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Channel: 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)
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007/ダイヤモンドは永遠に 1971年

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原題:Diamonds Are Forever

 

監督    ガイ・ハミルトン
脚本    トム・マンキーウィッツ
音楽    ジョン・バリー
主題歌  「Diamonds Are Forever」Shirley Bassey
興行収入 1.2億ドル

キャスト
ジェームズ・ボンド        - ショーン・コネリー
ティファニー・ケイス      - ジル・セント・ジョン
エルンスト・ブロフェルド  - チャールズ・グレイ
フェリックス・ライター    - ノーマン・バートン
プレンティ・オトゥール    - ラナ・ウッド
ウィラード・ホワイト      - ジミー・ディーン
ミスター・ウィント        - ブルース・グローヴァー
ミスター・キッド          - パター・スミス
M                        - バーナード・リー
Q                        - デスモンド・リュウェリン
マネーペニー              - ロイス・マクスウェル

予告編


感想
引退したはずのショーン・コネリーの、一作限りの復帰作。
前作「女王陛下の007」で妻を殺されたボンドが仇のブロフェルドを殺すところから始まる。ジョージ・レーゼンビーがあの一作だけでクビになったのは何とも微妙だが、仇討ちと言って最初から悪の親玉を殺すなんてのが、ミエミエの演出。
レーゼンビーはそれなりではあったが、やっぱショーン・コネリーの存在感には遠く及ばない。

ストーリー的にはちょっと不満あり。ダイヤが市場に出ない話とレーザー兵器の食い付きがあまり良くない。あの兵器がそれほど多量のダイヤを必要とするのか?
破壊衛星へのデータ入力がカセットテープというのが、何とも微笑ましい。

ボンドガールがいろいろ出て来るのがお約束だが、今回戦いでちょっと絡むのを除いてはティファニー一本で通している。悪役側の女だが、けっこうボンドに協力的で好感が持てる。

1964年の「ゴールドフィンガー」に続いてシャーリー・バッシーの歌う主題歌が大ヒット。その後映画とのタイアップは続く。


あらすじ
妻の仇でもあったスペクターの首領ブロフェルドを、敵のアジトで殺したボンドは、ダイヤ密輸事件の担当となる。
世界のダイヤ生産の主力である南アフリカで200万ポンドものダイヤ原石が闇転売の上、市場に出ない状況。Mからの指令で運び屋ピーターに変装してシンジケートに潜入するボンド。
敵方の女ティファニー・ケースに接触するボンド。

彼を疑いグラスから指紋を取って本物のピーターの指紋と照合するが一致して信用するティファニー。

実はQがニセの指紋をボンドの指に貼り付けていた。

ダイヤモンドはシャンデリアに仕込んで彼女が管理していた。
だがその後彼女が中座する間に本物のピーターが来て格闘。倒したところにティファニーが戻ると、彼をボンドだったと言い、その死体にダイヤを隠してアメリカに持ち込むことにする。

ネバダに入り遺体は火葬場に持ち込まれる。
その後受け取った骨壺にはダイヤが入っていた。
だが、火葬されかかった上にそれを奪われてしまうボンド。
手掛かりを求めてラスベガスに行くボンドは、カジノでギャンブルをしながら情報をつかもうとする。


一方カジノを仕切る者から運び屋に仕立てられたティファニーは、ダイヤの入った人形を知らずに運びコインロッカーに入れる。
その人形を持ち出す男のバンに乗り込み、砂漠の中の研究所に潜入するボンド。
研究所では宇宙開発を行っており、職員になりすまして情報を集めるボンドだが、途中でバレて月面走行車で脱出する。

基地出口でティファニーにピックアップされるボンド。

ティファニーと一緒にホテルに居るところへ、集団で押し込まれるボンド。あるビル(ホワイト・ハウス)のエレベーターに入れられ、最上階に行く途中で脱出。ロープ銃を使って窓から侵入。
だがそこはカジノでイカサマを操作するための指令室だった。指示されて別の部屋に入るボンド。
そこには殺した筈のブロフェルドが二人いた。前回殺したのは影武者。
一人殺すが、もう一人が本物。ガスで眠らされ、車で運ばれたボンドは送水用のパイプラインに置き去りにされる。
工事で埋められ、目覚めた時にはパイプは完成。内部チェック用ロボットが迫る。ロボットに飛び乗りショートさせるボンド。故障したロボットを回収するため点検口が開けられる。何食わぬ顔で出て来るボンド。

ブロフェルドに電話をかけ、指定された場所に行くボンド。そこにいた白人と黒人の女と戦うボンド。

最後には二人をプールに沈める。
フェリックス・ライターがその場に駆け付ける。
 

一方「ホワイト・ハウス」にガサ入れするQたちMI6。Qの装置(RPMコントローラ)でスロットマシンのコインがどんどん出るのを見るティファニーだが、女に化けたブロフェルドの車に拉致される。


ホワイト・ハウスの、敵のアジトへ行くボンドたちだが、主要なものはなく逃げられていた。宇宙衛星にダイヤモンドを仕込んだレーザー兵器が完成していた。

ノースダコタ基地の迎撃用ミサイルがレーザーて破壊される。潜水艦や、中国のミサイル基地も破壊された。
信号の発信源が、カリフォルニア沖のバーハーにある石油採掘基地だと知ったボンドは単身乗り込む。パラシュートで降りた多面体が基地に向かって動いて行く。中からボンドが出て捕まる。基地の中にはティファニーがいた。
ブロフェルドは次にワシントンDCを攻撃すると予告。戦意高揚のためにかけていたカセットテープを抜きテーブルの上に置いた。
ブロフェルドがボンドを指令室に連れて行く時、そのテープを持ってボンドに裏で手渡すティファニー。
攻撃装置を触り、セットされていたカセットをイジェクトさせるボンド。落ちたカセットを戻すフリをして先の音楽テープを戻した。

交換したテープをティファニーの水着に戻すボンド。


そんな時、軍のヘリ部隊が基地の攻撃を開始した。ティファニーはブロフェルドに捕まってテープを取り返される。

レーザー発射まであと7分。
ブロフェルドが小型艇に乗って脱出しようとする。クレーンで吊られて海に向かう途中で、ボンドがその操縦を奪う。小型艇を振り回して指令室を破壊するボンド。ミサイル攻撃と相まって基地は大爆発を起こした。


ティファニーと一緒に船旅に出るボンド。そこに殺し屋も同乗。
ルームサービスを装って入る二人組。

料理には爆弾が仕込まれている。
不意を突かれて首を絞められるボンドだが、一人は料理の火が付き、一人は爆破された。

 

 


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