名車再生!クラシックカーディーラーズ
「モーガン」BS11 2/11放送
感想
1936年から製造を開始し、デビューから基本設計を変えずに作られた(2018年に製造終了)
ロータス(ケータハム)セブンは比較的良く見るが、このモーガンにはまずお目にかかれない。
シャーシ交換の重レストアは以前「サーブラウ」で観たが、番組的にはこちらの方が古い。
「モーリス・マイナー・トラベラー」でも思ったが、イギリスでの車作りには木が良く使われる。多湿で腐り易いのに。
しかしこういう「重修復」は観ていてホント楽しい。
ガンバレ!エド。
内容
全て手作業で製造される、イギリスの名車。
今でも製造されている(年間700台)
程度のいいものは数万ポンド。入手に手こずりそう・・・
査定業者にtelを入れるマイク。ディーラーからの連絡。
プラス4が13,000ポンドで出ている。すぐに向かうマイク。
モーガンを手広く扱うミチャムさん。
車は濃いグリーンで非常に程度が良さそう。オーナーが米国に帰るが、持ち帰れないので売却を依頼されているという。
走行38,000キロ、エンジン2ℓ、136馬力。
欠陥は?と聞くマイク。シャーシが腐食していて車検が通らないという。シャーシそのものは600ポンド程度だが、交換作業に100時間以上かかるという。
テストドライブしながら悩むマイク。ローバーのエンジンは好調
だが大がかりな修理になる・・・買います!
エドをどうやって説得するか・・・
「素晴らしいね、イギリスを代表する車だ」とエド。
だが13,000ポンドと聞いて「ワケありだな・・・」
「シャーシはたったの600ポンド」と涼しい顔のマイク。
とんでもない作業だが、やるだけやってみるよ、とエド。
美しいボディ、なめし革のシート。だが次の車検は通らない。
シャーシ交換にはあらゆる技術が必要。
まずシャーシの状態チェックから。内部から腐食が進んでいる。
修理跡もあるが、作業は雑。
海岸沿いにあったからサビが進んだ。
分解は大きな部品から(まずフェンダー)
膨大な作業になるので、ポールにも手伝ってもらう。
パネルを外したら内装の取り外し(シート、カーペット)
一番大変なのはシャーシとボディを繋ぐボルト外し。
まだ作業はほんの入り口(業者に頼めば7~8,000ポンド)
私だって頑張ってる、とマイク。モーガンの製造工場に出向いていた(シャーシの入手)
社長のチャールズ・モーガン氏と握手。スタイルは変わらないが、最先端技術を取り入れているとの事。
50年間、全ての部品を供給し続けている。
パーツ担当のポールさん「シャシーは用意してあります」
全てのシャーシの記録があるという。
マイクたちの車のシャーシナンバーは「8509」
他のグレードアップのオススメを聞くマイク。
フロント用フレーム、フロントディスクブレーキ一式、リアサス(リーフスプリング)等。全部で1,600ポンド。
エンジンとトランスミッション外し。専用ウインチ使用。
ボディはそのまま使う。シャーシとの分離はうまく行った。
新しいシャーシは亜鉛メッキ施工で耐食性向上。
古いシャーシから部品を外す。
木製フロアパネルも交換。厚さ9mmの耐水合板。
新シャーシには部品の取付け穴を開けなくてはならない(面倒)
開けた穴の木口にもサビ防止で常温亜鉛メッキ塗料を塗布。
サスペンションはアップグレード品。ショックアブソバー取付け。エンジンマウントの一部は旧車から外して溶接。
フェンダーの取付け。外したパーツは洗って再塗装。
フロントサス周り。旧車では各部に油圧でオイル供給していたが、漏れや故障の要因でもあり、今回グリスアップ式に。
フロントはディスクブレーキに。
完成してエンジンをかけるエド。「かかった!」
「心の底からホッとした」とエド。
費用一覧 円換算(¥165/£)
Car 13,000 2,145,000
Chassis 790 130,350
Suspension 810 133,650
Total £14,600 ¥2,409,000
この番組始まって以来の大変な仕事だった、とエド。
呑気に「郊外へひとっ走りしよう」とマイク。
モーガンならではの走り。
モーガン社の工場へ行く二人(巡礼の旅)
ディーラーのクライブと交渉。
21,000ポンドで妥結。
今日の一曲
アニメーションが楽しい
Elton John - Rocket Man 1972