団を維持するための仕組み。
まあ「損得」で平和を考えるのも、また理に適うか・・・・
でもこの大テーマ「ヒューマンエイジ」どう進めて行くのか。
第3集が見モノだな。


内容
なぜ殺し合うのか
過去3500年間の戦争・紛争の可視化。

記録に残る最古の戦争はエジプト・メギドの戦い。

以降死者は15世紀70万、16世紀250万・・・

20世紀には1O億人超。
大英博物館にある1万3千年前の人骨に、飛び道具による傷が付いていた。遠い祖先アウストラロピテクスはか弱かった。
脳内物質オキシトシンは他者への共感を育み集団の規模を拡大。
新たな道具の発明→飛び道具(オキシトシンが関与)
より多くの食料→新たな技術で生き延びる。
人間同士の戦いに向かう→人間を殺すための飛び道具。
矢の射程は10m、火縄銃の射程は100m(共感が弱まる)

なぜ人間は戦争に突き進むのか
オキシトシンの恐るべき一面。マウス実験。子供が生まれたばかりの母親は、初対面のマウスを見ると攻撃する。
ヒトへの実験。トロッコ問題を与える。

二手の分岐する線路の一端に5人、他方に1人。

レバーを動かして方向が変えられる。
普通は5人を救う方向に動かすが、対象者が外人名か日本名かで差が出る。オキシトシンスプレーを鼻から吸わせると、自国民を犠牲にする傾向が減少。


攻撃性は敵対心ではなく、仲間以外への線引き。
外の集団を敵視した方が結束が高まる

戦争を拡大する「意外な技術」
15世紀以降の戦いで最も死者が多い戦いは第二次大戦だが、それに次いで多いのが三十年戦争。

カトリックとプロテスタントの対立(死者800万)

当時の活版印刷技術で作られた大量のビラが後押し。

プロパガンダはその後、戦争の常套手段に。

人間は戦争をやめられる?乗り越えるカギ
古代エジプト。原点はカデシュの戦い(6万人が激突)
世界初の和平条約が結ばれた。遺跡に刻まれたルール。
リベリア共和国の内戦(20万人以上の犠牲)
2003年に停戦が成立。市民は兵士を許した(武器を捨てたら罪を問わない)今も和平合意は続いている。

世界は楽園ではない。

戦争が起こった後、それを戻すシステムを作る努力をする。
共感力の暴走から正しい歩みに戻す。
ヒントは「共存する方がトク
画像検索でも「戦争」はかなりの具体性で画像が出るが「平和」ではあいまいなものしか出てこない(伸びしろがある)

 

 

 


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