1982年に公開された「ブレードランナー」。自身の中では常にベスト5の中に入る映画。その続編がもうすぐ公開されるので、先日オリジナルを再レビューした。
デブヤマさんのところでも事前情報が出ているが、もう少し追加して自分の覚えに。
スピナーって、三輪だったんだ・・・・・
字幕記載
やがて人類は絶滅し レプリカントが世界を支配する だが 多くは創れない
巨大な陰謀が動き始めた 我々が阻止しなければ 突き止める
何の用だ? 手を貸してほしい
軍隊のようなレプリカントだ 尾行されてたぞ
行かないと 私も一緒に 全てを知りたいか
何があった? 彼はどこ! 何を隠している?
「知る覚悟はあるか」
あらゆる文明は- 使い捨ての労働力で成り立つ 多くは作れない 上出来だ
物事には秩序がある 争いが起こる
お前は 捜査官だろ 俺も昔は- 優秀だった 知ってる
何が望みだ? 聞きたいことがある 未来を知る鍵が- 遂に明かされる
連れて来い バレたぞ あなたは 特別よ
あなたは まだ知らない すべての真相を
お前の協力が必要だ 彼の居場所は? 警察だろ
連行する気か? いや ここで解決する
文明の飛躍には- 使い捨ての労働力が必要だ
レプリカントがそれを担う だが多くは創り出せない 鍵を握るのは彼だ
彼を見つけた あり得ないわ ”これ”が表に出ると- 戦争が起きるわ
お前は捜査官か 俺もそうだった 時代は変わった
何が望みだ? 知りたいことがある 何があった?
痕跡も記録も消した 追われていたんだ! 誰に? バレたぞ
お前は本当の痛みを- まだ知らない 彼を連れて来い
”これ”が世界を滅ぼす 行かないと 私も一緒に 彼はどこ!
我々の未来が- 暴かれようとしている
年表(公式サイトから引用)
これまでの間に、予告編以外で3つの短編が前日譚として公開されている。
2018年
オフワールド・コロニーでネクサス6型の戦闘チームが流血を伴う反乱を起こす。
2019年
捜査官リック・デッカード(ブレードランナー)が4体のレプリカントを処分。
その後試作型レプリカントのレイチェルと一緒にロサンゼルスから逃亡。
2020年
創業者エルドン・タイレルの死後、タイレル社はオフワールド用に開発した新製品ネクサス8型レプリカントを市場へ投入。4年間の寿命しか持たなかった従来型とは異なり、ネクサス8型は寿命に制限がなく、眼球インプラントのID識別が容易に行えるようになっている。
2022年 / 大停電
西海岸の何処かで起こった原因不明のEMP(電磁パルス)爆発により、都市は数週間にわたって機能を停止する。アメリカ全土で電子データは破損ないし破壊され、貿易および金融市場は世界規模で破綻、食料備蓄も悲惨な状況となる。大停電の原因について様々な説が出回っているが、真相はわからない。最も有力な説は「犯人はレプリカント」というもの。
BLACK OUT 2022
2023年 / レプリカント禁止法
統治当局は、レプリカントの製造を無期限に“禁止”する法律を制定。ネクサス6型はプログラムされた4年間の寿命により全滅、生き残っているネクサス8型も廃棄の対象となった。逃亡のチャンスがあったレプリカントは身を隠した。
2025年
理想主義の科学者ネアンデル・ウォレスが、遺伝子組み換え食品の進歩を促進し、自らの特許を無料で公開、世界危機を終息させる。彼の経営するウォレス社(E&C)は世界中、そしてオフワールド・コロニーへも拡大成長する。
2028年
ネアンデル・ウォレスが、破産したタイレル社の資産を買収する。
2030年代
ネアンデル・ウォレスはタイレル社の遺伝子工学と記憶移植法を改良。これらはレプリカントを従順に、制御しやすくすることができる。
2036年
レプリカント禁止法が廃止される。ウォレスは自らが開発した“完璧な”レプリカント、ネクサス9型を市場へ再導入する。
2036:NEXUS DAWN
ロサンゼルス。公聴会に呼ばれたウォレス。時間に間に合わず、担当官が流会を宣言した直後に、侍従を伴って現れる。身体的な理由で移動が困難だと弁明。この会議は彼の功績を称えるためのものだと言った。食料品の開発で人類を飢饉から救った。
今、人類は死にかけている、そこで考えなくてはならない問題。レプリカント禁止法に対する批判。禁止法は地球外の植民地化を阻んでいる。
ネクサスは信用出来ない、安全装置は欠陥品だった。多くの血が流れ過ぎた。
私のレプリカントは顧客の要望に応じた寿命を持つ。反抗・逃亡もしない。ただ従うだけ。
侍従にコップの破片を持たせ「私か自分自身かを選べ」と命じると、侍従は自分の首に破片を突き刺して崩れ折れた。
ウォレスは続ける。人間の行動は、天国に知れ渡る。ここで下される決定は、世界の命運を左右する。 さて、どうする?
2040年代前半
ロサンゼルス市警は、既存のブレードランナー捜査局を強化するための追加予算を承認。彼らは違法なレプリカントを探し出し、そして引退させる。
2048年
2048:NOWHERE TO RUN
貧民街をたむろする者たちを縫って体格のいい男が歩く。少女アイラに声をかける。少女に「権力と栄光」という本を持って来た。追われる司祭が人間である意味を問う物語。少女と別れて仲買人を訪れる男。小さな容器に入った生きた魚のようなもの。仲買人は3000でしか買い取れないと言い、男が4000と主張しても相手にしない。やむなく折れる男。証明のための、スタンプを押した紙を受け取る。
そこから出ると、アイラが男たちにさらわれそうになっていた。叫ぶ母親。思わずその男たち数人をなぎ倒す男。強大すぎる力で少なくとも3人殺してしまった。周りの空気が凍り付く。
おびえるアイラ親子。男は荷物をまとめて逃げるように去る。
それを目撃して電話を掛ける男「オーベロン2-2-Bだ」「あんたらが捜しているレプリカントを見つけた」
2049年
オリジナルの映画から30年が経過したロサンゼルス。気候変動は海面を劇的に上昇させた。セプルベダ・パス(国道)沿いには巨大な防潮堤が建造され、盆地であるロサンゼルスを浸水から守っている。ロサンゼルスは以前よりもさらに居住に向かない環境となり、病気と貧困が蔓延している。オフワールド・コロニーへ移住できない人々は取り残されてしまった。生鮮食品は存在せず、彼らは街角の自動販売機で売られているウォレス社の遺伝子組み換え食品でその
命を繋いでいる。
以上、予告その他合わせて6編。
良く判らないのは、オフワールド・コロニーへも移住出来ない、いわば「半端者」の寄せ集めの地球で、なぜ捜査官が必要なのか。
要するにレプリカント開発に関わる要所が地球にあって、それを暴くのが捜査官Kという事なのかな?
ウォレスが開発したネクサス9型に関わる秘密と、それにデッカードが絡んでいるという事?
あの若い娘の存在はなに?
全米では10/6に公開され、ボチボチとネタバレ情報も入りつつある(実はちょっと仕入れてしまった・・・・)だがこれ以上は入れずに公開日を待ちたい。