番組内容
感想
このシリーズは、メーテレが毎年行っている深夜枠のドラマだが、今年の初めに10周年記念番組を出した。
今回はそのスピンオフ的なもの。
2020年にも「三河線編」として3話形式のものを晩秋に出していたのでそのノリか。
主演は花澤香菜。今までも4度ほど出演しておりお馴染みさんだが、まあ可もなく不可もなくといったところか。
出演回 2018年3話 2019年4話 2020年3話 2021年1話
ドラマとしては変わらず藤田未来モノ。今回は樽見鉄道編。
この線には大型ショッピングモールが近い「モレラ岐阜」があり、第2話はこの施設の宣伝がメイン。
物語としては1話が整形手術を巡るドタバタ。
ちょっとブラックなイメージがあって「え、悪いヤツの方がのさばってる?」と思わせていた。
それを引っ張るかと思ったが、2話はガラっと変わって完全に「モレラ岐阜」のプロモーション番組。
しかしこの施設、大垣駅から北へ十キロほどの「ド田舎」
電車で行くにも車で行くにも不便この上ない。
一体これで経営成り立っているのだろうか?と違う心配をした。
店舗開発のいきさつはコチラ
あらすじ
第1話~樽見鉄道編~ 12/4放送
最近少し売れ始めたタレントの藤田未来(花澤香菜)
ファンレターを読むが「樽見に来てくれて一緒に写真を撮った」と書いてある(心あたりがない)
そんな時、未来の姿を見て驚く男 石川健太(野間口徹)
実は彼は整形外科医で、誰か分からない者からの入金一千万を使い込み、その後公安の松田和子と名乗る女に脅されて整形手術を施した。それが未来の顔。今指名手配されているという。
二人で彼女を探そうという事になるが、手掛かりはない。
そんな時、突然くしゃみをする未来。実は光くしゃみ反射。
ファンレターを思い出す未来。その相手が整形した松田和子か。
樽見鉄道に乗る未来。途中の「モレラ岐阜」駅でほとんど降りて、女が一人残っているだけ。その女の顔が似ている。自分そっくりだった。「日当」駅で降りる女をつける未来。
喫茶店「メデリン」に入る女。続いて入ると「待っていたわよ」
偶然だと思ってた?と和子。整形して違う人生を歩みたかった。
そこそこ期待の新人女優。あなたを殺して私がなる・・・
連絡を受けた石川が助けに来る。だがどっちが本物か分からず。
そこで写真を撮ると言って二人にストロボを焚いた。
すると片方がくしゃみをする。「こっちが本物だ!」
新聞報道で、松田和子が懲役12年と告げられる。
石川が悩む「待てよ、ホントに彼女が本物?全部作り話?」
第2話~樽見鉄道に再び乗る編~ 12/5放送
樽見鉄道沿線の「モレラ岐阜」でサイン会をしている藤田未来(花澤香菜)何とか終わって帰ろうとする未来。
演劇のリハーサルの事が気になっていた。相手の男性ジェームズの心変わりが理解出来ない。「藤田さんが納得出来る言葉を見つけて」と監督に言われて一週間が経っていた。
そこへ責任者が来る。
「引き続き一日館長お願いします」実はマネージャーが、ブッキングしていたのを忘れていた。快く引き受ける未来。
一日館長の状況はTVで生配信されている。
各施設を回る未来。そこへサイフを落とした青年 緒方(エイトブリッジ:別府ともひこ)が来る。
案内所を教える未来。
サイフは見つかったが、これから初デートをするのに衣装を選んで欲しいと言う緒方。本人は板前修業中で、マッチングアプリで知り合った相手は「髪が長くて目がキレイ」
トラッド系で至急揃え、彼女へのプレゼントは未来が選んだ。
急いで緒方を送り込んだが、相手はギャル系のまいちゃん(渡邉美穂)「外した・・・」と未来。
話が合わない二人。
そこへ迷子の連絡。お母さんの代わりに来たという少女(鈴木誉)作りたい料理の事を聞くが、要領を得ない。
デート中の緒方に、少女の話を聞かせる。
「それってギョーザの事?」正解だった。
一日館長が終わった頃、緒方がまいちゃんにプレゼントを渡す場面に遭遇。そこで、渡すプレゼントを間違えた事に気付く未来。
いきなり「お付き合いして下さいっ!」映像は中継されている。
開けるとそれはヘビの飾り物。しばし沈黙。
まいが話し出す。私は自分というものがない。ギャルの恰好も友達の真似。緒方は違うよね。すごくイイな。これもありがと。
飼っていたニシキヘビが死んじゃって・・・
あんたとならやれそうな気がする。
中継を見ていた館内のみんなが安堵。
緒方の働く店で食べさせてもらい、終電になってしまった未来がマネージャーに話す。「芝居のヒントが掴めたかも」
演劇の練習。「嵐とともに去る」
立ち去ろうとする男。
「ジェームズ、待ちなさい。自分の気持ちに気付いてなかった。どうぞ私も新しい世界に連れて行ってください!」
監督が「掴んだねー・・・」
今日の一曲
10cc - Dreadlock Holiday(トロピカル・ラヴ)1978