猿の惑星: 聖戦記(グレート・ウォー)が公開になるので、こちらもちょっとおさらい。
1968年の「猿の惑星」以降全5作作られ(1973年まで)、次にリメイク作品として2001年「PLANET OF THE APES/猿の惑星」が作られた。
その後、設定が異なる新たなものとしてリブート(再起動)企画されたのが今回のシリーズ。
猿の惑星: 創世記(ジェネシス) 2011年
監督 ルパート・ワイアット
あらすじ
製薬会社ジェネシス社で働くウィルは、ウイルスを用いたアルツハイマー遺伝子治療薬ALZ112を開発、メスチンパンジーのブライトアイズに投与して実験を進める。劇的に知能を向上させる結果となった。更なる試験の追加を申請している時にプライトアイズが暴れ、射殺されてしまう。
ブライトアイズは狂ったのではなく、身籠っていた子猿を守ろうとしていただけ。
研究を凍結されたウィルは、残された子猿を引き取り、シーザーと名付けて育てる。シーザーは目覚ましい知能の向上を示し、手話まで使えるようになる。父親のアルツハイマーを改善させる誘惑に駆られ、ALZ112を投与するウィル。父の認知症は著しく改善。
だが5年の月日の後、父の症状は戻り、却って悪化。父が近隣とトラブルを起こしたのを助けようと、相手を傷付けた事から、シーザーは霊長類保護施設に送られる。優れた知能を生かして、シーザーは施設内の猿たちのリーダーとなる。
一方ウィルは父親の実験結果を社長に報告し、治療薬の開発が再開される。より強力に改良されたALZ113が完成。社長は慎重論のウィルを無視してALZ113の量産を進める。
ウィルはシーザーを引き取ろうと施設に行くが、人間不信のシーザーはそれを拒絶。
施設の人間との対決で初めて「ノー!」と叫ぶシーザー。職員を倒して逃げ出したシーザーは、ウィルの自宅からALZ113を盗み出して仲間の猿に与える。実験で知能が向上したボノボのコバたちも施設から脱走。
ゴールデンゲートブリッジでの攻防も制して、シーザーたちは、橋を渡ってミュアウッズ国定公園に向かった。
後を追って来たウィルとの再会。ウィルが説得するが、シーザーはウィルとハグした後、仲間を率いて森に去って行った。
4分あらすじ版
猿の惑星: 新世紀(ライジング) 2014年
監督 マット・リーヴス
あらすじ
シーザーがミュアウッズ国定公園に逃げ込んでから10年後。
治療薬ALZ113は、猿には副作用がなかったが、ヒトにとってはそのウイルス因子により通称「猿インフルエンザ」を発症した。人類は大幅に数を減らし、文明は崩壊した。
シーザーは「猿は猿を殺さない」という掟を作って、平和な集落を統率していた。教育の整備により狩りの大規模化、手話・言葉によるコミュニケーションも発達。
そんなある日、集落に武装した人間が侵入して猿に怪我を負わせる事件が発生。シーザーは、ゴールデンゲートブリッジの向こうの人間の集落に軍隊を派遣して、猿の領域を侵すなと宣言。言葉を話す猿に驚愕する人間たち。
再び侵入した人間の一人マルコムを捕まえて事情を聞くシーザー。人間たちは燃料が尽きかけており、電力を使えるようにするため、猿の集落内の水力発電設備を使えるようにしたかった。仲間のドレイファスは猿を倒したいとの思いがあるが、それを制して作業の許可を求めるマルコム。人間の殲滅を進言するコバの言葉に悩みつつも作業を許可するシーザー。
数々のトラブルを経ながらも何とか作業が終わり、電力の供給が成功した。
自分の意見が通らなかったコバは、シーザーの息子ブルーアイズらも煽動して、人間から奪った銃を使い、シーザーを撃つ。そして自分が実権を握って人間の集落を攻撃。数で勝る猿に制圧される人間たち。
マルコムらに助けられたシーザーは、かつてウィルと住んでいた家に運び込まれ、そこで手術を受けた。一命を取り止めるシーザー。
ブルーアイズはコバから離反して戻り、人間の囚人を解放。
シーダーたちは苦戦しながらもコバたちを制圧。粛清されるコバ。
人間の軍隊が迫る中、猿と人間との全面戦争は避けられない。マルコムに別れを告げるシーザー。
4分あらすじ版
感想
オリジナルのシリーズは5話全て鑑賞済み。リメイク版も観た。
ただリブート版は「ジェネシス」しか観ておらず、今回の4分あらすじで何となく把握。
リブート版は最初「なんだフルCGか」と軽く思っていたが、実際に俳優が全く同じ動きをし、表情も顔面専用のカメラで撮って、それをデータ化してDGに落としており、実物感がハンパない。
メイキング映像
猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)
物語の中心は、薬物で知能を高められた母親から生まれたシーザー。一作目はその誕生と成長。二作目でリーダーとしてのシーザーの確立。
今回の三作目で、人類対猿の最終決戦という展開。予告編で出て来る少女がそのカギになる、という事か。
予告編