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Channel: 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)
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サイエンスZERO「イモリの超再生力!」NHK Eテレ 5/21放送

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サイエンスZERO
「イモリの超再生力 意外すぎる仕組み&医療に生かせる!?」
NHK Eテレ 5/21放送(初回放送・2022/6/26)

感想
イモリはシッポどころか腕まるごと再生出来るとは驚いた。
そういえば前のヒューマニエンス「超進化」でオオサンショウウオのゲノムがヒトの数倍あるとか言っていた。

 


内容
司会 井上咲楽、浅井理
解説 篠崎尚史 日本両棲類研究所
   千葉親文 筑波大学 教授

日本の固有種「アカハライモリ」

北海道と沖縄を除く45都府県に生息(地域毎に違い)
とてつもない再生力→活発に働く幹細胞。
再生能力の秘密①幹細胞の働き
カエルは成長すると幹細胞の働きが弱まる。再生するものの、指まではムリ。

イモリの場合は、分化した細胞がその前段階の細胞にまで戻る。

脱分化。傷口近くの部位に手のミニチュアを作り成長して行く。

幹細胞と脱分化の組み合わせにより、イモリ特有の驚異的な再生能力が生まれている。心臓の再生も可能。


他の動物が持っていない遺伝子「Newtic1」を発見。
顕微鏡観察ではNewtic1が輪ゴムの様に細胞核を囲む。

平たい皿の形状から赤血球だと判明。

 

ヒトを含む哺乳類の赤血球は、酸素運搬に特化して核を持たないがイモリにはあり、更に再生に関わるたんぱく質を10種以上含み、細胞等の再生に深く関与。


ヒトにも細胞再生に関わる物質があり、再生医療に活かす可能性もある(現在研究中)
ただ、この再生能力が生存に有利かどうかは疑問。
再生には数ヶ月必要であり、逃げる役には立たない
ほ乳類は、傷口の封鎖を優先して生き延びる方を選んだのかも。

イモリの再生力を「全ゲノム解析」で究明する動きがある。
イモリ牧場で飼育される「イベリアトゲイモリ」を使っての研究。旺盛な繁殖力により研究のスピードアップ。
その結果ゲノムコピーのひとつ「レトロトランスポゾン」という現象が浮上。

その結果イモリのゲノムはヒトの7倍以上に巨大なものになっている。その多くは遺伝子以外だが、大きな意味を持っているかも知れない。

 

 

今日の一曲
「血と、汗と、涙」日本ならド演歌だわな・・・
Blood, Sweat & Tears Spinning Wheel 1969

 

 

 

 

 

 


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