名車再生!クラシックカー・ディーラーズ
「ランドローバー・ディフェンダー」BS11 4/23放送
感想
ランドローバーはイギリスのメーカーだけあって、007シリーズでもお馴染み。
アルミの電食は現役時代の構造設計で苦労した。
塗装やり直しても結局痛んで来るんだよな・・・
エドもマイクもかなり手間をかけてレストアしたが、意外に値がつかなかったのは残念(利益は5万程度)
アルミボディで年数の経ったものは微妙に表面のデコボコ感が取り切れず、全塗装しても高級感を損なう。
この辺りの価値判断をどうとらえ、対処して行くか。
単に利益を上げるだけではない、レストア側の楽しみがある。
内容
'80年代から作られている質実剛健なクルマ。
場所はボルトン。所有者のヤンさん。
ターボディーゼルから3.5ℓのV8ガソリンに乗せ換えたという。
ドア下部のサビは電食(表面のアルミがスチールのフレームに接触し電位差で腐食)によるもの。
シートには布カバー(中はひどい状態)
先方希望は3,500ポンドだったが交渉で3,000に。
エド:何か刺激が欲しいナー。
エンジンからもう少しパワーが欲しいと言うエドは、カムシャフトをハイカム仕様に交換するためエンジンの上半分を全分解。
外したカムシャフト(鋳鉄製)は摩耗だけでなく腐食もあり。
ハイカム仕様をネットで購入。バルブ開度が大きく長くなり20~30PSアップする。
左が新、右が旧
組立時には専用のオイルを付ける。バルブリフターも交換。
クランクを手回しして確認→大丈夫。その後始動。OK!
マイクは外装グレードアップ用の部品を専門店で購入。
ヘッドライトカバー、アロイホイールとタイヤも。
サイドとリヤのドアは中古品を組み付ける。
リヤに窓を追加するエド。まず補強材外し。
その後マスキングテープで位置決めをして線引き。目印用にドリルで穴を開けてからサンダーで切り取る。窓はポップリベットで取付け。
塗装前準備でボディを研磨(ボディはアルミ合金製)
部品を全て外し塗装準備。色はガンメタリック。
塗料は水性塗料として環境に配慮。
チェッカープレートは黒のパウダーコート。
費用一覧 円換算(\160/£)
CAR 3,000 480,000
CAMSHAFT 210 33,600
SIDE WINDOWS 138 22,080
REPLACEMENT DOORS 340 54,400
EXTERIOR & INTERIOR 409 65,440
RESPRAY 1,580 252,800
TOTAL 5,677 908,320
テストドライブはヘンリーオンテムズの通り。
ドロ道でなくて良かったヨ(エド)
強気に6,500ポンドで広告を打ったが反応なし。
かなり日が経ってからマーティンさんから連絡あり。
気に入った様子だが、手持ちが6,000ポンドしかないと言う。
天気いいしアナタもいい人そうだから、と握手するマイク。
マイク:最高にしようとつい欲張ったのが裏目に出ましたが、そうせずにはいられなかったのです・・・・
今日の一曲
The Blackbyrds Love is Love