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Channel: 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)
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「超・進化論」第1集 植物からのメッセージ〜地球を彩る驚異の世界〜」NHK 11/6放送

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感想
植物が自らを守るため、ポジティブな行動を取っている。
何となくイメージはしていたが、こうやって証拠を突き付けられると、けっこう心に響く。
動物も、要は植物の持っている形質を発展させた賜。
しかし、堺雅人を始め俳優たちのクサい芝居には辟易する。
こういう番組は、おもねることなく「ハード」に攻めてこそのNHKだろう。
オマケ
そう言えば手塚治虫の「火の鳥」宇宙編で流刑星に行った女性が植物になって生き延びる話があったナー


内容  NHKのまとめ記事はコチラ    5分ダイジェスト
陸上生物の総重量は470GT(ギガトン)
その中の人間、動物、微生物合わせても4.5%。残りは「植物」
圧倒的な陸の王者にある、不思議な力。

カツラ
虫に葉をかじられた時、信号を出す。
高感度立体顕微鏡でそれを捕えた(葉が光る)かじられた事を感じて全身に信号を送る。

その先で毒物質を出す。

 

それに使われるのがグルタミン酸(ヒトでも信号伝達に使う)
動けないから防御が発達→自己を守る。

他にもある。
雨の日、葉はその圧力を感じる。カビの病原体は抗菌物質を作る(例えばペニシリン)
音、温度、重力、化学物質・・・センサーは20種を越える。

育て方の違い
触らない方が成長が早い。触られると成長をセーブする。

ネナシカズラ:植物に寄生する。20日間遭遇しないと死ぬ。
ヨモギ、コムギ→好きな植物に取り憑く。匂いで見分ける。

植物は話をする
フィンランド。シラカバの林。虫が大量発生。
一部の木だけが食べられる。虫は毒物を出す。
何らかの方法でコミュニケーションを取っている。
決定的な事実が判明。
植物は食べられると10種以上の物質を出す。それが他に届き防御反応を取る(毒物質放出)


山火事もそう
燃えた木からカリキュラムを出す「今こそ芽吹け!」

コミュニケーションを取る動物。他生物にもメッセージ。
琵琶湖のカメノコテントウはヤナギルリハムシを食べる。
1日100匹食べるが視力が極度に悪い(捕集能力ない)
どうして見つけるか→実験。虫に食べられたという信号をカメノコテントウがキャッチ→そちらに向かう(数十m広がる)
ニレの木:ハムシが卵を産んだ→ハチが来る
アカマツ:シジュウカラを呼ぶ

人の知らないコミュニケーションの存在。

植物が作ったもう一つの世界
地下に広がる世界。根の先の菌糸。菌と共に生きている。
世界の植物の80%が菌と共に生きている。
大部分の栄養が菌が与える(植物は光合成したものを与える)
菌は森中を繋ぐ。ネットワーク。

イスラエル。ネットワークの働き。地下ネットワーク。
林の下の小木。どうやって生きるか→地下から養分を取る。

常緑樹と落葉樹との間の通信
落葉樹から送る春。秋には常緑樹から落葉樹へのメッセージ(支え合いの世界)競争より助け合い。

超進化論
フィンランドの観測タワー。
大気中の汚染物質が植物のコミュニケーションを阻害。
森林破壊が地下のネットワークを破壊する→恩恵が消える
若い木が育たない・・・・
自然に対し謙虚になれ

 

 

 

 

 


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