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Channel: 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)
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名車再生!「ポルシェ993 タルガ」 BS11 8/20放送

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感想
ポルシェと言えばこのスタイル。
しかしバリオラム・システムなんて初めて聞いた。吸気効率のためだけにけっこうなアルミダイキャストのインテーク構成して、複雑なメカを搭載。その割りに駆動末端がプラスチックのチャチな部品。

どうも技術の使い方がアンバランスやね。
塗膜の厚さを計測して磨きをかけるとは、けっこう高度な事やってる。

内容
911シリーズ最後の空冷エンジン車として根強い人気のタルガ。
'96年製。水平対向6気筒3.6ℓ。可変吸気機構を持つ。
内装は痛んでおり外観も手入れされておらす、雑に扱われた。
試乗結果では、パワーが足りない。サスペンションもマルチリンクの割りに不安定。電動スポイラー動かず。12,000ポンドで買い取り。

本来のパワーを引き出すため、まずエンジンに着手するエド。
バリオラム・システム搭載。

エンジン回転に合わせてインレット・ポートの長さを変える。

中、低速は吸気脈動効果で理想的な状態とし、高速域では経路を短くして抵抗を減らしパワーアップ。そのメカがうまく作動せず。

途中の駆動系でなく末端のパイプを動かすステーの不良。ポルシェでは部品単販しておらず、中古品から外したものを取付け解決。

システム全体。


ショックとスプリングはマイクが手配したものに交換。

専用設計で部品はアルミブロックから削り出し。


電動リヤスポイラー不作動はスイッチ、モータは異常なく末端の歯車つぶれによるもの。

取り外して部品交換により解決。ホコリを呼び込まないためにドライ系の潤滑にする(グラファイト→要するに鉛筆の芯)


ライト、ステアリング、シフトノブ等は程度のいい中古品に交換。
ホイールは磨き直し。塗装は塗膜を赤外線計測器で計った結果25μm以上あったため、細目のコンパウンドで削りながら磨いた。


費用一覧                            円換算(\150/£)
Car                        12,000       1,800,000
Wheels & Tyres           820          123,000
Spare Parts                850          127,500
Polishing & Paint         850          127,500
Suspension               3,000          450,000
Total              £17,520  \2,628,000

テストドライブはヨークシャーデルーロ国立公園内のコースで、911愛好家のイベントに参加。
買い手はフランシスさん。2万ポンドに対し19,500ポンドで握手。

 

 

 


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