感想
もう数年したら対象年齢になるため、けっこうリキ入れて観てしまった。
アミロイドβの蓄積の事は知っていたが、タウの事は知らなかった。
運動療法については以前もNHKでやっていたが、引き算はそもそも苦手なのよね(他の方法ない?)。
まあ、粗食を旨とし、運動しながらイロイロ考え、指先も動かしてれば何とかなるやろ。
以下概要
アルツハイマー病にアミロイドβが関与していると言われている。家族性のアルツハイマー病を発症する家系の協力を得て経過観察した結果、アミロイドβの蓄積が発症の25年前から始まっている事が判明(70歳で発症とするなら40代から)。更に、発症の15年前から増加するものがある(タウ)。タウは神経細胞に蓄積して死滅させる作用がある。
タウが最初に溜まるのは海馬(記憶を司っている)。
LMTX(薬)。タウを薬で叩く。68際で発症し、その5年後から投薬した患者の5年後で変化なし(普通なら相当進行)。現在の治験者321名。タウを分解し、機能低下を防止している。治験者を1300名に増やして検証中。
米国での報告。アルツハイマーに関する薬が101開発されたが全て失敗し、中止に至っている。
LMTXの結果が判るのは2年後。
昨年G8で認知症サミット開催。世界での発症者4400万。2030年には3倍。
日本では462万人。30年後には1000万人を超える。
海馬を鍛える運動療法(予防プログラム)。運動しながら頭を使う(例えば歩きながらの引き算)。血液中のBNRF分泌が増加。新たな神経細胞が発生した時に海馬に負荷を掛けることで繋がりがアップ。タウのせいで神経細胞が減っても海馬を維持出来る。
日本でアルツハイマー病が増えている原因の調査(久山町の65歳以上4000人の追跡)。1992年に1.8%だったのが2012年に12.3%(6倍)。長生きだけでは説明がつかない。
ライフスタイルの変化。糖代謝1961年5→2002年35。食後血糖値が高いほど悪い。動物性脂肪も要因。生活習慣の変化。
アミロイドβを叩く方法の模索。ワシントン大のホルツマン教授。140人の健常者を対象に熟睡の時間を計測。アミロイドβは脳が活同時に出来、睡眠中に排出されると言われている。被検者の髄液を採取して評価。睡眠の質がいいとアミロイドβが良く排出される。
ガンテネルマブ(薬)。脳でアミロイドβと結合し、食べる作用。投薬6ケ月で効果が確認されたが、被検者はみなアルツハイマー病患者であり家族性の家系者を使っての治験を実施中(効果判明は2年後)
運動療法の結果(1年実施)。海馬の萎縮なし。進行評価1点→6点(5点以上が一般者)。
ホームページ情報
タウ蛋白関連
http://www.naoru.com/arutuhaima-.htm