名車再生！クラシックカー・ディーラーズ
「ロータス・エラン」BS11 4/9放送
感想
我々の世代でロータスと言えば「ロータス・ヨーロッパ（サーキットの狼）」だが、このクルマも好き。
確か子供の頃プラモを買った覚えがある。
今だとヤフオクで2～3万する様だ・・・
今回エンジンには全く手入れの必要はなく、ちょっと物足りなかったが、ドライブシャフト両端のラバードーナツにはびっくり。
メカでフレキシブル性を実現したパーツを作るとは、イギリスのパーツメーカーもやるもんだ。
内容
イギリス人に一番お気に入りのスポーツカー。
1,600cc、7秒で100キロに達する。だがロータスは小さな会社であり、生産台数が少ない。普通の市場にはなかなか出ないので、仲間に片っ端から声をかけるマイク。
ディーラーのスティーブからの話。早速見に行くマイク。
エランを22年保有している人。17歳からロータス愛好家でこれが7台目だという。希望価格は言わず「まあ乗ってみて」と言う。
ボディはくたびれているし、ホイールはサビだらけ。
エンジンは乗せ換えたという。1,700ccで150PS。
試乗して驚くマイク。「速い！」ただ問題もある。コーナーでのステアリングにキレがなく、反応遅れもある。
先方希望は1万ポンドだがこっちは8,000。間を取って9,000と言うのに現金で払うと持ちかけ8,500で妥結。
驚くエド。「スゴイな！コーリン・チャップマンのロータス・エラン手に入れたのか」
マイクからステアリング、駆動系の応答遅れ、ヘッドッドライトのリトラクト等の問題を聞き「そうだな、何とかなるだろ」
まず足回りから始めるエド。浮かせた前輪の12時－6時方向を持ち動かすとズレがある。分解するとアッパーボールジョイントにガタがあった。悪いのは左側だが両方交換とする。
排気系のサビが気になる。取り外した結果、腐食が目立つため一式でステンレス製に交換。外し難く、ダイナモまで外した。
加速の遅れはエランのアキレス腱だと言うエド。
ドライブシャフト両端のラバードーナツが劣化し割れている。
マイクが部品手配。ロータス専門の部品専門店に相談すると、部品はあるが、今は等速ジョイントを勧めているという。メカ式の伸縮フレキシブル（ブーツ付き）今まで700セット作って好評だという。
それを手に入れて交換したエド。
部品を外してFRPボディ修理に取りかかる。星形の割れ目。
トップコートの下のゲルコートまで達しているため、サンダーでそこまで削り、研磨後パテ埋め。
パテは主剤に硬化剤を混ぜしっかり練る。塗り過ぎは禁物。
ライトのリトラクトはエンジンのバキュームで作動するが、左側が動かない。分解の結果支点のネジ外れが判明。修理後OK。
塗装から戻って来たボディに部品を取付けて完成。
喜ぶマイク。「エランを扱えて光栄だった」とエド。
費用一覧 円換算（\160/£）
CAR 8,500 1,360,000
BALL JOINTS 19 3,040
DRIVESHAFT COUPLINGS 445 71,200
EXHAUST 256 40,960
CHRME WHEELS SPINNERS 165 26,400
RESPRAY 2,300 368,000
TOTAL 11,685 1,869,600
売る前に楽しもう（マイク）
場所はガーストン ダウンヒルクライム。全長976m。
マイクは46秒、エドは49秒でマイクの勝ち！
16,995ポンドで売りに出したら大きな反響があった。
アイルランドからやって来た男性。本人ではなく代理。
希望は16,250。マイクとの攻防。結局16,700ポンドで握手！
今日の一曲
Hamilton, Joe Frank & Reynolds
Don't Pull Your Love 1971（恋の駆け引き）
