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Channel: 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)
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サイエンスZERO「もはやSFではない! “人工冬眠”研究最前線」NHK 1/15放送

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番組詳細まとめ

感想
人工冬眠は、SF小説などではお約束の様に利用されている(夏への扉とか)が、実使用にはハードルが高いと思っていた。
だがここまで研究が進んでいるとなると、少しワクワク♪

概要
司会  井上咲楽、浅井理
ゲスト 砂川玄志郎(理化学研究所)

ヘビ、カエル等の爬虫類は変温動物→冬眠する
恒温動物のクマ、リスも冬眠する。
シマリス平常時37℃ 心拍400回/分→冬眠時5℃ 心拍5回/分
人間への応用を期待(治療での時間稼ぎ)

マダガスカル島の「フトオコビトキツネザル」が冬眠するとの論文が出された(2004年)

マウスの視床下部(前腹側脳室周囲核)にあるQニューロンを刺激すると冬眠状態になる。QはQRPF(ペプチド)の事。
37℃→24℃、酸素消費量半分を数日維持。
人間にもQRPFがある→冬眠出来る可能性あり。

人類が冬眠していた痕跡が見つかった。
絶滅したホモ・ハイデルベルゲンシスにおいて、冬眠により骨の形成が止まる年輪模様が確認された。


Qニューロン以外でも冬眠状態になる例あり。
マウスに「チアゾリン類恐怖臭」を嗅がせると代謝が低下。
通常10分程度しか生きられない低酸素下で4時間生存。

また脳へのダメージも抑制されている。


ヒトへの応用時期は2040年頃を考えているという。
まず救急医療で数時間から数日間。長期が可能になれば急病時等に自分の意思で「任意冬眠」に入れる。
更に長期が可能になれば宇宙旅行への応用も可能。

 

 

 

今日の一曲
Love Grows Edison Lighthouse 1970
この女性の踊りが微妙に気になる・・・


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