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Channel: 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)
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NHKスペシャル「超常現象:科学者たちの挑戦」2014.3.22放送

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何の気なしに観ていて、途中からメモ。


プロローグで、かつてスプーン曲げで一世を風靡したユリ・ゲラーの現在の姿。



超常現象を科学的に解明しようとする団体がある。


生まれ変わり
2歳前後の子供が突然前世の記憶を話し始めるもの。9歳頃にはその症状も収まり、子供の記憶は薄れていく。大部分は家庭環境の中で植え込まれた架空の情報だが、中には解明出来ないものも存在する。


城内の超常現象
超常現象が良く発生すると言われる欧州の城で大規模な調査。全く温度、気圧等の変化がないのに複数のスタッフが背中に冷気を感じる。ネズミの実験でヘビのエキスをその近くに置くだけで背中の体温低下。
火の玉が出るという部屋で異常な電磁波を観測。人の脳に電磁波を加えると光が見えるという実験結果。


テレパシー
親しい間柄の者を被験者として、片方はMRI、他方の者には離れた場所でチェッカー模様の画像を断続的に見せる。 見せるタイミングでMRI情報が定期的に変動。


バーニングマンによる実験
7万人が集まって行う祭典があり、最後のクライマックスで巨大な人形が燃やされる。この意識集中を計測するために乱数発生器を6台配置。
乱数発生器の乱れは9.11事件の際にも見られた。
巨人が燃やされる合図が出た時に乱数発生が大きく偏る。これが自然に起こる確率は1/230万。人の意識が機械に影響を与えている。
乱数発生器の構造:量子論を利用。量子の動きを遮る壁を設定し、それがすり抜ける確率を1/2に調整して厳重にパッケージ。
イギリス、ケンブリッジ大のブライアン・ジョセフ博士(32歳でノーベル賞受賞)がこの件に関心を寄せている。
テレパシーも量子論を手掛かりに説明可能だと言う。
量子もつれ:2つの量子をぶつけると相互刺激を生じ、離れていても影響し合う。


番組まとめ
原因を合理的に模索するのが科学。これが未来の扉を開く。
不確かなものを解明し、理論に取り入れる。


感想
何となく観ている限りでは「へー、すごいな」という素直な印象だったが、テレパシーのくだりでは、全てのデータで各被験者の結果がピタリと合っていたわけではなく、元々あるピッチで上下を繰り返すのが脳波の特性なのかも知れない。

冷気の件は、ネズミの体温が下がったのは、嗅覚に作用したのかも知れないし、なんかむりやり組合わせた印象。


バーニングマンの実験も、量子が飛び出す可能性があるものは炎だったり、声だったりいろいろある筈であり、思念を量子と結びつける強い根拠に欠ける。

大マジメで取組んでいる学者がいるから、NHKでやるな、とまでは言わないけど、もう少し公共放送的な、バイアスのかからない編集をすべき、だなぁ。


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