新聞でたまたま見つけて参加申し込みをした（Web受講）
現役時代も寝付きは悪かったが、退職してからは全く寝られないなんて日が数日続くこともある。
感想
「トーク」では講師が、ヴァイオリニストとして若い時から本番前のストレスで眠れない苦痛を抱えて来た事が良く分かり、同感できた。心配事をピンセットで集めて水で洗う・・・・
「ヨガ体操」はさほど難しいものではないので、今後続けよう。
「講演」はスライド多用で、話としてはあまり心に残らない。
ただ、睡眠５時間以下を続けるのは良くないというのと、認知症には不眠が多いというのが興味深かった。
特に睡眠時には脳脊髄液の流量が増えてアミロイドβを洗い流す事にはビックリ。やはり睡眠は大事！
内容（3/19受講） 最大受講者：約400名
「トーク」心とからだの整え方
千住 真理子（ヴァイオリニスト）
聞き手：駒田 陽子（明治藥科大学 リベラルアーツ准教授）
二歳半からヴァイオリンを始めた。眠ることは大切（なにものにも代えがたい）。本当に集中した時、心は無になり不安も考えない。
深呼吸をよくする。緊張時は呼吸が浅い（息をしていない）
体に意識を向ける。演奏30分前、横になる（耳栓をする）寝ると起きるの中間。アイマスクもする。雑念を払う（考えない・・）
雑念をピンセットで一つづつつまみ出す。出して集めて水で洗う。
スッキリする。完全に無にならなくても効果がある。
体の整え方。昔から水泳をしている（効果的）浮かぶだけでいい。
水泳でお腹がすくので「食べる」ヴァイオリンは意外に筋肉を使う。
毎朝卵３つ食べる。急ぐ時は生卵（ロッキーみたいに）
持参したヴァイオリンでの演奏（アメージング・グレイス）
後半
スポーツもだが演奏もその日に向けて日々努力する。
前日の夜は緊張する。眠れなかったらどうしよう。
思えば思うほど眠れない。
不調でその日を迎える。寝る事の恐怖。導眠剤をもらったことも。
→飲んだのに眠れない。結局精神的な部分が大きい。
自分自身のコントロール。それにはどうするか。
自分の性格を読み解く。神経質になりすぎる→考えない。
他に眠れるコツは？
耳が敏感になる。聞こえる音を探す→耳栓の使用。耳栓しても聞こえる。波の音、せせらぎ等の環境ＣＤを小さな音でかける。
それでうつらうつらする感覚になる（これがいい）
食べることも重要（眠くなる）私にとっては炭水化物が丁度いい。
イメージは大切。音楽家はイメージの仕事。眠りに活用。イヤな事を忘れる。苦しみを削いで行く。イメージし易い事をやる。
質問：コンサートで眠ってしまう人を見てどう思うか。
とてもいい事。音楽家にとって眠れない様な不快な音ではダメ。
1/fゆらぎが眠りを誘う（モーツァルトの音楽）安心している証し。
ヴァイオリン演奏（タイスの瞑想曲）
まとめ 好きな音楽、好きな食べ物。自分を甘やかしてもいい。
「ヨガ体操」心身をリラックスさせるヨガ体操 外山 あさ美
大切なのは呼吸。鼻から吸って鼻から出すのが基本。
鼻の右：交感神経 左：副交感神経
・足は肩幅。両手を上に伸ばし組んで右へ傾ける。左も同等。
・足は肩幅の倍。両手を左右に伸ばし、片方の肘を太ももに置き腰を落とし体を曲げる（反対の手は伸ばす）→反対側も同様
「講演」快適な眠りを得るために
伊藤 洋（元日本睡眠学会理事長）
不眠症の定義
週3回以上障害と判断される状態が3ケ月以上続く。
→そこに睡眠時間の項目はない（個人差があるため）
ただし継続して5時間以下は問題あり。日本の有病率は約10%。
高齢者は深い睡眠は少ない。若い人にとっての不眠症が正常。
不眠症の弊害。 事故が多くなる。転倒。トイレの途中で転ぶ。
認知症との関係。体の病気との関係。眠れないと糖尿病になる。
認知症には不眠が多い。不眠が続くと海馬が小さくなる。
睡眠時に脳脊髄液の流量が増してアミロイドβを洗い流す。
よい睡眠には日中の活動が重要（長い昼寝は夜眠りづらくなる）
人間の体内時計は24時間より長い（+1時間程）重要なのは光。朝起きる。時刻が重要（朝日にあたる） 早寝、寝坊が良くない
睡眠時には脳の温度が下がる。体温が少し上がる事で脳の温度が下がる。入浴2時間後ぐらいに寝るのがいい。
睡眠薬は依存性に注意が必要。長期間の使用は危険。
今日の一曲
Hawaii Five O Theme