名車再生!クラシックカー・ディーラーズ
「ミニ・モーク」BS11 10/22放送
感想
言ってみれば「アッパッパー」の車(冬には走りたくない)
エドがこの車を大好きというのがちょっと不思議だが、身体がデカいから、解放感がイイのかな?
しかし、スプリングのコイル巻きからやる工場なんて、スゴイ!
さすがイギリス。部品供給の裾野が広い。
いつもは言われたことに逆らわないエドだが、今回はポップなイメージを活かそうとマイクを無視して、ブルーを押し通したボディと真っ白なシート。
でも海岸で飛ばすならゼッタイこっちだよね♪
内容
個性的な外観。ミニの設計者 アレック・イシゴニスが元々軍事用として世に送り出したが、車高が低く2輪駆動だったため、一般向けとして売られた。'60~80年代に人気を博した。
オーストラリア、ポルトガル、イギリスで計5万台しか作られず、レアで人気の車種。
予算5,000ポンドで検索を掛けるが1台もなし。7,000に上げたところ1台見つかった。オーストラリア製で6,500ポンド。
サマセット州トーントンまで見に行くマイク。
シートはオリジナルだが状態が悪い。ルーフも要改善。
排気量は1,275cc。交渉の結果5,800ポンドで妥結。
「これは驚いた!」とエド。
オリジナルを活かした方がいいと言うエドに、色も変えて売り易くしたいと要求するマイク。
エドはこの車が欲しかったと言い、思い入れが強そう。
元々冷却ファンが非力で、渋滞等でオーバーヒートの傾向があり、電動ファン化が必要。
ラジエターを外すと真っ黒な水が出た。ラジエターに穴あき。
新品のラジエターに電動ファンを取付け、車体に取付ける。
水で経路の掃除をしてから、水で希釈した不凍液を入れる。
エンジンを回しながら、サーモスタットの作動温度を調整。
サスペンションに難あり。この車のサスはラバーコーンなのでスプリングに交換→マイクが工場を訪れる。
オーダーメイドでスプリングを作る。材料はクロムバナジウム鋼。テーパーになった芯金を作ってくれた。
専用機で巻き付け、その後端面を平らに加工し、二度熱処理。
シートを外し、外注に出すエド。幌も。
下面はほとんど腐食ないが、一部要手直し。切り取って補修。
まず引火を避けるためガソリンタンク外し。
腐食部をサンダーで落とし、曲げた鉄板を溶接して塗装。
マイクは怒るかも知れないが、ホイールとロールバーは白のままで行くと言うエド。最大の魅力はシンプルさ。
ハンドリングの硬さを改善するため、マイクが持って来たスプリングに交換する。手にしているのは元々のラバーコーン。
ラバーコーンを外した後、組合せのアルミコーンを外す、そこへスプリングを入れ、長さ調節可能なアルミコーンを装着する。
アルミコーンは車高調整の可能なものに変更した。
シート、幌が真っ白になって戻って来た。
「マイクの反応が気になるが・・・」
費用一覧 円換算(¥165/£)
CAR 5,800 957,000
COOLING SYSTEM 180 29,700
SUSPENTION KIT 260 42,900
INTERIOR REFURB 840 138,600
TOTAL £7,080 \ 1,168,200
完成した車を見て怒るマイク。
「個性的できっと高く売れる」と涼しい顔のエド。
海辺でテストドライブ。水しぶきを上げて走る。
他の車じゃこうは行かない・・・機嫌も直ったマイク。
完璧なビーチバギーだ!
「ボクはモークが大好きなんだ」とエド。
オーストラリア製である事を考慮して売価設定は7,500ポンド。
訪れたアーロンさん。相手の希望は6,800。
双方歩み寄って7,200ポンドで握手。
今日の一曲
Summer Creation/Joan Shepherd
離婚してしまったが、千昌夫の元嫁。