監督 クリストファー・マッカリー
キャスト
イーサン・ハント - トム・クルーズ
オーガスト・ウォーカー - ヘンリー・カヴィル
ルーサー・スティッケル - ヴィング・レイムス
ベンジー・ダン - サイモン・ペッグ
イルサ・ファウスト - レベッカ・ファーガソン
ソロモン・レーン - ショーン・ハリス
エリカ・スローン - アンジェラ・バセット
ホワイト・ウィドウ - ヴァネッサ・カービー
ジュリア・ミード - ミシェル・モナハン
デルブルック博士 - クリストファー・ヨーネル
予告編
メイキング
感想
この映画シリーズも6作目。1作目から22年を経て、トム・クルーズも56歳。頑張るネー。
オープニングは「スパイ大作戦」を思わせるテープ再生。
そして「5秒後に消滅する」も・・・・
前作で捕まえたソロモン・レーンが絡む話。ただ核のネタはどうも好かん。そもそもあんな風にむき出しに扱えるモノなのかね?
入り口のところで拒否反応が起きてしまうのは困ったもの。
そんな訳で今回は評価外。
オールつっこみバージョンで行くしかないか・・・・
最初にプルトニウムと金の交換が雑すぎる。地下組織から買うって・・・・何のヒネリもなし。
その上無防備なルーサーが、金取られた上に人質にされて、完全に失敗。仲間を大切に、は判るけどお粗末すぎ。
デルブルック博士を騙す場面は、M・Iらしくて爽快ではあったが、声明読み上げたところでパスコードをペラペラ言うかね。
もっと喋らざるを得ない理由が欲しい。
「神の使徒」ラーク、レーン、これらの関係がイマイチ判り難い。
それから、画面に集中したいので吹替えにしたが、ウォーカー役のDAIGOは微妙だった。どうしようもない、とまでは言わないが「棒読み」。ただ、いつものおバカしゃべりではなかったが。
パリへ侵入するのに、あんなパラセールで行く必然性が全くない。
それから最初「雷が鳴ってるからやめよう」と言うイーサンも、どうかと思う。まあウォーカーが強引に行って気絶するんだけど。
この辺り、もうちょっとカッコいいシナリオにして欲しいノヨ。
ホワイト・ウイドゥは、ちょっとカワイイ女のコが、チラチラっと出たという印象しかないが、片足出して太もものホルダーからナイフを出したシーンには注目♪
しかし、手付にプルトニウム1個って何かヘン。IMFにとってはプルトニウム回収が目的だからいいんだけど「神の使徒」の取引き的にはオカシイ・・・・
護送車を運河に落としてレーンを船で回収するというのは、まあまあのアイデアか。
ビルからビルへのジャンプでは実際に骨折したらしい。
ただ、ラークを追いかける途中での出来事であり、痛い割りには大した場面じゃないのが悲しい・・・
ヘリは部分的に本人が操縦していたらしい・・・!あのスパイラル降下は本当に危険そう(撮影テクニックなら大したもの)。
まとめ
骨折までして体を張って。バイクシーンなどは確かにカッコ良い。
ただ、どうしてこんな風にエスカレートして行くのだろう。イーサンすごい!って言われて喜ぶのは、もう卒業してもいい頃。
さすがスパイ!と膝を打つような仕掛けがなく、ただのアクション映画で終わっているのが悲しい。
彼は、年齢なりにもっとスマートで渋い役どころにシフトする方がいい。汗かかない方がスパイらしいし(笑)
22年の変遷。よう頑張っとるとも言えるが・・・
あらすじ
合言葉を言って配達員から封筒を受け取るIMFエージェントのイーサン・ハント。
二年前逮捕したレーンが作った組織「シンジケート」の残党「神の使徒」が、クライアントのジョン・ラークの指示で核爆弾の製造を企てている。その材料となるプルトニウムを東欧の地下組織から買おうとしている(ロシアから盗み出されたもの)。
今回の任務は、彼らがプルトニウムを手に入れるのを阻止すること。
地下組織からプルトニウムを買おうとするイーサン、ルーサー、ベンジーの三人。先方持参の三つのプルトニウムをチェックするベンジー。放射線の内容から見て本物。
金の準備を伝えるイーサンだが、担当のルーサーが襲われて人質になった。取引き相手のギャングは皆殺し。イーサンはルーサーを撃ったが防弾チョッキを狙ったので怪我はなし。
だが金、プルトニウム両方が奪われた。
爆弾製造のキーマン、デルブルック博士を病室に閉じ込めて尋問するイーサン。拉致してから一週間。必要なのは爆弾の詳細情報に入るためのパスコード。TV画面には原爆テロで破壊された都市のニュース。デルブルックは、パスコードと引き換えに声明文のニュース放映を要求。その場でTV局に連絡を入れて放映させるイーサン。
全ての目的を達したと思ったデルブルックはパスコードを教える。サイトに入る事に成功した直後、部屋の壁が全て倒れて、そこが倉庫の中だと判る。ニュースキャスターもそこに居た。
サイト情報から、ラークと闇の仲買人ホワイト・ウイドゥが、パリのクラブでプルトニウム取引を行う事を知る。
