囲碁は高三の時、担任教師が教えてくれようとしたが、教師のわりにいきなり定石からゴリゴリやって来る(基本ルール知る前に)ので拒絶。
20代で長期入院した時、入院仲間に教えてもらって本格的に始めたが、その後違う趣味に走ったこともあり、結婚してからは遠ざかった。
それでも碁石と盤だけは持ち続けていたので「まあいつでもできるさ」と30年以上放置。
それでも石ぐらいは並べてみようかと昨年引っ張り出してみたら、なぜか黒石だけバリバリに割れている。
顔料の関係でガラス碁石は黒が割れ易い様だ。
これでは五目並べも出来ず、割れないプラスチック碁石をネット注文。
それで長年のご無沙汰を詫びつつTV囲碁を観始めたら
「コミ六目半」だって?
コミとは黒番先手時のハンデ相殺分で、我々がやっていた頃には五目半だった。あわてて調べてみると、世界戦で六目半ルールが主流になった事を受けて、2003年頃日本の公式戦から改正された様だ(コチラ)
そんな状況で、昨年末辺りからNHKの囲碁放送を録画して並べる作業を毎週やっている。
第69回NHK杯テレビ囲碁トーナメント「決勝」
決勝 3/13に開催
白番 一力遼九段(24) 優勝3回の現選手権者
黒番 高尾紳路九段(45) ベテランだがNHK杯の決勝進出は初めて
結果 白番一力九段の半目勝ち 試合の再生はコチラ
大きな生き死にはなく、じっくりとした戦いだった。高尾九段善戦。
一般の人の解説
30手目 左下の黒の根拠を奪う白
50手目 左辺に展開する黒に対し左下に打ち込む白
80手目 左下は活かし左上を攻める白
120手目 左上は一旦保留として周辺を打つ白
150手目 左上から中央にかけての黒はまだ二眼確保出来ていない
180手目 黒の眼形が整い始め、中央の地減らしに動く黒
253手完 この後双方ダメを詰め合う。夫々で囲った地のマス目を合計し、取った石で敵の地を埋めて勝敗を決める。
白の半目勝ち
新年度の第70回トーナメントは4月3日から。
*碁は目の計算が苦手なんだよな(ただの足し算なんだけど・・・)
一力遼のエッセイ(ヒカルネタ)