感想
おぼん・こぼんの不仲説は一時期けっこう話題になって、和解番組も作られた。それを番組に利用するとはNHKも柔軟になった。
内受容感覚の鈍いヤツは相手に対する思いやりも弱い・・・なかなか示唆に富んでいる。
内容
司会 井上咲楽、浅井理
ゲスト 梅田聡
感情と体の密接な関係。
漫才コンビ「おぼん・こぼん」
おぼん:腹が立つとカーっと体や頭が熱くなる・・・・
人の感情はどのように生まれるのか。
脳の中の島皮質が感情に関わっている事が近年分かって来た。
島皮質(島回)の腫瘍を取った患者の表情がなくなった。
fMRIで可視化すると島皮質が、体・感情の異変があると反応。
脳と体の両方が合わさって感情が出来る(ループ)
それを伝えるのが自律神経(交感神経と副交感神経)
司るのが島皮質。
外受容感覚→目、鼻、耳等の情報
内受容感覚→痛み、痒み、心拍、呼吸、空腹、だるさ
体験→鼓動を感じることができるか(脈を取らずに)
個人差がある。一つの能力。
①内受容感覚の個人差を調べる
②他人の感情への共感→笑った人を見て笑える回数
①に優れた人は②の結果が良好
仲がいい集団ができる。島皮質は重要
感情と体の反応を実感する実験
感情による、体の部位の温度を測る。
怒り→お腹から頭にかけて温度が上がる
6~17歳の子供に対する実験→成長と共に反応が細やかに。
福岡 久山町。九州大による住民900人に対する調査
20の質問で内受容感覚に対する感度を数値化
慢性通との関係
気付きにくい人→体の異変に気付き難い
慢性痛が重症化しやすい
ホンネを語る練習→注意の焦点をお腹に向ける
仕事をして疲れた感覚→内受容感覚(感情も生まれる)
気付き過ぎも疲れる
過敏性腸症候群
内受容感覚へ意図的に刺激を与える。
・痛みを与える ・冷たい水を飲む ・ベルトで圧迫
刺激に慣れる。トレーニング→不安軽減、不快解消。
脳にも変化(訓練効果) 前頭前野との結び付き
内受容感覚は鈍感もだめ、過敏もだめ。
感情を、体を使って治せる。
精神症状と絡めて測定。
今日の一曲
Stories - Brother Louie 1973