イーサンがパリに向かって発つ寸前、CIA長官のエリカが、監視役としてオーガスト・ウォーカーを付ける事を要求。
空からパラセールでの侵入。途中落雷で気を失うウォーカーを助けるイーサンだが、恩知らずのウォーカー。
まずラークに接触して眠らせ、彼に変装してホワイト・ウイドゥに会う手筈だったが、麻酔をかけるのを忘れマスク製作中にラークが暴れ出す。二人がかりでも敵わず、危なくなったところをMI6のエージェント、イルサがラークを射殺する。別の指令で動いているイルサ。
顔を撃ち抜いたのでマスクが作れず、イーサンは素顔のままで会いに行く。
VIPルームでのホワイト・ウイドゥは、チャリティーへの協力を客に要望した後、イーサンと会う。
ラークの顔は知られておらず、うまくなりすますイーサン。
会場に多数居た殺し屋たちを制してホワイト・ウイドゥを逃がすイーサンは、アジトまで案内される。
プルトニウムの交換条件は、捕まっているレーンの引き渡し。レーンは各国の警察組織をたらい回しにされて自白を強要されていた。
ホワイト・ウイドゥ側の作戦は、パリに移送されるレーンの奪還であり、それのとりまとめをイーサンが行う。
警察側に多数の犠牲者が予想される。
作戦の手付としてプルトニウム一個が返された。
メンバーと連絡を取り合って裏の作戦を決行するイーサン。
トラックを体当たりさせ、護送車を運河に落とす。ダイバーとなったベンジーがレーンを救出。ルーサーの操縦するボートで脱出。
離脱が遅れ、バイクで市中を逃げ回るイーサンは、ルーサーに回収を依頼。だが延々と逃げ回った先で車に撥ねられてバイクから落ちるイーサン。警官に追われながら生垣の間に落ちる。
追い付いた警官が下を覗くと、そこは運河。
ボートで回収されたイーサン。
再度ホワイト・ウイドゥに会うイーサンだが、不信を抱いた彼女は、取引きはロンドンでやると言い残して去る。
ロンドンのIMFアジト。イーサン、ウォーカー、ベンジー、ルーサー、イルサ、そして捕らえたレーン。
IMF長官と会って取引きの手順を打ち合わせる。
ベンジーをレーンに化けさせて取引きし、プルトニウムを回収する。嫌がるベンジーだが同意。
ウォーカーとレーンを残して取引き場所に向かうメンバーたち。
ウォーカーはレーンの拘束を解いて脱出を促す。
実はウォーカーがラークだった。
だがレーンは逃げようとしない。そこに戻って来たメンバーたち。
残っていたのが変装したベンジーだった。
この事は通信でCIA長官のエリカにも知らされていた。
拘束されるウォーカー。
エリカは、更に裏切り者が居ると考え、特殊部隊で全員を制圧しようとする。だがその部隊にも敵がおり、レーンとウォーカーが逃げ、IMF長官が殺される。
発信信号を追ってウォーカーを追うが逃げられるイーサン。
レーンの首に打ち込んだ皮下発信器の情報を追ってカシミールまで来たイーサンたち。
ここは元々「シンジケート」が天然痘をばら撒いて、世界的な流行を画策した場所であり、医療機関の助けがまだ必要だった。
レーンの意図は、ここで核爆発を起こす事で、中国、パキスタンにまたがる水源の汚染により世界人口を減らす事。
レーンが隠れたのは医療キャンプ。ここならX線機器が多数あり、核設備を見つけるのに手間取る。
そこでイーサンは、元妻のジュリアとばったり会う。彼女は再婚した医師の夫についてボランティアを行っていた。これもレーンの目的の一つ。お互い夫に、素性を隠すのに苦労。そして別れる二人。
核爆弾は二つが同時に運用されており、カウントダウンが始まってから二個それぞれにあるリード線を同時に切断。
その時に起爆スイッチがオフになっていなくてはならない。
一つ目の爆弾はルーサーが見つけたが、あと一つが見つからない。
そのうちにウォーカーがレーンの指示を受けてヘリに乗り込む。
レーンは残る決心。
二つ目の爆弾を見つけたイルサ。だがそこにはレーンがおり、捕まってしまう。次いでベンジーも捕まり万事休す。
だがイルサが縄を解いて何とかレーンを倒す。
起爆装置のスイッチが入った。残り15分と叫ぶルーサーに、何とかするから準備をしておけ、とイーサン。
ジュリアが来て、爆弾の分解を手伝うが、そんな彼女に戻るよう諭すルーサー。
ウォーカーのヘリに追従するへりが吊り下げている荷物に飛び乗るイーサン。
そこから操縦席にまで辿り着いて、操縦士を落として交替。
追跡に気付き、マシンガンで攻撃するウォーカー。
乱闘の末、体当たりを仕掛けるイーサン。
二機とも墜落し、岩場を転がる。
奇跡的に助かる二人だが、岩場での殴り合い。
その戦いを制して、崖を上ってリモコンに向かうイーサン。
二つの爆弾は、リード線をいつでも切れるよう準備されている。
「二秒前で切る?」とのベンジーに「一秒前だ」とルーサー。
そして一秒前にリード線が二本同時に切られた。
医療キャンプのベッドで目を覚ますイーサン。その前にはジュリア。
謝るイーサンに、あなたに守られているから安心なの、とジュリア。
そして去って行く。