朝日 新聞小説「また会う日まで」
作:池澤夏樹
画:影山徹
あらすじはまだありません(笑) 事前のネタ仕込み
8月から新しい小説が始まった(お知らせ)。この作家の作品は一度も読んだ事はないが、1945年生まれで北海道出身とのこと。
作家生活30年以上のベテランで、主人公は作者の親族でもある
「秋吉利雄」を描くという。
クリスチャンで軍人、天文学者でもあったというこの人物を追うために、プロフィールを調べようとしたが、ウィキペディアに項目がない。ほぼ同時代の軍人「山本五十六」などはまさに腐るほどあるというのに。
読み進む上での予備知識として、一応彼の年表を拾った。
(後々の下敷き)
秋吉利雄
発令日等 階級 その他 年齢
明22(1889).11.18 生
大 3(1914).12.19 海軍少尉候補生 阿蘇乗組(海兵卒) 25
大 4(1915). 8.27 敷島乗組 25
大 4(1915).12.13 海軍少尉 26
大 5(1916).12. 1 安芸乗組 27
大 6(1917). 9.10 浅間乗組 27
大 6(1917).12. 1 海軍中尉 28
大 7(1918). 7.16 山城乗組 28
大 7(1918).12. 1 水雷校普通科学生 29
大 8(1919). 5.23 砲術校普通科学生 29
大 8(1919).12. 1 澤風乗組 29
大 9(1920). 6. 3 霧島分隊長心得 30
大 9(1920).10.18 佐鎮附 30
大 9(1920).12. 1 海軍大尉 海大航海学生 31
大10(1921).12. 1 海大選科学生 32
大15(1926). 4. 1 水路部部員(四課)1934まで 36
大15(1926).12. 1 海軍少佐 37
昭 6(1931).12. 1 海軍中佐 42
昭 9(1934). 2. 14 ローソップ島で皆既日食観測 42
昭 9(1934). 4. 1 (四課)/航海校教官 44
昭11(1936).12. 1 海軍大佐 水路部第四課長 1942まで 47
昭16(1941).12. 8 太平洋戦争開戦 52
昭17(1942). 3.20 水路部第二部長 1945まで 52
昭17(1942).11. 1 海軍少将 52
昭17(1942).11. 6 理学博士 52
昭18(1943). 2. 5 北海道で皆既日食観測 52
昭18(1943). 8. 5 軍令部出仕 53
昭19(1944). 1.10 第一部長(兼任) 54
昭20(1945). 8.15 太平洋戦争終結 55
昭20(1945). 9.20 予備役 55
昭22(1947). 3.23 歿 (57)
東京帝大卒の、バリバリの海軍エリート。
水路部部員となっているが、軍の中での航海に関する部署の様だ。
自分として宗教については、元々母親の件もあり新興宗教嫌いの流れから、菩提寺関係以外と付き合う気がない。
それに、最近読んだ「人間の絆」で主人公フィリップが、自身の内反足を治してもらうため、真冬に裸で神(イエス)に祈るも裏切られ、信仰をなくして行くのを読んで「やっぱりな」との思いもある。
宗教アレルギーでは、この先読み進むのに苦労するかも(苦笑)
挿絵作家は影山徹氏。
単行本の表紙も多く手掛ける、イラストレーター系の画家の様だ。
あまり調べ過ぎてもいけないので、この辺で。
あらすじのアップは、今後の章立ての具合を見ながら考えて行きたい。